『葬送のフリーレン』第2期、本PV解禁 “南の勇者”役に井上和彦 圧巻の演技とMrs. GREEN APPLE新OPで期待高まる

人気テレビアニメ『葬送のフリーレン』第2期の本PVが公開され、新キャラクターである“南の勇者”の声を、ベテラン声優井上和彦さんが担当することが発表されました。 また、オープニングテーマはMrs. GREEN APPLEによる新曲「lulu.」に決定し、映像とともにお披露目されたことで、ファンの間で大きな話題となっています。

完成披露上映会でサプライズ発表 会場がどよめいた“南の勇者”解禁

1月11日に都内で行われた『葬送のフリーレン』第2期の完成披露上映イベントでは、第1話・第2話が世界最速上映され、フリーレン役の種﨑敦美さん、フェルン役の市ノ瀬加那さん、シュタルク役の小林千晃さんが登壇しました。

イベント終盤、本PVがスクリーンに映し出されると、かつて魔王軍と戦い“人類最強”と謳われた重要人物・南の勇者が登場。そのキャラクターボイスが初公開され、さらに、その声を務めるのが井上和彦さんであることが明かされると、会場からは驚きと歓声があがりました。

イベントでは、その直後に井上さん本人がサプライズ登壇。主要キャスト陣も事前に知らされていなかったようで、ステージ上で本気の驚きのリアクションを見せた様子が伝えられています。

「台詞が多くないからこそ難しい」 井上和彦が語る“南の勇者”という存在

公式コメントの中で、井上和彦さんは『葬送のフリーレン』への参加について、率直な喜びとともに、南の勇者という役への向き合い方を語っています。

  • 葬送のフリーレンに参加できて光栄です。南の勇者役をやらせていただきました。
  • 台詞が沢山あるわけではなかったので、その分難しい役でした。
  • 静かな覚悟を持った人。後で『なるほど』と思っていただけるよう、演じさせていただきました。

南の勇者は、物語の時間軸よりも以前に魔王軍と戦い、“人類最強”と呼ばれた伝説的な存在として描かれます。 セリフ量よりも、佇まいや間、声のニュアンスで多くを語るようなキャラクターであり、井上さんはその「静かな覚悟」を声だけで表現する、非常に繊細な芝居に挑んでいるようです。

この「台詞が少ないからこその難しさ」という言葉からは、長年多くの名キャラクターを演じてきた井上さんならではの、芝居への真摯な姿勢がうかがえます。

種﨑敦美・市ノ瀬加那・小林千晃も「ヤバい」と絶賛 衝撃の演技

完成披露上映会に登壇したフリーレン役の種﨑敦美さん、フェルン役の市ノ瀬加那さん、シュタルク役の小林千晃さんは、第2期の映像を客席で一緒に観たうえでトークに参加しました。

井上和彦さんが演じる南の勇者について、3人はその演技に対して「ヤバいんです」と口をそろえて衝撃を語ったとされています。 具体的なセリフやシーンについて詳しい内容は明かされていないものの、短い登場ながら強烈な印象を残すキャラクターであることがうかがえ、ファンからの期待も一層高まっています。

特に、物語上重要なポジションにいる南の勇者は、原作読者の間でも第2期での登場が以前から注目されていたキャラクターです。 その役を、これまで『NARUTO -ナルト-』のはたけカカシ役や『名探偵コナン』の白鳥任三郎役などを務めてきた井上さんが演じるというキャスティングは、「納得」と「驚き」が同時に押し寄せるような発表といえそうです。

「南の勇者」とはどんなキャラクターか

今回本PVで映像と声が初解禁された“南の勇者”は、『葬送のフリーレン』の世界の中で、かつて魔王軍と戦った“人類最強”と謳われる存在です。

昨年公開された第2弾PVでは、南の勇者らしき人物が一瞬映るだけでしたが、その短いカットだけでも原作ファンの間で大きな話題となっていました。 今回の本PVでは、よりはっきりとした姿と声が披露され、アニメ第2期で物語に大きなインパクトを与えるキャラクターとして描かれることが強調されています。

ストーリーの詳細な展開はPVの段階では明かされていないものの、“静かな覚悟を持った人”という井上さんのコメントから、派手さよりも、その生き様や決意が胸に迫るタイプのキャラクターであることが想像できます。

第2期本PV公開 旅を続けるフリーレンたちと新主題歌「lulu.」

本PVでは、フリーレン、フェルン、シュタルクが旅を続ける中で出会うさまざまな場面がテンポよく描かれています。 魂の眠る地《オレオール》を目指しながら、彼らがどのような人々、出来事と出会い、どんな選択をしていくのか、その断片が映像として盛り込まれています。

