紅白初出場で注目!ハンバート ハンバートが語る『ばけばけ』主題歌と27年の絆

みなさん、こんにちは。年末の風物詩ともいえるNHK紅白歌合戦で、今年初出場を果たしたデュオ、ハンバート ハンバート。2025年12月30日23時40分頃に話題沸騰のニュースが飛び込んできました。彼らの優しく心に染みる音楽が、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』のオープニング主題歌として毎朝日本中に届けられています。そんな彼らのインタビューが雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年1月号で掲載され、喜怒哀楽を共有できるパートナーシップの秘話が明らかになりました。この記事では、提供されたニュース内容を基に、ハンバート ハンバートの魅力や思いをわかりやすくお伝えしますね。

紅白初出場と『ばけばけ』主題歌の裏側

ハンバート ハンバートは、佐藤良成さんと佐野遊穂さんによる1998年結成のデュオです。フォークやカントリーをルーツに持ち、別れやコンプレックスをテーマにした独自の詞の世界観が特徴。2人ともメインボーカルを担当し、温かみのあるハーモニーが多くのファンを魅了してきました。

今年の紅白歌合戦で初出場を果たした彼らは、NHK朝ドラ『ばけばけ』の主題歌『笑ったり転んだり』を歌っています。このドラマは、小泉八雲の妻・セツをモデルにした物語。制作にあたり、佐藤さんはセツが書いた『思い出の記』を繰り返し読み込み、ドラマの芯を捉えました。「『ばけばけ』はこの短い本を芯に作られているので、セツがイメージできるまで繰り返し読んでいきました」と佐藤さん。佐野さんも「セツさんが八雲と生きたのは明治時代ですが、令和に生きる私たちが思っていることも描写されている気がしたんです。だからこそ完成した曲も、自然と今の時代とリンクしました」と語っています。

朝ドラの主題歌といえば、明るく快活なイメージが強いですよね。でも、この『笑ったり転んだり』は彼ららしい温かくて優しい仕上がり。佐藤さんは制作側に「私たちは派手な曲、元気な曲を作れないので、渋い曲になりますがいいですか?」と相談したそうです(笑)。すると「いつも通りでいい」と言われ、安心して制作に臨めたとか。まさに「最後に笑顔になれるように」との思いが込められた一曲です。このタイミングで、彼らの音楽の力が改めて注目されています。

27年間の活動を支えた「喜怒哀楽を共有できる仲間」

『ダ・ヴィンチ』のインタビューで、27年間デュオを続けられた秘訣が明かされました。佐藤さんは「1人だったら続いていないと思います。2人なら、どちらかが落ち込んでもどちらかが元気ですし」と。佐野さんは「嫌なことも、2人で怒って消化できるんです(笑)。喜怒哀楽を共有できる仲間がいるのは大きな理由です」と答えています。このシンプルで強い絆が、彼らの音楽の原動力なんですね。毎日の喜びや悲しみを分かち合うからこそ、心に響く歌が生まれるのでしょう。

彼らの音楽は、派手さはありません。でも、聴く人の日常に寄り添う優しさがあります。ライブで繰り返し演奏される曲たちも、時を経て深みを増しています。そんな彼らの歴史を振り返るベストアルバムも発売され、話題を呼んでいます。

新作ベストアルバム『ハンバート入門』で出会う彼らの軌跡

『ばけばけ』の主題歌が流れる今、まさにぴったりのタイミングでリリースされたのが、初のベストアルバム『ハンバート入門』。2001年の『夜明け』から『おなじ話』『ぼくのお日さま』など、代表曲や人気曲を網羅。佐野さんは「ライブで繰り返し演奏している初期の曲から新曲まで、幅広く収録しました。どの曲もレコーディングし直すことなく、当時のまま収録しています。まるで写真のアルバムを開くような作品となりました」と説明します。

佐藤さんも「音楽って、手直しをし始めるとキリがないんです。いま聴くと変えたくなるところもありますが、それもすべて歴史なので、時系列で収録しました。その違いも楽しんでもらえたら」と。タイトル通り、入門編にぴったりですが、長年のファンも満足できる内容です。佐藤さんは「『ハンバート入門』というタイトルだけつけて、収録曲はスタッフに選んでもらいました。初めて聞く人にはどの曲がいいのか、一番わかっているのは彼らなので」とユーモアを交えて語っています。

初回限定盤(CD+BD)は5500円(税込)、通常盤(CD)は3300円(税込)と手頃。こちらを聴きながら紅白を楽しむのもいいですね。

もう一つの新作、アコースティックアルバムの魅力

さらに、バンド初のアコースティックアルバムも登場。初回限定盤A(CD+BD)8800円(税込)、初回限定盤B(CD+DVD)8250円(税込)、通常盤(CD)3630円(税込)。『人として』『名前を呼ぶよ』などの人気曲をシンプルなアレンジで収録し、曲に込められた熱く強いメッセージがより心に響きます。言葉の力が際立つ一枚です。

これらの作品は、彼らのこれまでの歩みを象徴しています。映画『ぼくのお日さま』(2024年)では佐藤さんが劇伴も担当するなど、多彩な活躍を続けています。

紅白から紐解くハンバート ハンバートの「音楽と言葉の力」

紅白初出場を機に、彼らの音楽と言葉の力が再評価されています。『ばけばけ』のOPから見えるのは、明治のセツの物語が令和の私たちに繋がる普遍性。インタビューで繰り返し出てくるのは「笑顔」や「共有」の言葉。派手ではないけど、じんわりと温かくなる、そんなパワーです。

佐藤さんと佐野さんのハーモニーは、まるで日常の延長線上にあるよう。落ち込んだ朝に『笑ったり転んだり』を聴けば、少し前向きになれそうですね。27年のキャリアを振り返りながら、新作を手に取ってみてはいかがでしょうか。ハンバート ハンバートの世界は、きっとあなたの心に優しく寄り添ってくれます。

(取材内容は『ダ・ヴィンチ』2026年1月号より。公開日:2025/12/31)

このニュースで、ハンバート ハンバートの魅力に触れたみなさん。紅白で彼らの歌声を聴くのが、今から楽しみですね!

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