侍ジャパンWBC連覇へ始動 井端弘和監督が語る“大谷翔平の打順”と「センター問題」

侍ジャパンが、2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇へ向けて本格的に動き出しています。井端弘和監督は、すでに「メンバーはほぼ固まっている」と語り、なかでも注目を集めているのが「打者・大谷翔平」の起用法と、チームの懸案とされる「センター問題」です。また、夕方から始まった“大谷グッズ争奪戦”が瞬く間に完売するなど、日本国内では再び大谷翔平フィーバーが巻き起こっています。

この記事では、最新の侍ジャパン情報をもとに、井端ジャパンが描くWBC連覇への青写真と、鍵を握る選手たち、そしてファンの熱狂ぶりを、やさしい言葉でわかりやすく整理してお伝えします。

2026年WBCに向けた侍ジャパンの現状

2026年3月に開催予定のWBCに向け、侍ジャパンはすでに第一陣メンバーとして投手8人を発表しています。これは、日本野球機構(NPB)と侍ジャパンオフィシャルが公表した情報に基づくもので、現在確定しているのは以下の投手陣のみです。

  • 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)
  • 菊池雄星(ロサンゼルス・エンゼルス)※WBC初選出
  • 松井裕樹(サンディエゴ・パドレス)
  • 伊藤大海(北海道日本ハムファイターズ)
  • 大勢(読売ジャイアンツ)
  • 種市篤暉(千葉ロッテマリーンズ)
  • 平良海馬(埼玉西武ライオンズ)
  • 石井大智(阪神タイガース)

この8人はいずれも投手であり、野手はまだ正式発表前です。井端監督は、残りのメンバーについては各球団との調整や選手のコンディションを見極めながら、最終的なロースターを固めていく方針を示しています。

一方で、メディアのインタビューなどでは、監督自身が「メンバーはほぼ固まっている」という趣旨の発言もしており、野手陣の構想はすでに頭の中では完成に近い状態であることがうかがえます。この記事では、その構想の中核となるポイントを、「大谷翔平の起用法」と「センター問題」に絞って整理していきます。

鍵を握るのは「打者・大谷翔平」 井端監督が示唆する“2番起用”

WBC連覇への最大のキーマンは、やはり大谷翔平です。今回はすでに投手として代表入りが決まっていますが、前回大会同様、「投打二刀流」だけでなく、打線の中軸を担う打者としての起用法にも大きな注目が集まっています。

報道によれば、井端監督はインタビューの中で「2番というのもありかな」とコメントし、大谷の2番打者起用案に言及したとされています。前回大会では、大谷は主に3番やクリーンアップを務めていましたが、近年の野球では「最強打者を2番に置く」打順構成がメジャー、NPBともに一般的になっています。

大谷を2番に置くメリットとして考えられるのは、次のような点です。

  • 打席数が増える:打線の上位に置くことで、1試合あたりの打席機会が多くなる。
  • 走者を置いた場面が増える:1番打者が出塁した直後に大谷を迎えられるため、長打力をより得点に結びつけやすい。
  • 相手バッテリーへのプレッシャー:試合の早い段階から相手投手に大きな負担を強いることができる。

一方で、3番・4番に置いて典型的なクリーンアップとして起用する形も依然として有力です。井端監督がどのようなメンバー構成で、誰を1番・3番・4番に据えるかによって、大谷の打順は柔軟に変わる可能性があります。

現時点で野手の正式発表はありませんが、過去の強化試合や報道ベースでは、鈴木誠也村上宗隆岡本和真といった長打力のある選手が引き続き主軸候補として名前を挙げられています。 これらの選手と大谷をどう組み合わせるかが、打線の最大のポイントになりそうです。

「センター問題」の切り札候補・森下翔太 井端監督の青写真

もう一つの大きなテーマが、外野、特にセンターラインの人選です。前回大会で中堅を守ったラーズ・ヌートバーが今回は手術の影響などで出場が難しいとみられ、センターを誰に託すのかは、侍ジャパンにとって大きな課題となっています。

そこで「切り札候補」として名前が挙がっているのが、阪神タイガースの森下翔太です。強化試合でもセンターを守る場面があり、打撃力と守備力のバランスを評価する声が増えています。 井端監督もインタビューで、森下の起用を含めたセンター構想について語っており、「センター問題」の有力な解決策として見られています。

一方で、国際大会の日本の戦略として重視されてきたのが、「走塁力」や「守備重視」のセンター起用です。過去の大会を振り返っても、外野守備と走塁に優れた選手を1人はベンチに置いておく構成が多く、今回も同様の方針が予想されます。

報道や専門メディアの予想では、センター候補として以下のような名前が挙がっています。

  • 森下翔太:打撃力が魅力の外野手。センター守備にも挑戦中。
  • 周東佑京:足と守備を武器とする外野手。メインのセンター候補と見る向きもある。
  • 五十幡亮汰:代走・守備要員としての期待が高い俊足外野手。

森下を「打てるセンター」としてスタメン起用し、試合終盤は周東や五十幡を守備固め・代走で投入する、といった組み合わせは、短期決戦ならではの現実的なプランとして考えられます。井端監督も、「大勝負でのミスをいかに減らすか」という観点から、守備と走塁を含めたトータルバランスを重視していると報じられています。

