クリスタル・パレスの主将グエイをめぐる争奪戦が本格化 マンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプールらが熱視線
プレミアリーグのクリスタル・パレスに所属するイングランド代表DFマルク・グエイをめぐり、ビッグクラブが激しい争奪戦を繰り広げています。中心となっているのはマンチェスター・シティで、そこにアーセナル、リヴァプール、さらにはバイエルン・ミュンヘンやバルセロナも加わる形となっており、冬と来夏の移籍市場の大きな焦点になっています。
クリスタル・パレスの守備の要、マルク・グエイとは
現在25歳のグエイは、2021年8月にチェルシーからクリスタル・パレスへ完全移籍しました。 到着初年度の2021-22シーズンからレギュラーの座を確保し、昨季からはチームキャプテンも務めています。 ここまで公式戦通算187試合に出場しており、まさにクラブの守備の中心的存在です。
また、イングランド代表にも選出されており、対人の強さ、冷静なポジショニング、ビルドアップ能力を兼ね備えた現代型センターバックとして高い評価を受けています。 そのため、プレミアリーグのみならず欧州トップクラブからも注目を集めてきました。
契約面では、グエイとクリスタル・パレスの契約は2026年6月までとされています。 その一方で、今季終了後にはフリーエージェントとして移籍する可能性が高いと長くみられてきたことから、パレス側が契約満了前に移籍金を得るかどうかは、大きなテーマとなっていました。
冬の移籍市場で動くマンチェスター・シティ
グエイ獲得をめぐる争奪戦の中心にいるのがマンチェスター・シティです。シティは現在、センターバック陣に負傷者が相次ぎ、守備陣のやりくりに頭を悩ませています。 報道によると、ヨシュコ・グヴァルディオル、ルベン・ディアス、ジョン・ストーンズという主力CB3人を欠く状況であり、後半戦を見据えてCBの補強が急務となっていると伝えられています。
イギリスメディアの報道では、シティは今冬の移籍市場で、クリスタル・パレスに対し3000万ポンド(約63億円)規模のオファーを提示する準備があるとされています。 一方で、別の報道では、グエイを今冬に獲得するには4000万ポンド(約84億円)以上の支払いが必要になるとの指摘もあり、評価額はさらに高まっているようです。
シティがこの冬に動きを活発化させたことで、「現時点での最有力候補」と目されているとの報道もあります。 負傷者事情とタイトル争いを踏まえると、即戦力としてグエイを確保したいというクラブの意図は明確です。
アーセナルもグエイ獲得レースに本格参戦
グエイ獲得を巡る構図に新たな変化をもたらしているのがアーセナルです。アーセナルはこれまでもグエイに継続的な関心を示してきましたが、ここに来てより具体的な動きに出たと報じられています。
イギリス紙および複数メディアによると、アーセナルはグエイ側の代理人と接触し、獲得の可能性を探っている模様です。 これにより、グエイ争奪戦はマンチェスター・シティ対アーセナルという構図に、リヴァプールやバイエルン・ミュンヘン、さらにはバルセロナまで関心を示す形で、より複雑な様相を呈しています。
アーセナルはすでに高いDF陣を抱えていますが、長期的なスカッド編成やローテーション強化、負傷リスクへの備えなどを考慮し、プレミアで実績のある25歳のイングランド代表CBを高く評価していると見られています。
リヴァプール、バイエルン、バルセロナも熱視線
グエイへの関心はプレミアリーグ内にとどまりません。報道によれば、リヴァプールは以前からグエイに注目しており、来夏のフリー移籍のタイミングをうかがっているとされています。 また、バイエルン・ミュンヘンもセンターバックの補強候補として名前を挙げていると報じられています。
さらに、グエイにはバルセロナも関心を示しているとされ、イングランド代表CBの市場価値は、欧州全体で急上昇している状況です。 このように複数クラブが関心を表明することで、クリスタル・パレスにとっても交渉の選択肢が広がっている一方、選手本人の決断は一層難しいものになっているといえます。
クリスタル・パレスとグエイの関係、そしてクラブのジレンマ
クリスタル・パレスにとって、グエイは守備の中心でありキャプテンでもあるため、クラブとしてはできる限りチームにとどまってほしいというのが本音です。 しかし、契約期間やクラブの財政状況を考えると、ビッグクラブからの高額オファーをどう扱うかは難しい判断になります。
オリバー・グラスナー監督は、グエイの将来について問われた際、クラブとしての立場を率直に語っています。監督は、クラブが「巨大なオファー」を受け取った場合、それを無視することはできないとしつつ、「誰もがグエイにパレスでプレーし続けてほしい」とも述べています。 しかし契約が限られた期間である以上、選手を移籍金ゼロで失うリスクと、今すぐ売却して資金を得る選択の間で、クラブはジレンマに直面しています。
一部報道では、11月の段階でクラブとグエイの間に「今季は残留する」というある程度の合意があったとも伝えられています。 そのため、リヴァプールとアーセナルは今冬ではなく、来夏の移籍市場での獲得を想定しているとされます。 しかし、シティが負傷事情から今冬の補強に踏み切れば、その合意がどの程度の拘束力を持つのかも注目されるところです。
移籍金とタイミングをめぐる駆け引き
グエイの移籍をめぐる大きなポイントのひとつが移籍金の水準とタイミングです。シティは今冬に約3000万ポンド規模のオファーを準備していると報じられていますが、パレスが要求する金額はさらに高く、報道によれば「4000万ポンド以上」が必要とされています。
今冬に巨額の移籍金を支払ってでもグエイを獲得したいのがシティであり、一方でリヴァプールやアーセナルは、来夏の移籍市場まで待つことで、より有利な条件で獲得できる可能性を探っているとみられます。 ただし、来夏まで待った場合、バイエルンやバルセロナなど他クラブとの競争が激化するリスクもあり、各クラブの判断は分かれそうです。
今後の注目ポイント
- シティがどこまで移籍金を積み増すか:負傷者の状況とタイトル争いの行方しだいで、オファー額が上がる可能性があります。
- クリスタル・パレスのクラブ方針:今季の成績と財政面をどうバランスさせるかが鍵になります。
- アーセナルの動き:代理人との接触が伝えられる中、今冬に一気に動くのか、来夏を待つのかが注目されます。
- リヴァプール、バイエルン、バルセロナの出方:正式オファーに踏み切るタイミング次第で、移籍の構図が大きく変わる可能性があります。
いずれにしても、クリスタル・パレスで成長し、主将としてチームを支えてきたマルク・グエイは、今冬から来夏にかけての移籍市場で最も注目されるディフェンダーの一人であることは間違いありません。 どのクラブがこの実力派センターバックを射止めるのか、そしてクリスタル・パレスがどのような決断を下すのか、サッカーファンの関心は高まり続けています。


