愛子さま、初の単独「鴨場接待」で各国大使と交流 英語も交えた国際親善の一日
天皇皇后両陛下の長女愛子さまが、埼玉県越谷市にある宮内庁埼玉鴨場で行われた「外交団鴨場接待」に初めて単独で臨まれました。
各国の駐日大使らと英語も交えながら笑顔で交流されるお姿は、次代を担う皇族としてのご成長と、国際親善への強い意欲を静かに物語るものとなりました。
埼玉鴨場に到着 落ち着いた茶色のジャケット姿で
愛子さまは、午前10時ごろ、埼玉県越谷市にある宮内庁埼玉鴨場に到着されました。
この日のお召し物は、落ち着いた色合いの茶色のジャケットにロングブーツというシックな装い。
冬の鴨場の自然になじむコーディネートでありながら、若々しさと気品が感じられるスタイルで、大使らを出迎えられました。
埼玉鴨場は、宮内庁が管理する伝統的なカモ猟の施設で、「鴨場接待」は、ここに各国の外交団を招き、日本の自然と文化を体感してもらうために行われる行事です。
愛子さまは、今年2月には秋篠宮家の次女・佳子さまとともに参加されていますが、今回の参加はお一人で臨まれる“初の単独接遇”となりました。
16か国の駐日大使らと丁寧に握手 「お会いできてうれしいです」
この日の「外交団鴨場接待」には、ノルウェーやメキシコをはじめとする16か国の駐日大使らが招かれました。
愛子さまは、到着した大使たち一人ひとりに歩み寄り、丁寧に握手を交わされました。
お声掛けの際には、「お会いできてうれしいです」や「お会いできて光栄です」といった言葉をかけられ、終始にこやかに接せられたということです。
相手の目をしっかりと見つめながら、落ち着いた表情で言葉を交わされる姿からは、これまで積み重ねてこられた公務経験と、ご自身の中に育まれてきた自信がうかがえます。
英語でのやり取りも 自然な会話で国際親善
交流の場では、愛子さまが英語を交えて大使らと会話される場面もありました。
とくに、メキシコ大使とは英語でやり取りをされ、和やかな雰囲気の中で会話が進んだと伝えられています。
報道によれば、愛子さまは大使らに対し、自ら積極的に話しかけるご様子も見られたということで、若い世代の皇族として、国際社会との橋渡し役を務めようとするお気持ちがうかがえます。
流ちょうな英語でのコミュニケーションは、大使たちにとっても印象深いものとなったことでしょう。
伝統の「カモ猟」を紹介 日本の文化と自然の魅力を発信
今回の接待では、日本の伝統的なカモ猟について、大使らに紹介するプログラムも行われました。
「鴨場接待」は、単なる狩猟体験ではなく、日本の歴史的な猟法や自然との付き合い方を理解してもらうための、いわば文化交流の場として位置付けられています。
愛子さまは、大使らとともに説明を聞かれ、カモの放鳥にも参加されました。
伝統的な猟法を説明する職員の話に熱心に耳を傾けながら、ときおり大使らと言葉を交わされるお姿は、ホストとしての役割をしっかりと果たそうとされているように見えたと報じられています。
両手でそっとカモを放つ 大きく飛び立つ瞬間に笑顔
カモの放鳥の場面では、愛子さまが両手でそっとカモを地面に放たれたと伝えられています。
カモが大きく羽ばたき、空へと飛び立っていく様子を見守りながら、愛子さまは笑顔を見せられました。
この場面は、報道写真や映像でも紹介されており、カモを大切に扱いながら自然と触れ合われる愛子さまの柔らかな表情が、多くの人の印象に残るシーンとなりました。
大使たちもカモの放鳥を体験し、日本の自然との関わり方や、伝統行事の奥深さに触れる機会となったようです。
2月の参加から単独へ 経験を生かしたお一人での接遇
愛子さまが「外交団鴨場接待」に参加されるのは、今年2月に秋篠宮家の次女・佳子さまと一緒にお出ましになって以来のことです。
当時はお二人で大使らと交流されましたが、今回は初めての単独参加となりました。
2月の経験を踏まえ、接遇の流れや雰囲気をあらかじめ理解されていたこともあってか、この日は落ち着いた様子で大使らと接されていたといいます。
招待客一人ひとりに対して丁寧に対応される姿は、公務に臨む皇族としてのご自覚と責任感の表れだと受け止められています。
ラオスご訪問に続く国際親善の舞台
愛子さまは、11月にはラオスを公式訪問され、現地の人々との交流や、日本とラオスの友好関係を深めるための行事に出席されています。
今回の鴨場接待は、その流れを受ける形で行われたものであり、国内における国際親善の場として位置付けられています。
ラオス訪問に続き、今回も各国大使と直接言葉を交わされたことで、愛子さまの中で、「日本と世界をつなぐ」という皇族としての役割への意識が、さらに深まったと見る向きもあります。
海外でのご経験と、国内での外交団との交流が互いに補い合いながら、今後のご活動の土台となっていくことが期待されています。
若い皇族としての存在感 自然体の笑顔が伝えるもの
報道各社の写真や映像からは、愛子さまが自然体の笑顔で一日を過ごされていた様子が伝えられています。
大使らと談笑される場面や、カモを見つめる眼差し、放鳥の瞬間に見せられた柔らかな表情など、一つひとつのしぐさに注目が集まりました。
豪華さを競うのではなく、落ち着いた色合いの装いに、丁寧な言葉遣いと穏やかな雰囲気を重ねた愛子さまのお姿は、多くの国民に安心感と親しみを与えるものとなっています。
同時に、英語を交えたやり取りや、初の単独接遇という点からは、皇室の新しい時代を象徴するような新鮮さと頼もしさも感じられます。
「鴨場接待」が担う役割と、これからの期待
「外交団鴨場接待」は、各国大使らに日本の自然や伝統文化を体験してもらうことを通じて、日本と各国との友好関係を深める場として長年続けられてきました。
自然豊かな鴨場での時間を共に過ごすことで、形式ばった会議や会合とは違う、より心の通う交流が生まれることが、この行事の大きな魅力とされています。
今回、その中心となる役割を、若い世代である愛子さまがお一人で務められたことは、皇室外交の担い手が、着実に次の世代へと受け継がれていることを印象づける出来事となりました。
ラオス訪問や今回の鴨場接待で培われた経験は、今後、愛子さまがさらに幅広い国際親善の場に立たれる際の、大きな力となっていくと期待されています。
静かな冬の自然の中で、伝統と国際交流が交差する「鴨場接待」。
その舞台で、各国大使と向き合い、笑顔で言葉を交わされた愛子さまの姿は、日本の未来と世界とのつながりを、柔らかく、しかし確かな形で示すものとなりました。