「鬼門の初戦」「二遊間の構成」──井端監督が重視するポイント

井端監督が語る「青写真」のなかで、もう一つ重要なのが「鬼門の初戦」です。2026年WBCで日本が入るプールは、韓国/オーストラリア/チェコ/台湾などを含むグループとされており、初戦は台湾戦が予定されています。

国際大会では、初戦の出来がその後の流れを大きく左右することから、監督・選手ともに非常に神経を使うポイントです。井端監督も、初戦での「入り方」、特に守備のミスや走塁ミスをいかに抑えるかを重要視していると伝えられています。

その中で鍵を握るのが、二遊間(セカンドとショート)です。かつては坂本勇人源田壮亮が長年にわたり日本のショートを支えてきましたが、次世代のショートをどう起用するかが大きなテーマになっています。

各種予想や解説では、二遊間候補として、

  • 牧秀悟(セカンド/一塁も可)
  • 中野拓夢(ショート/セカンド)
  • 小園海斗(ショート/セカンド)
  • 村林一輝(ショート/セカンド)
  • 牧原大成(内外野ユーティリティ)

といった名前が挙がっています。井端監督は、守備力だけでなく、打撃とのバランス、打順の組み立ても含めて総合的に判断していくとみられます。

特に短期決戦では、「守備の安定感」が何よりも重要です。大勝負の場面でのエラーが、一気に試合の流れを変えてしまうことも少なくありません。井端監督のコメントからも、「大勝負でのミス」を最小限に抑えることを念頭に、堅実な二遊間を形成しようとしている姿勢が読み取れます。

「投手力で世界一連覇」──投手陣に込められた狙い

今回、第一陣として発表されたのが投手8人のみという点からも分かるように、2026年WBCの侍ジャパンは投手力を前面に押し出したチーム作りを進めています。

大谷をはじめ、菊池雄星・松井裕樹らメジャーで実績のある投手と、平良海馬・種市篤暉・大勢などNPBを代表する実力派投手がバランスよく選出されています。 短期決戦のWBCでは、先発だけでなく、中継ぎ・抑えを含めた継投の柔軟性が勝敗を左右するため、この構成は非常に理にかなったものと言えます。

また、井端監督は、WBC特有の使用球への対応を重視しており、国際球への適応力や、短い調整期間でも力を発揮できる投手を優先的に選んでいるとされています。 最終的なロースターは2026年1月中旬に確定する見込みで、今後さらにメジャー組やNPB組から投手・野手が追加発表される予定です。

夕方から始まった“大谷争奪戦” 瞬殺完売が示す国内の熱狂

侍ジャパンの編成が進む一方で、日本国内では大谷翔平への熱狂が再び高まっています。ニュースによると、ある日の夕方から、大谷翔平関連グッズやチケットなどを巡る“争奪戦”が始まり、オンライン販売などでは「瞬殺」といえるスピードで完売したと報じられています。

販売開始時間になると、SNS上では

  • 「アクセスが全然つながらない!」
  • 「カートに入ったのに決済で落ちた……」
  • 「買えた人、うらやましすぎる」

といった声が相次ぎ、購入できたファンからは思わず「うぉぉおぉぉ!!」と叫びたくなるような歓喜の投稿も見られたと伝えられています。こうした反応からも、WBCの舞台で再び日本代表のユニホームに袖を通す大谷への期待が、どれだけ大きいかがうかがえます。

前回大会での劇的な優勝シーン、そして大谷が世界中のファンを魅了してきた活躍が、2026年のWBCに向けて再び記憶を蘇らせています。侍ジャパンの一員としてマウンド・打席に立つ大谷の姿を一目見ようと、多くのファンがチケットやグッズに殺到するのも、決して不思議なことではありません。

井端ジャパンが目指すもの──「守り勝つ」野球と大谷翔平の存在感

ここまで見てきたように、侍ジャパンは

  • 大谷翔平を中心とした強力打線
  • 投手力主体の継投重視の戦い方
  • センターや二遊間に代表される守備の安定
  • 初戦からの「ミスをしない野球」

という4つのポイントを押さえながら、連覇への準備を進めています。

井端弘和監督は、自身も現役時代に堅実な内野守備と勝負強い打撃で知られた選手でした。その経験から、華やかな打撃だけでなく、細かいプレーや守備の一つひとつが勝敗を分けることをよく理解しています。その意味で、今回のチーム作りは、「派手さよりも、勝つために必要な要素を着実に積み上げていく」という井端らしい色が出ていると言えるでしょう。

そして、その中でやはり特別な存在であり続けるのが大谷翔平です。投手として、打者として、そしてチームの精神的支柱として、大谷は間違いなく侍ジャパンの中心に立つことになります。 井端監督が「2番もあり」と語るように、打順一つをとっても、大谷をどう活かすかがチーム全体の設計図に直結しているのです。

現時点ではまだ最終メンバーは確定しておらず、野手陣の正式発表もこれからです。しかし、すでに見えてきたのは、「投手力」と「守備力」を軸にしながら、その上に大谷翔平という歴代最高クラスのスターを据えるという構図です。センター問題や二遊間の最終決定、そして打線の並びがどのような形に落ち着くのか──今後の発表から目が離せません。

夕方から始まった“大谷争奪戦”に象徴されるように、日本中が再び侍ジャパンと大谷翔平の物語の続きに期待を寄せています。連覇への道のりは決して平坦ではありませんが、井端ジャパンがどのような答えをグラウンドで示してくれるのか、多くのファンが胸を高鳴らせながらその時を待っています。

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