スキッベ新体制の船出――2026年のヴィッセル神戸、メンバー&スタッフ発表で本格始動

ヴィッセル神戸が、2026シーズンのトップチームメンバーと背番号、そして新たなコーチングスタッフ体制を一挙に発表しました。ミヒャエル・スキッベ新監督のもと、経験豊富な選手と指導者がそろい、あらためて「日本一のチーム」を目指す体制が整った形です。

クラブからはすでに、2026シーズンよりミヒャエル・スキッベ氏セハット・ウマル氏トップチームメンバーおよび背番号が公式に出そろったことで、サポーターの期待も一気に高まっています。ここでは、話題の選手たちの背番号、そして新たに加わったコーチ陣を中心に、2026年のヴィッセル神戸の姿をわかりやすく整理していきます。

ミヒャエル・スキッベ新監督体制が本格始動

まずチームの舵取りを任されるのが、ドイツ人指揮官ミヒャエル・スキッベ監督です。スキッベ監督は2022年からサンフレッチェ広島を率い、在任中にルヴァンカップ2度の優勝スーパーカップ制覇など、国内タイトルを手にしてきた実績を誇ります。また、J1リーグの優秀監督賞を2度受賞するなど、その手腕は日本でも高く評価されてきました。

公式発表の場でスキッベ監督は、「この度、ヴィッセル神戸の監督に就任し、大変光栄に、そして嬉しく思っています。再び、日本一のチームを目指しましょう」とコメント。クラブを「再び」日本一の座へ導くという力強いメッセージは、すでにサポーターの間でも大きな話題となっています。

新監督を支えるヘッドコーチには、スキッベ氏の信頼厚い右腕であるセハット・ウマル氏が就任。これに加え、後述するように日本人コーチも多数加わり、国際色と経験がバランスよく融合したスタッフ陣が組まれました。新シーズンのヴィッセル神戸は、戦術面でもメンタル面でも、新たなステージに踏み出すことになりそうです。

2026シーズンのトップチームメンバー&背番号が決定

ヴィッセル神戸はクラブ公式サイトを通じて、2026シーズンのトップチームに登録されるメンバーと背番号を発表しました。その中でも特に注目を集めているのが、ベテランアタッカー乾貴士選手と、4年ぶりに古巣復帰を果たした郷家友太選手です。

乾貴士は「14」番に決定

まず、国内外で豊富な経験を積んできた乾貴士選手の背番号は「14」に決まりました。テクニックとひらめきに優れるアタッカーである乾選手は、これまでスペインをはじめとした海外クラブや、日本代表としても活躍してきました。

そんな乾選手が神戸で背負う「14」は、攻撃的なポジションの選手に人気の高い番号でもあります。サポーターとしては、ドリブルでの仕掛けや、ゴール前での意外性あるプレーに期待が高まるところです。新監督スキッベ氏の攻撃的なスタイルとの相性も注目されます。

郷家友太、4年ぶりの古巣復帰で「5」番に

もう一人の大きな話題が、4年ぶりにヴィッセル神戸へ復帰した郷家友太選手です。郷家選手はクラブの下部組織からプロキャリアをスタートさせた選手であり、「古巣への復帰」という形で再び神戸のユニフォームに袖を通します。

その郷家選手の背番号には「5」が与えられました。一般的にはセンターバックやボランチの選手がつけることの多い番号であり、チームの守備やビルドアップを支える、重要な役割を担うことがうかがえます。郷家選手は中盤から前線までこなせるユーティリティ性を持ちますが、スキッベ新監督のもとでどのポジションを主戦場とするのか、多くのファンが注目しているところです。

郷家選手にとっては、かつてのホームスタジアムに戻っての再出発となります。4年間で培ってきた経験をどのようにピッチで表現するのか、そして若い選手たちの手本となれるかどうかも、2026シーズンの見どころのひとつと言えるでしょう。

新コーチ陣の顔ぶれ――前清水監督・秋葉忠宏氏がコーチに就任

選手だけでなく、ヴィッセル神戸はコーチングスタッフ陣も大きく刷新しました。なかでも注目なのが、2025シーズンまで清水エスパルスを率いていた秋葉忠宏氏のコーチ就任です。

秋葉氏はJリーグでの監督経験を持つ指導者で、若手育成とハードワークをベースにしたチーム作りで評価されてきました。今回の発表によると、秋葉氏はトップチームのコーチとしてスキッベ新監督をサポートしていく立場となります。

監督として培った戦術眼や、試合中の状況判断力などをコーチとしてチームに還元できることは、クラブにとっても大きな強みです。監督経験者がコーチとしてベンチに入ることで、試合中の修正能力や、選手への具体的なアドバイスがより厚みを増すことが期待されます。

