クワバタオハラの“習い事格差”が話題に 相方同士で真っ二つの教育方針
お笑いコンビ「クワバタオハラ」の2人が、子どもの習い事をめぐる考え方の違いを明かし、大きな反響を呼んでいます。くわばたりえさんは「お金がもったいない」と本音を口にし、対する小原正子さんは「3人で23個・月謝20万円超」という驚きの習い事事情を公開しました。同じ3人の子どもを育てる母でありながら、ここまで方針が違う2人のトークは、多くの親たちに「自分はどっち派だろう?」と考えさせる内容となっています。
番組「ぽかぽか」で判明した“23個 vs 2個”の衝撃
2人が習い事について語ったのは、フジテレビ系の情報番組「ぽかぽか」への生出演の場でした。スタジオではまず、双方の子どもの習い事の数と月謝が発表されます。
- くわばたりえ家:子ども3人で習い事は2個、月謝は2万6000円
- 小原正子家:子ども3人で習い事は23個、月謝は20万円以上
この数字が出た瞬間、共演者たちは「23個!?」「ヤバッ」「多い!」と驚きの声を上げたといいます。芸人コンビ「ハライチ」の澤部佑さんも「やば、23個?」と驚きを隠せなかった様子でした。
くわばたさんも「週7日で毎日1個やとしても多い」とツッコミ。「そんなに種類あります?」という声に対し、小原さんは「空手とテコンドーは、やってる」と、武道だけでも別種目を掛け持ちしていることを説明していました。
小原正子家は“3人で23個” 習い事ラッシュの内訳と背景
小原正子さんは、現在小学5年生の長男、小学3年生の次男、幼稚園年長の長女の3人を育てる母親です。その3人で合わせて23個という習い事をしており、月謝は20万円以上にのぼると明かしました。
具体的な種目すべては紹介されていませんが、報道によると
- 親発信の習い事は空手・水泳・英語の3つ
- その他の美術教室、習字、野球などは、子どもたちが「やりたい」と言い出したもの
とされています。つまり、親が「やらせたい」と決めたのはごく一部で、残りは子どもたちの希望を聞いた結果、気付けば23個になっていたという形です。
スケジュール管理はかなり大変で、自宅には大きなホワイトボードを設置し、家族の予定を書き出しているとのこと。「アプリよりこっちの方がはっきり分かる」と話し、びっしり埋まった予定表の様子が紹介されています。
平日放課後の過ごし方もハードで、「学校が終わってから2つの日もあるし、多い時は3つの時もあった」と小原さん。英語だけでも
- 木曜:自宅のパソコンで行うオンライン英会話
- 土曜:朝から夕方まで英語で授業を行うインターナショナルスクールに預ける
と、種類の違うレッスンを組み合わせていることを明かしています。
夫・マック鈴木さんの考え「多いとは感じない」
この“23個問題”には、小原さんの夫で元メジャーリーガーのマック鈴木さんの考え方も大きく関わっています。鈴木さんは、この習い事の数について「多いとは感じない」と発言。これにはくわばたさんがすかさず「感じろよ!」と芸人らしいツッコミを入れて、スタジオの笑いを誘いました。
鈴木さんは自身について、「僕も月曜から日曜まで休みがなかった。スポーツだけだったが。ぼくがしてなくて、やらせているわけじゃない」と説明。自身も子どもの頃からスポーツ漬けの日々を送ってきた経験があるため、「子どもたちにも同じように、たくさんの経験をさせたい」という思いがあるようです。
さらに、海外でのスポーツ事情にも触れ、
- 海外ではシーズンごとに野球、アメリカンフットボール、バスケットボールなどを分けてプレーする選手が多い
- 複数のスポーツを経験しながら、そこから一流選手が誕生している
と解説。あるスポーツを極めるためにも、ほかの種目で学べる動きや体の使い方は役に立つ、という持論を語りました。
そのため鈴木さんは、「何かしたいことが見つかった時に、他のスポーツからいろんな動きを学べる」「だから1本にするのは違う」「野球をしたいんだったら、バスケも水泳も辞めない」と、あえて習い事を絞らない方針を貫いているといいます。
一方で、小原さんによれば、子どもたちはこの多忙なスケジュールにもかかわらず、「やめたいとは言わない」とのこと。体験レッスンを通じて「全部やる」と自ら希望していると説明しており、親主導ではなく、あくまで子どもの意欲を尊重している姿勢を強調しています。
くわばたりえは“節約派” 「お金がもったいない」「鬼ごっこはタダ」
対照的なのが、コンビの相方であるくわばたりえさんのスタンスです。くわばたさんは、いわゆる“節約家”としても知られています。番組では、自身の子ども3人について、習い事は「3人で2個・月謝2万6000円」と紹介されました。
