天海祐希、キントリ大阪凱旋で関西弁あいさつ 「おもろかったやろ?」に客席が大歓声

人気ドラマシリーズの完結編となる映画『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』の大ヒットを受けて行われている「大感謝ツアー」が、大阪でも開催されました。
舞台挨拶には主演の天海祐希さん、共演の田中哲司さん小日向文世さんが登壇し、関西の“キントリファン”と温かい時間を過ごしました。

関西ファン熱狂の一言「おもろかったやろ?」

大阪での舞台挨拶で何より印象的だったのは、天海さんの関西弁でのあいさつでした。
上映後に姿を見せた天海さんは、客席に笑顔を向けながら「おもろかったやろ?」と気さくに問いかけ、会場は一気に大きな拍手と歓声に包まれました。

真壁有希子として、これまでテレビシリーズ4作とスペシャルドラマ2作、そして劇場版と、約12年にわたり“キントリ”を引っ張ってきた天海さん。
その集大成となる作品を、大阪のファンとともに笑顔で振り返る姿には、シリーズへの深い愛情と感謝の気持ちがにじんでいました。

「キントリ」12年の歴史に一区切り シリーズ完結への思い

『緊急取調室』は、可視化設備の整った特別取調室を舞台に、叩き上げの取調官・真壁有希子と、取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称:キントリ)」の活躍を描く人気シリーズです。

連続ドラマ4作品とスペシャルドラマ2作品を経て築き上げられた世界観は、「心理戦」をじっくり見せるスタイルで、多くの視聴者を惹きつけてきました。
そして2025年には、ドラマ第5シーズンと連動する形で、ついに劇場版『緊急取調室 THE FINAL』が公開。シリーズはここで一つの完結を迎えます。

大阪での舞台挨拶で、天海さんは観客に向けて、これまで作品を支えてきたファンへの深い感謝を丁寧な言葉で伝えました。

「12年間、『緊急取調室』を愛してくださった皆さん、本当にありがとうございました。…真壁有希子とはこれでお別れになりますが、いつまでも皆さんの心に『緊急取調室』があると幸せです」

静かながらも力強いそのコメントに、客席からは温かい拍手が送られ、作品とキャストに対する“ねぎらい”の空気が会場全体を包みました。

大阪舞台挨拶の様子:笑いと感謝が詰まったひととき

大阪での「大感謝ツアー」は、TOHOシネマズ梅田での上映後に開催されました。
登壇したのは、主人公・真壁有希子役の天海祐希さん、キントリを取りまとめる管理官・梶山を演じる田中哲司さん、そして真壁を支える取調官・小石川役の小日向文世さんの3人です。

舞台挨拶では、作品の見どころや撮影裏話だけでなく、12年間にわたるシリーズの歩みを振り返るトークも行われました。
登壇者それぞれが、共演者やスタッフとの思い出、そしてファンからの支えの大きさを、言葉を選びながら語っていきます。

特に天海さんは、シリアスな役柄とは対照的に、舞台挨拶では明るく朗らかな表情を見せる場面が多く、合間にはユーモアも交えながら会場を和ませていました。
その一方で、「このキャンペーンが終わると本当に全てが終わってしまう。本当に寂しい」という率直な思いも口にしており、シリーズへの強い思い入れが伝わってきます。

映画『緊急取調室 THE FINAL』とは

劇場版『緊急取調室 THE FINAL』は、これまでのシリーズ同様、特別取調室での濃密な会話劇を軸にしながら、シリーズ最大級のスケールと緊張感を打ち出した作品です。

物語の中心となるのは、キントリチームが現職の内閣総理大臣の取り調べに挑むという、前代未聞の事件。
長年にわたり数々の容疑者と心理戦を繰り広げてきた真壁有希子たちが、国家の中枢にいる人物の“真実”にどう迫っていくのかが、大きな見どころとなっています。

キャストには、シリーズを支えてきたおなじみの顔ぶれが勢ぞろい。

  • 天海祐希(真壁有希子役)
  • 田中哲司(梶山管理官役)
  • 小日向文世(小石川刑事役)
  • 速水もこみち
  • 鈴木浩介
  • 大倉孝二
  • 塚地武雅

に加え、劇場版からの参加として佐々木蔵之介さん石丸幹二さんら実力派が顔をそろえています。

公開後は、12日間で観客動員55万人・興行収入7億5000万円という大ヒットを記録しており、シリーズの人気の高さと、長年のファンの思いが数字にも現れています。

「市川猿之助 vs 天海祐希」だからこそ生まれた緊張感

映画の評価の中で、特に強調されているのが「市川猿之助 vs 天海祐希」という対峙の構図です。
ある映画レビューでは、「この作品は、市川猿之助さんと天海祐希さんだからこそ成り立った」とまで評されており、二人の演技が作品の根幹を支えていると高く評価されています。(ユーザーレビュー要旨)

真壁有希子として、これまで多くの難事件に立ち向かってきた天海さん。
そこに、独特の存在感と強烈な個性を持つ市川猿之助さんが対峙することで、取調室のシーンにはこれまで以上の緊迫した心理戦が生まれています。
「言葉」と「沈黙」だけで観客を引き込む空気感は、この二人の俳優が向き合うからこそ生まれたものだと感じる観客も多いようです。(レビュー内容の要約)

レビューでは、取調室でのやり取りが「まるで舞台のような密度」と表現されており、カメラワークやセリフの応酬を含め、シリーズの集大成にふさわしい“濃さ”があるとされています。(レビュー内容の要約)

「自分に厳しい」天海祐希の現場での姿

大阪での舞台挨拶では、共演陣から見た天海祐希さんの人柄についても話題が及びました。
報道によれば、天海さんは「NGが続くと自分のここを叩く」と笑いながら打ち明けるなど、ストイックさとユーモアが同居したエピソードが披露されています。

共演者からは「天海さんは自分にとても厳しい」との声も上がっており、主演として作品を引き締めつつ、周囲に対しては気配りを欠かさない姿がうかがえます。
そうした姿勢があるからこそ、長く続いたシリーズにおいても、作品のクオリティが維持され、キャスト・スタッフが一丸となれたのだと言えるでしょう。

ファンとともに歩んだ12年、その“ラスト”を見届ける時間

大阪での「大感謝ツアー」は、単なる宣伝イベントではなく、ファンと共に「緊急取調室」のラストを噛みしめる場になっていました。
関西弁での「おもろかったやろ?」という一言も、ただの盛り上げではなく、長年支えてくれたファンへの“親しみ”を込めたあいさつとして、観客の心に届いたようです。

シリーズ完結は寂しさも伴いますが、天海さんは最後まで前向きな言葉で締めくくりました。
「今日の出会いを大切にしていきたい」「いつまでも皆さんの心に『緊急取調室』があると幸せ」と語る姿からは、作品を愛し、ファンを大切にするまっすぐな思いが見てとれます。

ドラマから映画へと続いた12年の歳月の中で、真壁有希子は、多くの視聴者にとって忘れがたいキャラクターになりました。
その“最後の事件”を描く『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』は、シリーズをずっと追いかけてきたファンにとっても、映画から初めて触れる人にとっても、人間の「本音」と「信念」に向き合う作品として心に残る一本になりそうです。

参考元