金銀銅相場が史上最高値更新!田中貴金属の価格情報でわかる最新動向

みなさん、こんにちは。今日は、貴金属市場で大きなニュースをお届けします。2025年12月23日、金・銀・銅の相場がそろって最高値を更新しました。特に、金の価格が日本国内で1グラムあたり2万4861円と、史上初めて2万5千円を突破したんです。この背景には、ドル安の進行や米国の利下げ観測があり、投資家のみなさんが実物資産に注目を集めています。田中貴金属工業の発表を中心に、わかりやすく詳しくご説明しますね。

金価格が歴史的快挙!1グラム2.5万円突破の瞬間

まず、金の話から。田中貴金属工業によると、12月23日の金価格は前日比447円高の2万4861円/グラムとなりました。これは、史上最高値を更新しただけでなく、初めて2万5千円の壁を越えた歴史的な出来事です。この上昇は、円安が進む中でドル建て価格の高騰が後押しした結果です。

海外市場でも、金は好調を続けています。LBMA価格では、金曜日に過去最高値を記録。年初来で約62.5%の上昇を達成しています。例えば、10月にはオンスあたり4359.40ドルまで上昇し、米国の利下げ期待が大きな要因となっています。利下げ観測が強まると、ドル安が進み、金のような安全資産に資金が流れやすくなるんです。投資家のみなさんにとって、心強いニュースですね。

さらに、2025年終盤までこの高値更新が続く見通しです。グローバル投資銀行のUBSは、来年上期にオンスあたり最大4900ドルまで上昇する可能性を指摘しています。地政学的リスクや流動性拡大が、ゴールドの強さを支え続けているようです。

銀も負けていません!史上最高値連発で注目度アップ

次に銀の動向です。銀は金以上に勢いがあり、3営業日連続で史上最高値を更新。金曜日の引け値は58.44ドルで、一時59.32ドルまで達しました。年初来上昇率は驚異の101.0%と、金の62.5%を大きく上回っています。

この背景には、いくつかのポイントがあります。まず、金銀比価が72を割り、2021年以来の低水準に。銀が割安感から是正された形です。また、米国政府が銀を「重要鉱物」に指定したことで、政策リスクや関税へのヘッジ需要が増えています。ETFを中心とした投資需要も拡大中です。

12月3日には、NYMEXでオンスあたり58.88ドルと、昨年比101.4%の上昇を記録。1979年のオイルショック以来の歴史的上昇率と言われるほどです。銀は産業用としても使われるので、AI拡大などの実需も後押ししていますよ。

銅相場も最高値更新!産業需要が鍵に

そして銅。こちらも見逃せません。12月23日、国内銅建値が192万円の上昇で改定され、LME銅は11940ドル水準に。NYMEXでは12月3日に1MTあたり1万1485ドルの過去最高値を記録し、年初来34.1%上昇しています。

銅の上昇理由は、供給不足が深刻だからです。2025年は大型鉱山の生産障害が続き、インドネシアのGrasberg鉱山事故が相場を急伸させました。LME3か月物は第4四半期に11,950ドル台へ、年初比3割超の上昇です。

米国ではトランプ大統領の232条関税政策が影響大。7月8日の「50%銅関税導入」発言で、2025年12月限が6ドル/lb(約13,230ドル)を超え、LMEとの値差が3000ドル超に開きました。銅精鉱の逼迫も「新常態」化しています。AIやEVなどの産業需要が、価格を押し上げているんですね。

金・銀・銅の「トリプルラリー」45年ぶりの現象

注目すべきは、この三つの金属が同時に最高値を更新したこと。1980年以来、45年ぶりの「トリプルラリー(三重上昇)」です。銅先物は7月にポンド当たり5.8195ドル、金は10月にオンス4359.40ドル、銀も高値を連発。

共通の要因はドル安警戒と実物資産へのマネー流入。米ADP雇用統計の下振れで利下げ観測が強まり、貴金属全体を押し上げました。プラチナやパラジウムも高値圏で、貴金属市場は全面高です。

  • 金:安全資産としての魅力で投資需要増
  • 銀:割安是正と重要鉱物指定でヘッジ需要
  • 銅:供給逼迫と関税政策、AI実需で強気

田中貴金属工業のような国内企業が発表する価格は、こうした国際相場を反映。みなさんの資産運用に役立つ情報です。

市場のムードと今後のポイント

市場は強気ムード一色ですが、ボラティリティ(変動性)も拡大中です。一部では2026年を見据えたポートフォリオ調整が進んでいます。供給面では、銅の精製不足が2025年30万4000トン、2026年さらに拡大の見込み。

金銀比価は71台まで低下後、72台後半で安定。中国の輸入制限もプレミアムを高めています。投資を考えている方は、こうしたデータを参考に、慎重に判断してくださいね。

田中貴金属の最新情報は、日常のニュースとしてチェックすると面白いですよ。この高値更新は、経済の大きな流れを示しています。みなさんの生活にも、間接的に影響を与えるかもしれません。

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