広島駅南口が生まれ変わる!エールエールHIROSHIMAが3月5日リニューアルオープン

広島駅の顔となる南口エリアが、大きな変革を迎えようとしています。エールエールA館は「エールエールHIROSHIMA」に名称を変更し、1999年の開業以来最大規模のリニューアルを3月5日に実施することが発表されました。同日には、広島駅とエールエールを直結する新しいペデストリアンデッキも供用開始となり、広島駅周辺の回遊性が大きく向上することが期待されています。

駅とエールエールを直結する新しい動線が誕生

これまで広島駅からエールエールへ向かう場合、一旦地下通路に降りるか、遠回りに地上の歩道を通るしかありませんでした。しかし、今回のリニューアルに伴い、広島駅南口の2階中央アトリウム空間とエールエールA館2階部分を結ぶ、長さ約29メートルのペデストリアンデッキが整備されます。このデッキは広島駅ビルと施設2階フロアを接続し、3月5日から利用可能になります。

広島駅周辺の回遊性向上を目的とした取り組みであり、工事関係者は「路面電車やペデストリアンデッキで南口が変わった」と述べています。このペデストリアンデッキを通じて、広島駅のにぎわいが周辺地域にも広がっていくことが期待されているのです。

福屋とエールエールが融合した新業態「デパートメントモール」

リニューアルの特徴は、百貨店の総合性やサービス水準と、ショッピングモールの多様なテナント構成・回遊性を融合させた「デパートメントモール」というハイブリッド型商業施設を実現する点にあります。福屋広島駅前店は、これまでの百貨店のコンセプトから「日常使い」を重視した店舗構成へと舵を切ります。

福屋広島駅前店の2階がグランドフロアとなり、これまで1階で展開していたコスメを2階に移動させます。さらに、新たに16の新規テナントが導入され、商業施設としての魅力が飛躍的に高まります。ペデストリアンデッキからつながる館内通路にはスターバックスコーヒーも出店予定で、訪問者の利便性が向上します。

また、平均単価3~5万円のアクセサリーを展開するブランドが新たに4店舗導入されるなど、多様な消費ニーズに対応した施設へと進化します。

広島市立中央図書館が移転オープン

さらに注目されるのが、2026年度初旬にエールエール8~10階フロアに広島市立中央図書館、広島市映像文化ライブラリー、広島市郷土資料館サテライトが移転・オープンするという点です。広島の文化・知識の拠点が広島駅直結の施設に設置されることで、より多くの市民にアクセスしやすくなります。

1999年開業以来の大規模改装

エールエール(旧エールエールA館)の改装は、2023年秋から継続的に進められてきました。隣接する広島駅ビルが5年の月日をかけて建て替えされたのに対し、営業を続けながら段階的にリニューアルを進めるという困難な課題に取り組んできたのです。1999年の開業以来初となる大改装であり、四半世紀以上にわたる歴史の中で、最も大きな転換点となります。

広島駅南口全体の再整備が進行中

2026年には広島駅南口広場の再整備工事も継続されます。広島駅から猿猴川方向へと向かう新しい動線が形成されることで、駅周辺エリア全体の利便性と魅力が大幅に向上する見通しです。路面電車が乗り入れる広島駅2階の中央アトリウム空間からペデストリアンデッキを通じてエールエールへアクセスできるようになることで、広島駅は単なる交通ターミナルから、人々が時間を過ごし、回遊できるスポットへと進化するのです。

市民生活を支える複合機能施設へ

エールエールHIROSHIMAのコンセプトは「日常使い」にあります。高級ブランドの集積地としてではなく、市民の日々の生活に必要な商品やサービス、そして文化・知識の拠点を一つの施設に集約することで、広島駅南口がより身近で利用しやすい空間となるのです。

このように、広島駅南口エリアは2026年春を機に、大きな変容を遂げようとしています。3月5日のエールエールHIROSHIMA オープンと新しいペデストリアンデッキの供用開始は、広島の都市構造そのものを変える重要な節目となるでしょう。

参考元