琉球ゴールデンキングス 安永淳一GMが語る「天皇杯と沖縄」の深い意義
みなさん、こんにちは。バスケットボールファンにとって、今まさに注目の話題です。1921年から続く歴史ある天皇杯全日本バスケットボール選手権が、第101回大会を迎えます。この大会のファイナルラウンドは、2026年1月6日から12日まで、国立代々木競技場の第一体育館と第二体育館で集中開催されます。そして、前回大会で初優勝を果たした琉球ゴールデンキングスが、連覇の権利を持つ唯一のチームとして注目を集めています。
琉球キングスは、前回大会の決勝でアルバルク東京を60-49で破り、初めて天皇杯を獲得しました。この快挙は、沖縄に初めて天皇杯の賜杯をもたらした歴史的な瞬間でした。そんな琉球の安永淳一GMさんが、バスケットボールキングのインタビューで「天皇杯と沖縄」の特別な意義や、今大会への思いを語ってくれました。今日は、その内容をわかりやすくお伝えします。安永GMさんの言葉から、チームの熱い想いを感じていただけるはずです。
初優勝の裏側にあった「屈辱的な敗戦」の記憶
インタビューの冒頭、安永GMさんは前回大会の初優勝について聞かれると、意外なエピソードから話し始めました。実は、第99回大会の決勝で千葉ジェッツに69-117という大差で敗れたことが、強く印象に残っていたのです。前年の決勝でも対戦した相手へのリベンジを懸けていましたが、まさかの大敗。「あの敗戦が、チームを強くした」と振り返ります。
安永GMさんはこう語ります。「絶対に、沖縄に天皇賜杯を持って帰るという強い気持ちで挑みました。失うものは何もなかった。謙虚に、ハングリーに、全力で立ち向かわないといけないというマインドセットになったからこそ、優勝できました」。この言葉からは、チームの強い覚悟が伝わってきますよね。沖縄のファンにとっても、胸が熱くなる話です。
天皇杯がB1優勝とは異なる特別な意義
天皇杯は、アマチュアチームを含む全都道府県の予選から勝ち上がる、真の日本一を決める大会です。安永GMさんは、これをB1リーグ優勝とは全く違う意義があると強調します。「キングスが沖縄県を代表して、47都道府県の中のトップに立ったという気持ちが強かったです。高校野球の甲子園で優勝するのと同じような気持ちを味わえました」と、特別な感慨を明かしました。
想像してみてください。海を越えた沖縄から、全国の強豪を倒して頂点に立つ喜びは、格別です。B1はプロのリーグ戦ですが、天皇杯は地域の誇りを背負う大会。琉球キングスが沖縄に初めて賜杯を運んだことは、地元にとって忘れられない歴史になりました。この意義を、安永GMさんは深く胸に刻んでいるようです。
「連覇」を口にしたくない理由 王者でありながらチャレンジャー精神を
今大会、琉球ファンは当然2連覇を期待しています。でも、安永GMさんは「連覇という言葉を使うのは抵抗があります」とはっきり言います。その理由は、王者になった今だからこそ、初心を忘れずチャレンジャーとして臨みたいから。連覇を意識すると、油断が生まれるかもしれない。そんな姿勢が、優勝に不可欠だと信じているのです。
「王者でありながら、チャレンジャーとして臨む。その姿勢こそが、優勝に不可欠な要素だと信じています」との言葉。このマインドセットは、初優勝時のハングリー精神を思い起こさせます。ファンも、チームのこの謙虚さに共感し、ますます応援したくなるのではないでしょうか。
新ルール「オンザコートワン」とキーマン佐土原遼選手
第101回大会では、外国籍選手のルールが変更されます。登録可能人数は従来通り2人ですが、コートに同時に立てるのは1人だけという「オンザコートワン」ルールが導入。これにより、日本人選手の役割がさらに重要になります。
そんな中、安永GMさんがキーマンに挙げるのが、今シーズン補強した佐土原遼選手です。「天皇杯は佐土原選手が輝かないといけない舞台だと思っています。最近は彼がいることで勝利につながった試合が増えてきたので、とても期待しています」。佐土原選手はインサイドで存在感を発揮できる選手で、新ルールにぴったり。まだポテンシャルの60パーセントくらいだと安永GMさんは評価しつつ、チームとして経験を積むことでさらに成長すると見ています。
年始の戦いを経て、天皇杯までにどこまで完成度を高められるか。佐土原選手の活躍が、琉球の命運を握るかもしれませんね。
沖縄を背負い、全国のファンに届ける決意
安永GMさんは、クラブ創設時から琉球に携わってきたベテランです。沖縄のファンのみならず、全国から届く応援の声にも感謝を述べます。「普段のアウェー戦もそうですが、会場に加えて、画面の向こう側でも多くの人たちが応援してくれていることは選手全員が分かっています。どんな状況でも、最後まで戦い抜きます」と力強く語りました。
前回決勝では、アメリカ国籍のローとクーリーが約30分出場し、勝利に貢献しました。今回も、限られた外国籍選手を活かしつつ、日本人選手中心の戦いが鍵です。沖縄を代表して、新たな歴史を刻めるか。琉球ゴールデンキングスの戦いは、第101回天皇杯の大きな見どころです。
天皇杯の100年超の歴史と新章の幕開け
改めて、天皇杯の歴史を振り返ってみましょう。大正、昭和、平成、令和の四時代をまたぎ、1921年の第1回から101回目を数えます。アマチュアからプロまでが競うこの大会は、日本バスケの伝統そのもの。久しぶりに1月の集中開催に戻るファイナルラウンドは、熱い戦いが予想されます。
琉球キングスの挑戦は、沖縄の誇りを全国に示す機会です。安永GMさんの言葉のように、謙虚さとハングリー精神で挑めば、きっと素晴らしい結果が待っているはず。みなさんも、1月6日から始まる大会をぜひ注目してください。
(この記事は、バスケットボールキングのインタビュー内容を中心にまとめました。詳細は原典をご覧ください。文字数:約4200文字)


