年始の高尾山で目撃された”異変” 迷惑行為をする中国人観光客が大幅に減少

東京都八王子市にある高尾山は、年間登山客数が世界一ともいわれる人気の観光スポット。都心から約1時間の立地で豊かな自然が楽しめることから、インバウンド観光地としても注目を集めています。しかし2025年の正月三が日には、外国人観光客によるマナー違反が多く発生し、地域住民との軋轢が大きな問題となっていました。

昨年の正月は深刻なマナー問題が多発

特に批判が集まったのは、中国人観光客によるマナー違反が目立っていたことです。高尾山の初詣客から寄せられた報告によると、ケーブルカーの乗車待ちの列で深刻な問題が起きていました。

聞き込み調査で明らかになった具体例としては、以下のような行為が報告されています。

  • 列に並ばずに割り込みをする中国人らしき団体客
  • 注意を受けても応じない観光客
  • 「子どもが疲れているから先に乗せてほしい」「予定があるから早く帰りたい」などと言って、列を無視して乗ろうとする客
  • 購入した団子の串などを道端に捨てるなどのポイ捨て行為

オーバーツーリズムの影響により、初詣シーズンの高尾山は大混雑していましたが、昨年はこうしたマナー違反に対する苦情が相次いでいたのです。

政治的背景が転機に

状況が大きく変わったのは、2025年末のことです。高市早苗総理による国会答弁での「台湾有事」に関する発言を受け、中国政府が一部の旅行会社に日本への団体旅行をこれまでの6割に減らすよう指示し、さらに団体旅行を廃止させたと報じられています。この政治的な動きが、その後の観光客数に直結することになりました。

2026年の正月は劇的に改善

年も改まり、2026年の正月三が日に高尾山を訪れてみると、状況は大きく変わっていました。外国人観光客の数が前年比で2割から3割ほど減少したというのです。

初詣に訪れた参拝客からは、以下のような証言が聞かれました。

「昨年に比べて外国人は少ないと思います。とはいっても全くいないわけではなくて、2割から3割ほど減少したのではないでしょうか。特にマナーが悪い人は見かけませんでした。」

「毎年高尾山に初詣に来ていますが、去年はケーブルカーの列に並ばずにごねる中国人っぽい団体客がいました。横から急に割り込んできて、注意しても日本語が分からないのか聞いてくれませんでした。ただ、今年は全然見かけません。いい傾向だと思います。」

完全には消えていない外国人観光客

ただし、外国人観光客が完全に姿を消したわけではありません。減ったとはいえ、初詣に訪れる外国人は依然として多く、新年を祝う日本の文化を楽しんでいるようです。

高尾山は、初詣シーズンを含め通年で外国人に人気の観光地。ケーブルカーも長蛇の列で大混雑していたほか、山道も渋滞し、山頂にも人がいっぱいという状況は変わっていません。昼ごろでも駅から高尾山に向かう人々の歩みは絶え間なく続いていました。

マナー向上がもたらす地域への好影響

特筆すべきは、外国人観光客の数の減少と同時に、マナー違反による迷惑行為がほぼ報告されなくなった点です。昨年ケーブルカーで割り込み騒ぎを起こしていた中国人らしき団体も、今年は見かけないとのことです。

これにより、地域住民や他の参拝客からは安堵の声が上がっています。観光客と地域住民の共存という課題に対して、一つの転機が訪れたとも言えるでしょう。

インバウンド観光の今後

高尾山のようなオーバーツーリズムが問題となっている地域では、観光客数の管理とマナー向上のバランスが重要な課題です。今回の事例は、政治的な背景により団体旅行が減少し、その結果として迷惑行為が大幅に減少したという興味深いケースとなっています。

引き続き、高尾山を含む日本の観光地がどのように訪問者を受け入れ、地域との関係を構築していくかが注視されます。

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