富居大樹氏・橋本英郎氏ら、クラブゆかりの面々も入閣

さらに、今回のスタッフ発表では、富居大樹氏橋本英郎氏など、Jリーグでのプレー経験が豊富なメンバーも名を連ねています。特に橋本英郎氏は、ヴィッセル神戸でもプレーした経験を持つ、クラブゆかりの存在として知られています。

こうした元選手たちが指導者としてクラブに戻ってくることは、単に戦術面でのプラスだけでなく、クラブの「文化」や「色」を次の世代へと伝えていくうえでも、大きな意味を持ちます。チームの歴史を知る人間がスタッフとして加わることで、選手たちも「神戸のために戦う」という意識をより強く持ちやすくなるでしょう。

今回の発表によれば、トップチームのスタッフは総勢8名という充実した体制となっています。監督、ヘッドコーチ、複数のコーチ陣、そして分析やフィジカルを支えるスタッフなど、それぞれの専門性を持ったメンバーが、2026シーズンのヴィッセル神戸を裏側から支えていきます。

8名体制のトップチームスタッフがもたらすもの

サッカークラブは、監督一人で勝てるわけではありません。近年のJリーグでも、「監督+充実したスタッフ」という構図が、上位クラブの共通点として見られます。ヴィッセル神戸が2026シーズンに向けて発表した総勢8名のトップチームスタッフというのは、まさにその流れに沿ったものだと言えるでしょう。

新体制では、スキッベ監督とウマルヘッドコーチが戦術面の骨格を作り、日本人コーチ陣が選手とのコミュニケーションや日々のトレーニングの細部を支える形が想像されます。また、元監督や元選手がそろうことで、試合や練習に対する視点が多様になり、一人ひとりの選手に合った指導がしやすくなる点も大きな利点です。

とくに、豊富なJリーグ経験を持つスタッフがそろっていることは、対戦相手の分析や、日本特有の気候・移動・連戦スケジュールへの対応など、実戦的な“知恵”をチームに蓄積できるという意味でも重要です。海外出身のスキッベ監督にとっても、Jリーグに精通したスタッフの存在は心強いはずです。

スキッベ神戸のスタイルと、期待される変化

スキッベ監督は、広島時代にアグレッシブな守備と切り替えの早い攻撃をベースにしたサッカーで結果を残してきました。ヴィッセル神戸でも、ボールを大事にしながらも、奪った瞬間の速い攻めや、前線からのプレスを重視するスタイルが期待されています。

そこに、乾貴士選手のドリブルと創造性、郷家友太選手の運動量と守備貢献が加わることで、攻守両面でダイナミックなサッカーが見られる可能性があります。特に、乾選手の「14番」、郷家選手の「5番」という背番号は、それぞれの役割や期待を象徴するような選択と言えるでしょう。

また、新コーチ陣がトレーニングの質を高めることで、90分を通してハイインテンシティなプレーを続けられるフィジカル面の強化にもつながっていくはずです。「日本一のチームを再び目指す」というスキッベ監督の言葉が現実のものとなるかどうかは、選手だけでなく、こうしたスタッフ陣の働きにもかかっています。

サポーターにとっての2026年――“再び日本一へ”の挑戦

ヴィッセル神戸はこれまでにもタイトルを獲得し、日本のトップクラブとしての地位を築いてきました。しかし、新たな監督、新たな選手、新たなスタッフを迎えた2026シーズンは、「第二章のスタート」と呼べるようなタイミングかもしれません。

  • スキッベ監督による新しい戦術とチーム作り
  • 乾貴士選手「14番」、郷家友太選手「5番」をはじめとする新しい背番号の顔ぶれ
  • 前清水監督・秋葉忠宏氏や、富居大樹氏・橋本英郎氏らによる厚みのあるコーチ陣

こうした要素がひとつに結びついたとき、ヴィッセル神戸は再びタイトル争いの中心に戻ってくる可能性があります。サポーターにとっては、新しい戦い方がどう形になっていくのかを見守るシーズンになるでしょう。

特に、古巣に戻ってきた郷家選手がどのような気持ちでプレーするのか、そして海外経験豊富な乾選手がJリーグで再び輝きを放てるのかは、多くのファンの関心事です。選手たちの背番号が発表された今、スタジアムでその姿を見る日を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。

2026シーズンのヴィッセル神戸は、「新しいけれど、どこか懐かしい」、そんなチームになるかもしれません。クラブの歴史や伝統を大切にしながらも、新監督・新スタッフ・新戦力と共に、再び頂点を目指す――その挑戦の行方から、目が離せません。

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