さらに、PVの中では第2期のオープニングテーマも同時に解禁。担当するのは、人気バンドMrs. GREEN APPLEで、新曲「lulu.」が使用されています。

ボーカルの大森元貴さんは、この楽曲について次のようにコメントしています。

  • 「原作から大好きで拝読させていただいていたので、光栄です。」
  • lulu.という楽曲は 誰かから誰かへ、命や宝物、思い出、意思が受け継がれ、脈々と今日に繋がって、またその明日へ。
  • 「そして故郷を胸に秘めて前に進む強さを描いた楽曲です。」

『葬送のフリーレン』という作品がテーマとして描いてきた、「受け継がれていく想い」や「過去と現在、そして未来のつながり」といったモチーフと、楽曲のコンセプトがしっかり重なっていることがわかります。

大森さんは「『葬送のフリーレン』の1ファンとして、今期に描くたくさんのシーンが既に楽しみで仕方ありません」と語り、「ぜひ、lulu.も合わせてお楽しみいただけますと嬉しいです。」とコメントを結んでいます。

『葬送のフリーレン』第2期の基本情報

原作『葬送のフリーレン』は、山田鐘人さん(原作)、アベツカサさん(作画)による漫画作品で、「週刊少年サンデー」で連載中の“後日譚ファンタジー”です。

物語は、勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された後の世界を舞台に、千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンが、「人の心を知る旅」に出るところから始まります。 道中で、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使い・フェルン、戦士・シュタルクらと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指す長い旅が描かれます。

第2期は、日本テレビ系全国30局ネットで、1月16日より毎週金曜23:00から放送開始予定です。

スタッフ・キャストは以下の通りです。

  • 監督:北川朋哉
  • 副監督:原科大樹
  • シリーズ構成・脚本:鈴木智尋
  • キャラクターデザイン:高瀬丸/小嶋慶祐/藤中友里
  • アニメーション制作:マッドハウス
  • フリーレン:種﨑敦美
  • フェルン:市ノ瀬加那
  • シュタルク:小林千晃
  • ヒンメル:岡本信彦
  • ハイター:東地宏樹
  • アイゼン:上田燿司
  • 南の勇者:井上和彦
  • ゼーリエ:伊瀬茉莉也

井上和彦がもたらす“重み” ベテランならではの存在感に期待

南の勇者は、物語の「現在」にはすでに伝説的存在として語られる人物であり、その生き様は物語全体に静かな影を落としています。 その役を、多くの作品で「静かな強さ」や「内に秘めた覚悟」を演じてきた井上和彦さんが担うことで、第2期のドラマ性はさらに深まっていきそうです。

言葉数は多くなくとも、その一言一言に重みを持たせる芝居が求められるキャラクターに対し、「後で『なるほど』と思っていただけるように演じた」という井上さんのコメントは、視聴者に向けた静かな約束のようにも感じられます。

完成披露上映会に参加したキャスト陣が「ヤバい」と語ったその演技が、放送本編の中でどのような感情を呼び起こすのか、第2期の大きな見どころのひとつになりそうです。

OP「lulu.」とともに描かれる、“受け継がれていく想い”

『葬送のフリーレン』は、勇者一行の「旅の後」を描く作品でありながら、そこで終わったはずの物語が、別の形で未来へと受け継がれていく様子を丁寧に描いてきました。

Mrs. GREEN APPLEの新曲「lulu.」は、「誰かから誰かへと受け継がれる命や思い出」「故郷を胸に秘めて前に進む強さ」をテーマにしており、そのコンセプトはフリーレンたちの旅路、そして南の勇者のような“過去の英雄たち”の物語とも深く共鳴しています。

第2期では、新たな出会いと別れはもちろん、これまでの旅で積み重ねられてきた記憶や約束が、どのようにキャラクターたちの選択に影響していくのかも注目ポイントとなるでしょう。PVで流れる「lulu.」の一部だけでも、その優しくも力強いサウンドが、作品の世界観を包み込んでいる様子が感じられます。

放送開始目前 “南の勇者”とともに新たなフェーズへ

第2期の本PV解禁と、新キャラクター“南の勇者”役・井上和彦さんの発表、そしてMrs. GREEN APPLEによる新オープニングテーマ「lulu.」の公開により、『葬送のフリーレン』は物語としても、アニメ作品としても、ひとつ新しい段階へと踏み出した印象があります。

フリーレンたちが出会う人々の中には、もうこの世にはいない者もいれば、名前だけが語り継がれている英雄もいます。そのひとりである南の勇者が、どのような「静かな覚悟」を抱え、どんな想いを未来へ託したのか――。井上和彦さんの声が、それをどのように伝えてくれるのか、多くの視聴者が固唾をのんで見守ることになりそうです。

参考元