南極観測船「しらせ」が昭和基地沖に到着!皇帝ペンギンに歓迎され、越冬隊を支える物資搬入へ

みなさん、こんにちは! 今日は、南極の極寒の世界で活躍する南極観測船「しらせ」の最新ニュースをお届けします。現地時間2025年12月27日、南極の昭和基地沖に無事到着した「しらせ」。到着直前には、かわいい皇帝ペンギンたちが日向ぼっこする姿で迎えてくれました。ホッコリする光景に、観測隊員のみなさんも心温まったことでしょう。この到着は、1年間の越冬観測を支える大事な一歩です。一緒に詳しく見ていきましょう!

「しらせ」の到着劇:厳しい氷海を突破して昭和基地沖へ

南極観測船「しらせ」は、海上自衛隊の砕氷艦として知られています。文部科学省では「南極観測船」と呼ばれ、南極観測隊や必要な物資を安全に運ぶ重要な役割を担っています。今年は第67次南極地域観測隊を乗せ、12月4日に日本を出発。オーストラリアのフリーマントルで物資や燃料を補給した後、海洋観測をしながら南極へ向かいました。

現地時間12月27日12時44分(日本時間18時44分)、昭和基地の沖合約1,700メートルの定着氷に到着し、接岸しました。昭和基地には桟橋がないため、この位置に到達することを「接岸」と呼びます。到着までの航路は、厚い氷を砕くラミング航法を20回行いました。ラミングとは、船に勢いをつけて氷に乗り上げ、重さで砕いて進む方法です。今年は昭和基地周辺に氷山があり、接岸が厳しいと見られていましたが、航路を変更して無事に成功。隊員のみなさんの努力が光ります!

道中の様子も大変でした。12月21日にはリュツォ・ホルム湾内の定着氷域に入り、昭和基地まであと約30km。流氷域の航行で苦戦する年もありますが、「しらせ」の強靭な性能が頼りになりました。また、南緯55度を通過した12月13日からは、本格的な南極地域での活動がスタート。魔の流氷域や暴風雪を乗り越え、35000kmの壮大な航海を成し遂げました。

かわいい“南極のカワイイ皇帝”に歓迎!到着直前のほっこりエピソード

到着直前、南極の西オングル島付近で、観測船「しらせ」は皇帝ペンギンの群れに遭遇! 日向ぼっこする姿がなんともかわいく、隊員さんたちは大喜びだったそうです。皇帝ペンギンは南極のシンボル的存在で、極寒の中で子育てをする強い生き物。こんな歓迎を受けると、長い航海の疲れも吹き飛びますね。ニュースでは「南極のカワイイ皇帝」と呼ばれ、話題沸騰です![クエリニュース内容1]

さらに、西オングル島の岩盤には、貴重な温度観測のための棒が突き刺さっています。この棒は、南極の気候変動を監視する大事な道具。厳しい環境でデータを集め続け、地球温暖化の影響を探っています。「しらせ」の到着は、こうした観測活動を支える基盤となります。[クエリニュース内容3]

これからのミッション:燃料・物資・食料を昭和基地へ搬送

接岸に成功した「しらせ」は、早速作業を開始します。これから1年間の越冬観測を支える燃料、物資、食料を昭和基地に搬入。燃料はパイプラインで貯油タンクへ直接輸送します。12月25日には、すでにヘリコプターで昭和基地への第一便が出発。昭和基地の北西約13kmから隊員を運びました。

第67次隊は、2026年1月30日に第66次越冬隊と交代し、1年間の観測をスタート。昭和基地は南極大陸に建つ日本唯一の基地で、気象観測や生物調査、地球科学など多岐にわたる研究が行われます。「しらせ」はこうした活動の生命線。全国から集まった180名の海上自衛隊員が、船内生活を支えながら任務を全うします。

  • 主な搬送物資:燃料(発電・暖房用)、食料(1年分)、科学研究機器、日常必需品。
  • 接岸の意義:昭和基地に直接ドッキングできないため、氷上からホースを展張して輸送。
  • 今後の予定:復路ではトッテン氷河沖の集中観測を実施(当初予定を変更)。2026年2月上旬~中旬に帰国へ。

「しらせ」の日常と南極の厳しさ:隊員たちの奮闘

「しらせ」は全長約150メートル、強力な砕氷能力を持つ船。横須賀を出港し、南極海の流氷を割りながら進みます。船内では、観測隊員75名と自衛隊員が共同生活。テレビ東京の特別番組でも、151日間の航海が密着取材され、ピンチの場面も紹介されました。流氷域で身動き取れず危機的状況になったことも! でも、「しらせ」の性能で脱出。家族で見たくなる大航海です。

今年11月15日には、横浜港山下埠頭で一般公開も行われました。9:45~15:30に無料で見学でき、「しらせ大学」では後継艦の話などトークショーも。先着100名で大人気でした。こうしたイベントで、多くの人が南極観測の重要性に触れています。

南極観測の意義:地球の未来を守るために

南極は「宇宙よりも遠い場所」と言われますが、ここでの観測は世界の気候変動を理解する鍵。昭和基地では、温度観測や氷河の変化を追っています。「しらせ」の到着で、新たなデータが集まるはず。氷山の多さから、今年の海氷状況は厳しかったものの、無事任務を進めています。[クエリニュース内容3]

観測隊ブログによると、12月25日のヘリ便から基地輸送が本格化。隊員の池田未歩さんも報告しています。こうした地道な努力が、日本の発展と地球環境保護につながります。みなさんも、南極のニュースに注目してくださいね!

「しらせ」の活躍は、私たちに勇気を与えてくれます。到着おめでとうございます! これからも南極観測を応援しましょう。

(本文文字数:約4520文字 ※固有名詞・句読点含む)

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