侍ジャパン、2026年WBCへ新ユニフォーム発表 黄金ラインに込めた「正銘」の思い
野球日本代表侍ジャパンが、2026年3月に開催される「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™(WBC)」で着用する新ユニフォームを発表しました。今回のユニフォームは、大会期間中のみ着用される限定デザインで、襟元と袖にあしらわれたゴールドのラインが最大の特徴です。
デザインテーマは「正銘(せいめい)」。2023年大会で世界一に輝いた侍ジャパンが、2026年大会でも再び頂点を目指すという強い決意を込めたユニフォームとなっています。
「正銘」に込められた意味とは
今回のユニフォームコンセプトである「正銘」には、「本物であることの証」「疑いのない、確かな存在」という意味が込められています。
- 世界一の称号にふさわしい「本物の証」としてのユニフォーム
- 日本代表としての誇りと責任を胸に刻むというメッセージ
- 選手・スタッフ・ファンが一体となって「本物の強さ」を示す決意
ミズノは、侍ジャパンのオフィシャルユニフォームパートナーとして、このテーマを軸にデザインと機能性の両面からユニフォームを作り上げました。
ベースは「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」モデル
今回の限定デザインは、2025年11月に東京ドームで開催された「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」で着用された通常デザインのユニフォームがベースになっています。
そのうえで、連覇を目指して頂点に挑む侍ジャパンの姿勢を表現するため、襟元と袖にゴールドのラインを追加し、世界一への道を象徴するような華やかさと気品をまとわせています。
着用期間:3月1日の公式練習から大会終了まで
新ユニフォームは、2026年3月1日に大阪で行われる「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール presented by ディップ 強化試合(大阪)」の公式練習日から着用がスタートします。
その後、2026年3月に行われるWBC主催試合期間中、大会終了までこの限定デザインが継続して着用される予定です。
ホームユニフォーム:伝統と未来を表すツインストライプ
ホーム用ユニフォームは、白を基調としたシンプルかつ上品なデザインです。
- 白地に2本のストライプを組み合わせた「ツインストライプ」デザイン
- 1本のストライプは、これまで受け継がれてきた伝統と誇りを象徴
- もう1本は、これから次世代へと託していく未来を表現
- 全体としては、第5回大会(2023年大会)のデザインに近い印象
そこに今回、新たに襟と袖のゴールドラインが加わることで、「世界一経験国」としての品格と、再び頂点を狙う強さがより際立ったデザインとなっています。
ビジターユニフォーム:紺×赤で「軌道の美しさ」を表現
ビジター用ユニフォームは、侍ジャパンの伝統でもある紺色をベースに、日本を象徴する赤を組み合わせたデザインです。
- ベースカラーは落ち着いた紺
- アクセントカラーに日本を象徴する赤を使用
- 右肩と左脇に、左右非対称の赤いラインを配置
- 投げる・打つ・走るといった野球の基本動作に宿る「軌道の美しさ」を赤のラインで表現
- 躍動する選手の力強さをより引き立てるデザイン
こちらもホーム同様、襟と袖にはゴールドラインが入り、ビジターでも「連覇への決意」を感じさせるユニフォームとなっています。
機能性:新素材「KUGEKI RAPID」で快適性が向上
新ユニフォームは見た目だけでなく、機能面でも大きく進化しています。選手が実際に着用するオーセンティックユニフォームには、ミズノ独自の吸汗速乾素材と新素材が組み合わされています。
- DRY AEROFLOW(ドライエアロフロー):ミズノ独自の吸汗速乾素材
- KUGEKI RAPID(クウゲキラピッド):近赤外線領域の吸収性に優れた特殊繊維を使用
- 汗処理機能が向上し、発汗時でも衣服内を快適に保ちやすい設計
- 選手のパフォーマンス維持をサポートする高い蒸散性
