工藤阿須加が“壁芸人ワールド”に参戦!『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』とは

人気バラエティ番組『有吉の壁』から誕生した映画『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』に、俳優の工藤阿須加さんがゲスト出演することが発表され、話題を集めています。
あわせて永尾柚乃さん、松井玲奈さんという、いずれもNHK大河ドラマ経験を持つ俳優陣も名を連ね、バラエティ発の“アドリブ時代劇”に本格派キャストが加わる形となりました。

『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』とは?

映画『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』は、日本テレビ系バラエティ番組『有吉の壁』の人気企画「アドリブ大河」を映画化した作品です。
番組の10周年を記念した特別企画として、有吉弘行さんが“映画監督”となり、壁芸人たちにムチャブリを連発しながら時代劇を作り上げていくというコンセプトが、そのまま大スクリーンにスケールアップしました。

舞台となるのは、時代劇の撮影地としておなじみの京都・東映太秦映画村
2025年9月末、オープニング収録のために集められた壁芸人たちの前で、有吉さんから「今日の収録が映画になる」というサプライズが告げられ、そこから“映画版アドリブ大河”の前代未聞の挑戦がスタートします。

ストーリーと企画の仕組み

作品のベースとなるのは、「有吉監督」が用意した4つのシーン
有吉さんはその4シーンを、ストーリーも配役もほぼ白紙の状態でアドリブ撮影し、残りの場面づくりを丸ごと芸人たちに託します。
つまり、映画の物語は、壁芸人たちの発想と瞬発力によってその場でどんどん形作られていく仕組みです。

物語の主役に選ばれたのは、バラエティでもおなじみのコンビです。

  • 剣士「宮本寂しい」:とにかく明るい安村さん
  • 団子屋に団子を卸す業者「わり井直虎」:イワクラさん(蛙亭)

2時間を超える最初のシーン撮影を通じて、この2人がW主演に決定し、そこから“面白城”を舞台にした大河ドラマ風コメディが展開していきます。
一方で、有吉さんは多忙のため全ての現場に立ち会うことはできず、撮影の途中からはストーリーごと芸人側に丸投げされる展開に。
芸人たちは、有吉監督が先に撮影していた“エンディング映像”につながるよう、自分たちで物語とキャラクターをつくり上げ、一本の時代劇映画を完成させていきます。

総勢40名以上!壁芸人たちが武将・町人に

映画には、番組でおなじみの「壁芸人」総勢40名以上が出演します。
チョコレートプラネット、ジャングルポケット、パンサー、タイムマシーン3号、蛙亭、マヂカルラブリー、錦鯉、トム・ブラウン、さらば青春の光、空気階段、四千頭身、もう中学生など、人気芸人が勢揃いし、それぞれが武将や城の関係者、町人などに扮して“面白城”の世界観を盛り上げます。

映画の撮影で生まれた数々のアドリブや迷走、奇跡の瞬間は、公開前に放送される番組内でもオンエアされる予定で、テレビと映画が連動した企画となっているのも特徴です。

俳優ゲストに工藤阿須加・永尾柚乃・松井玲奈が参戦

今回大きな注目を集めているのが、ゲストとしての俳優陣の参加です。
第1弾ゲストとして発表されたのが、以下の3人。

  • 工藤阿須加さん(友情出演)
  • 永尾柚乃さん
  • 松井玲奈さん

いずれもNHK大河ドラマへの出演歴を持つ俳優で、「本家・大河ドラマ経験者が、バラエティ発の“アドリブ大河”に殴り込み」といった構図になっています。

工藤阿須加が“友情出演”で参加

公式サイトなどによると、工藤阿須加さんは本作に「友情出演」という形で参加します。
工藤さんはこれまでNHK大河ドラマ『八重の桜』などへの出演で、誠実で芯のある役柄を多く演じてきた俳優であり、歴史劇・時代劇のフィールドでも経験豊富です。
そんな工藤さんが、芸人たちのアドリブが飛び交う“面白城”の世界にどのような形で絡んでいくのかは、公開時の大きな見どころとなりそうです。

作品の世界観としては、有吉監督のムチャブリのもと、芸人たちがボケとツッコミを繰り広げる中に、工藤さんの本格的な芝居がアクセントとして加わると見られています。
番組発の企画でありながら、「笑い」と「本格時代劇」の両方の雰囲気を併せ持つ、少し不思議で新しいタイプのエンターテインメントになりそうです。

永尾柚乃・松井玲奈も時代劇の世界に

同じく出演が発表された永尾柚乃さんと松井玲奈さんも、NHK大河ドラマでの経験を持つ俳優です。
永尾さんは子役ながら、高い演技力と存在感で注目を集めている若手。
松井玲奈さんは、アイドル活動を経て女優としても評価を高め、幅広いジャンルの作品に出演してきました。
この2人が、芸人陣が作り上げる“アドリブ時代劇”の中で、どのような役割を担うのかも観客の関心を集めています。

テレビ放送『有吉の壁 カベデミー賞THE MOVIE』との連動

映画版「アドリブ大河」の公開に先立ち、バラエティ番組『有吉の壁』では、特別編となる「カベデミー賞THE MOVIE」が放送されました。
この放送回では、映画版の企画につながる要素や、これまでの映像企画の集大成的なコーナーが展開され、見逃し配信サービスTVerでも配信されています。

番組の中で披露される“映画風企画”や“ミニドラマ企画”は、もともと映画化との相性が良い構成となっており、今回の「劇場版アドリブ大河」もその延長線上にある試みと言えます。
視聴者はテレビ版で芸人たちの挑戦の過程を楽しみつつ、映画館では完成した一本の作品として味わえる二重の楽しみ方が用意されています。

どんな人におすすめ?作品の見どころ

『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』は、次のような方に特におすすめできる内容です。

  • 『有吉の壁』のファン、壁芸人が好きな方
  • バラエティと映画の境界を越えた企画が気になる方
  • 工藤阿須加さん、永尾柚乃さん、松井玲奈さんなど俳優陣のファン
  • 時代劇や大河ドラマのフォーマットを“笑い”で楽しみたい方

特に工藤阿須加さんに注目している方にとっては、これまでのシリアスな作品とは少し違う、“芸人たちの真ん中でどう存在感を発揮するのか”を楽しめる貴重な機会になりそうです。
バラエティ発ながら、京都・東映太秦映画村をフル活用した本格時代劇のセットやロケーションも加わり、「笑い」「アドリブ」「大河風ストーリー」がひとつになった、大人から子どもまで気軽に楽しめるエンターテインメント作品として期待されています。

参考元