小原家の「3人で23個・20万円超」という数字を見たくわばたさんは、「いやお金がもったいないわ」と、きっぱり本音を口にしました。この言葉には、思わずうなずいてしまった視聴者も多かったかもしれません。
さらにくわばたさんは、自分の性格を踏まえたうえで、
- 「子供がどうとかじゃなくて、こっちがこんなに払ってるのに、もうちょっとうまくなれや、とか思ってしまいそう」
- 「結果出しぃや、こんな月謝、ってプレッシャーかけそう」
と告白。習い事そのものではなく、「高い月謝を払っていることで、親の側が子どもに余計なプレッシャーをかけてしまうのが怖い」と本音を打ち明けています。
そのうえでくわばたさんが口にしたのが、話題となった「鬼ごっこはタダですやん!」「ジャングルジム、あるやん」というフレーズです。お金をかけなくても、公園での遊びや鬼ごっこなど、子どもが体を動かし、工夫しながら学べる場はたくさんある、という考え方がにじみ出ています。
スタジオの反応と、広がる“習い事格差”への共感
スタジオでは、「23個も習い事があるなんて」「月謝20万円以上」という事実に、共演者たちも驚きを隠せませんでした。フリーアナウンサーの神田愛花さんや、「ハライチ」の澤部佑さんらも、「そんなに種類あります?」「空手と琉球空手とかをやらないと種類が」と戸惑い気味にコメント。
一方で、鈴木さんの「海外ではシーズンごとにスポーツを変えるのが普通」「複数種目を経験して一流選手になる人がいる」という説明に、澤部さんが「NBA選手とアメフト、どっちもドラフトにかかるみたいな、アメリカはたまにある」と納得する場面もありました。
番組で浮かび上がったのは、
- 「好きなことをたくさん経験させたい」「可能性を広げたい」と考える“投資派・経験重視派”
- 「お金や時間、子どもへのプレッシャーを考えると、ほどほどでいい」と思う“節約派・バランス重視派”
という、親たちの間でよく語られる2つの考え方でした。クワバタオハラの2人は、その両極端を分かりやすく体現しているようにも見えます。
視聴者が感じた“自分ごと感” 習い事はどこまでさせるべき?
今回のトークが大きな話題になった背景には、現代の日本で「習い事格差」とも呼ばれる状況があると指摘する声もあります。家庭の収入や価値観によって、子どもに用意できる習い事の数や種類には、どうしても差が生まれます。
SNSやブログなどでは、「さすがに23個は多すぎるのでは」「子どもが疲れないか心配」といった声が上がる一方で、「子どもが『やりたい』と言っているなら尊重したい気持ちもわかる」「うちは2個で精一杯だから、くわばたさんに共感する」という意見も見られます。
今回の放送で語られたのは、
- お金をどこまで教育にかけるか
- 子どもの「やりたい」と、親の「させたい」のバランス
- 結果や成果をどこまで求めるのか
といった、どの家庭にも共通するテーマでした。くわばたりえさんは「自分がプレッシャーをかけてしまいそうだから、習い事を増やしすぎない」と語り、小原正子さんは「子どもが『全部やる』と言っているから、なるべくやらせてあげたい」と話しました。
どちらが正解という話ではなく、「それぞれの家庭のやり方があっていい」という前提を保ちながらも、2人の極端な違いが、視聴者に「自分の家はどうしようか」と考えるきっかけを与えた形です。
“笑い”に包まれた真剣トーク コンビだからこそ言える本音
クワバタオハラの2人は、同じコンビであり、同時期に3人の子どもを育てる母親同士という共通点があります。だからこそ、相手の子育て方針に対して、遠慮のないツッコミや本音をぶつけることができたのでしょう。
くわばたりえさんの「感じろよ!」「お金がもったいないわ」「鬼ごっこはタダですやん」という鋭くも笑いを誘う言葉。そして、小原正子さんの「数えたらこのぐらいになっちゃってる」「子どもが全部やりたいと言っている」という、どこか照れくさそうな告白。スタジオは終始、笑いに包まれながらも、根底には「子どものために何が一番いいのか」を真剣に考える親の姿が浮かび上がっていました。
習い事に正解はありませんが、今回の“23個 vs 2個”という数字は、多くの家庭にとって自分たちの教育方針を見つめ直すヒントとなったのかもしれません。お金をかけて多くの経験をさせるのか、公園遊びや日常の中での学びを大切にするのか――どちらを選ぶにしても、親が子どもとしっかり話し合いながら、一緒に決めていくことが大切だと感じさせられるニュースでした。