これにより、長時間の試合や連戦が続く国際大会の中でも、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう工夫されています。
レプリカユニフォームの先行予約と発売スケジュール
ファン待望のレプリカユニフォームも、今回の新デザインで展開されます。ホーム・ビジター共に、選手名と背番号入りのモデルが用意される予定です。
新デザインの選手レプリカユニフォーム(ホーム&ビジター)などのオフィシャルグッズは、2026年2月下旬から順次販売されます。
- 販売開始:2026年2月下旬から順次
- 販売チャネル:
- ミズノ公式オンライン
- 全国のミズノ野球品取扱店
- 侍ジャパンオフィシャルサイト
- WBCオフィシャルオンラインストア
- 一部商品については先行予約を実施
ミズノの特設ページでは、「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 侍ジャパンユニフォーム・グッズ先行予約販売」として、2026年1月上旬から予約受付がスタートすると案内されています。
レプリカユニフォームの基本スペック
ミズノのニュースリリースでは、レプリカユニフォームの一部仕様も公開されています。
- 品番:12JRMJ92 / 12JRMJ93
- 価格:20,000円(税込・本体価格18,182円)
- サイズ展開:S, M, L, O, XO
- 素材:ポリエステル100%
- 原産国:中国
- 予約受付開始:2026年1月上旬予定
- 発売日:2026年2月下旬
また、選手着用品と同仕様のオーセンティックモデルについては、ミズノの特設ページで価格や仕様が紹介されています。
- 価格:85,000円(税込)
- 素材:ポリエステル
- サイズ:S / M / L / O / XO
- 日本製、フル昇華プリント加工、専用箱入り
- 出場選手発表後から予約上限数に達するまで先行予約受付
どこで購入できる?ファンに向けた販売チャネル
新ユニフォーム関連グッズは、野球ファンや侍ジャパンファンが手に取りやすいよう、複数の販売チャネルを通じて展開されます。
- ミズノ公式オンラインストア
- 全国のミズノ野球品取扱店
- 侍ジャパンオフィシャルサイト内リンク先ショップ
- 侍ジャパンオフィシャルオンラインショップ
- WBCオフィシャルオンラインストア
一部商品は先行予約が設定されているため、確実に手に入れたいファンは、事前に予約スケジュールをチェックしておくと安心です。
侍ジャパンとミズノ、連覇に向けたパートナーシップ
ミズノは、侍ジャパンとオフィシャルユニフォームパートナー契約を結び、長年にわたり日本代表の戦いをサポートしてきました。
今回の2026年WBC限定ユニフォームも、そのパートナーシップの一環として開発されたものです。 デザイン面では「正銘」というテーマに基づき、伝統・未来・頂点への決意を表現。機能面では「DRY AEROFLOW」や「KUGEKI RAPID」といった先進素材を採用し、選手たちのプレーを支える仕様になっています。
さらに、ファンに向けたレプリカユニフォームや関連グッズの展開を通じて、「推しのサムライと共に戦おう」というメッセージを発信し、スタンドからも侍ジャパンを後押しできる環境づくりが進められています。
ファンも「正銘」の証を身にまとい、世界一への戦いへ
2026年WBCで侍ジャパンが着用する新ユニフォームは、伝統を大切にしながらも進化を遂げたデザインと、最新の機能性を兼ね備えた一着です。
襟と袖に走る黄金のラインは、世界一の座を再びつかみにいく「頂点への軌道」を象徴しているとも言えるでしょう。ホームのツインストライプに込められた過去と未来、ビジターの紺×赤のコントラストが生み出す躍動感ある軌道。そのすべてが、「正銘」という言葉にふさわしい、日本代表としての誇りを表現しています。
2026年3月、世界の強豪が集う舞台で、この新ユニフォームに袖を通した侍ジャパンがどのような戦いを見せてくれるのか。ファンは、レプリカユニフォームやグッズを身につけながら、スタジアムや自宅からその勇姿を見守ることになりそうです。



