関東以西は春先のような暖かさ 21日からは今シーズン最長の寒波で真冬の寒さに急変
2026年1月18日、日本列島は季節外れの暖かさに包まれています。関東から九州にかけての広い地域で、春先を思わせるような穏やかな陽気が続いており、多くの地域で平年を上回る気温を観測しています。しかし、この心地よい天候は長くは続きません。21日(水)からは強い寒波が襲来し、気温は急激に低下して真冬の厳しい寒さへと一変する見込みです。
18日は関東以西で春先並みの気温を観測
18日の最高気温は、東京都心で13.4℃、大阪で12.8℃から13.9℃と、この時期としては高めの気温となっています。特に西日本では顕著で、高知の宿毛で18℃台、鹿児島の枕崎で19℃台に達するなど、3月の春先を連想させるような暖かさが広がっています。太平洋側を中心に気温が上昇し、多くの地域で日中は穏やかで過ごしやすい天気となりました。
この暖かさの背景には、暖気団の影響があります。全国的にほぼ平年並み~高い気温が続いており、特に関東甲信地方では埼玉県で平年差+8℃、栃木県と群馬県、長野県で+7℃と、大幅に平年を上回っています。西日本でも同様に平年より高い気温が観測されており、この時期としては異例の暖かさが特徴です。
19日は少し暖かさが控えめに、20日は小康状態
19日(月)になると、昨日ほどではないものの、まだ比較的穏やかな天気が続く見込みです。ただし、関東地方では気温が少し低下し、東京都心や横浜で約12℃、宇都宮や水戸で約9℃程度まで下がると予想されています。朝までは千葉県など南部や沿岸部でにわか雨の可能性もありますが、日中は晴れる見込みです。この日はまだ、今日ほどの暖かさは期待できないものの、冬らしい寒さというほどでもない、穏やかな気温が続くでしょう。
21日から急変:今シーズン最長の寒波が襲来
転機は21日(水)から訪れます。上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気は既に流れ込んでいますが、21日にはさらに強いマイナス9℃以下の寒気が流れ込む予想です。これにより、関東地方の気温は劇的に低下し、平野部でも最高気温が10℃に届かないほどになるでしょう。
22日(木)には前橋と宇都宮で5℃程度まで下がり、日差しがあっても体を震わせるような寒さになります。朝晩は都市部でも内陸部ではマイナス5℃くらいまで下がり、東京都心や千葉でも0℃未満の冬日となる日が出現する見込みです。
北部の山地では大雪のおそれ、厳しい冷え込みが続く
21日以降、平野部では晴れる予想ですが、北部の山地では湿った雪が降る可能性があり、大雪となるおそれが懸念されています。特に日本海側から流れ込む湿った空気が、山地で上昇気流を生じさせるため、予想以上の積雪になる可能性も排除できません。
朝の気温は極めて低くなり、21日ごろからは東京都心も0℃、水戸でマイナス5℃、草津では連日マイナス10℃を下回る厳しい冷え込みが予想されています。この寒波は少なくとも次の週末にかけて続く見込みであり、今シーズンで最も長く続く寒波となる可能性があります。
生活への影響と対策
18日から20日にかけては、この穏やかな暖かさを活用して、洗濯物を干したり、外での活動を行ったりするのに適した天気が続きます。ただし、20日以降は急速に冷え込むため、暖房器具の準備や防寒衣料の用意を急いだ方が良いでしょう。
特に懸念される点としては、水道管の凍結が挙げられます。朝の冷え込みが激しくなると、屋外の水道管が凍結し、水が出なくなる可能性があります。事前に保温材を巻くなどの対策を施しておくことをお勧めします。また、路面の凍結による交通事故の増加も予想されるため、運転時には特に注意が必要です。
気象データが示す暖かさの程度
18日の気象観測データを見ると、関東甲信地方で極めて高い気温偏差が記録されています。館野観測所では最低気温が4.2℃で平年差+7.7℃、八丈島では最低気温が9.0℃で平年差+8.8℃に達しています。西日本でも福岡で7.0℃の最低気温で平年差+10.2℃、鹿児島で8.6℃で平年差+8.4℃と、大幅に平年を上回っています。
こうしたデータは、18日の暖かさが単なる通常の変動ではなく、異例の暖かさであることを明確に示しています。この季節外れの暖かさから、わずか数日で真冬の厳しい寒さへと急変する、劇的な気象変化が予想されるのです。
今後の天気予報と注意点
向こう一週間の天気予報によると、23日(金)以降も寒い状態が続く見込みです。気象庁は、この寒波の影響で北日本から東日本にかけて大雪や吹雪のおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。北海道や東北地方では、既に冬日や真冬日の地点が増えており、山地では急速に降雪が増える可能性があります。
春を思わせるような18日の穏やかな陽気は、あと数日で記憶の彼方へと消え去り、本格的な冬の厳しさが戻ってくることになるでしょう。気象の急激な変化に備え、防寒対策を万全に整えておくことが重要です。



