「マック福袋」に期待集中? 抽選系福袋ラッシュのなかで存在感を増すマクドナルド
年末恒例となった各社の福袋・福缶の抽選シーズンが本格化しています。
2026年に向けては、カルディの「食品福袋2026」や無印良品の「2026福缶」、さらにはスターバックスの福袋など、人気ブランドの福袋抽選結果が次々と明らかになり、SNS上では「全落ち」「倍率高すぎ」といった声が相次いでいます。
そうしたなかで、例年大きな話題となるのがマクドナルドの「マック福袋」です。他ブランドの抽選結果に一喜一憂しながら、「じゃあ次はマック福袋に賭ける!」と気持ちを切り替える人も増えているようです。
カルディ「食品福袋2026」発表で広がる“当落の明暗”
コーヒーと輸入食品で人気のカルディコーヒーファームでは、毎年争奪戦となる「食品福袋」の抽選結果が発表されました。
今年も応募者数が多く、「抽選系は全部落選」「倍率低いと思っていたのに外れた」といった声がネット上に多数投稿されています。中には、カルディのコーヒー福袋やオンライン限定福袋など複数を申し込み、「どれか1つは当たるはず」と期待していたものの、すべて落選となり肩を落とす人もいます。
一方で、「予想より倍率が低めだったのか、家族で複数当たった」「初めて食品福袋が当たった」といった喜びの報告もあり、文字通り悲喜こもごもの結果となりました。
特にカルディの食品福袋は、中身が充実しているうえに価格も比較的手ごろなことから、「毎年欠かさず狙っている」「年始の楽しみのひとつ」とするファンも多く、抽選結果に対する注目度は非常に高い状態です。
「全部落選」で心が折れる人も…次のターゲットはマック福袋?
今年の福袋シーズンで目立つのは、「抽選系の福袋がとにかく当たらない」という嘆きの声です。
カルディだけでなく、ほかの人気ブランドの福袋も軒並み高倍率となっており、「これでスタバ、カルディ、無印と3連敗」「福袋チャレンジ、今年も全滅」という投稿が多く見られます。
そうした中で、「もう抽選は疲れたから、次はマック福袋に切り替える」「毎年最後の砦はマクドナルド」といった声が、X(旧Twitter)やブログ、掲示板などで増えているのが印象的です。
カルディ食品福袋の当選発表直後から、「ハズれたからマック福袋に全力」「カルディだめだったから、マックに切り替え」といった投稿が相次ぎ、年末福袋戦線における“避難先”としてのマック福袋の存在感が、改めて浮き彫りになっています。
無印良品「2026福缶」も超狭き門 編集部11人全員落選の“地獄”
福袋・福缶戦線の厳しさを象徴する出来事として話題になっているのが、無印良品の「2026福缶」です。
無印良品の福缶は、縁起物の小さな置物がランダムで1点と、2,026円分の「MUJI GIFT CARD」1枚がセットになった人気商品で、価格は2,026円(税込)。
福缶は毎年抽選販売となっており、2026年分についても2025年11月20日〜12月1日にネットストアで応募を受け付け、12月5日ごろに抽選結果が発表されました。
ネットメディア「ロケットニュース24」編集部では、今年この福缶に11人で応募したものの、なんと全員落選という結果に終わったと報告しています。
昨年は同編集部で計20人応募して、当選したのは編集長1人だけだったとのことで、もともと「狭き門」として知られていましたが、今年はそれをさらに上回る「超難関福缶」ぶりを見せつける形になりました。
抽選結果は、無印良品ネットストアのマイページ → 購入履歴から確認でき、「当選」か「落選」の表示が出る仕組みです。
福缶の内容自体は、購入額と同額のギフトカードが入っているうえ、日本各地の縁起物が楽しめることから、「当たれば絶対お得」「外れたくない福袋の筆頭」という声も多く、その分落選時のショックも大きいようです。
スタバ福袋も大苦戦 “抽選地獄”でマック福袋に希望を託す人々
無印良品の福缶に先立ち発表されたスターバックスの福袋でも、倍率の高さが話題になりました。
同じくロケットニュース24編集部では、スタバ福袋に22人で応募して当選者ゼロという“全滅”結果を報告しており、「スタバも無印福缶も全滅」という二重のショックが広がっています。
SNS上では、「スタバも無印もダメだった」「今年の福袋運が無さすぎる」と嘆く声に混ざって、「最後の望みはマクドナルド」といったコメントも増加。抽選続きで心が折れかけている人たちにとって、マック福袋は「まだチャンスが残っている」希望の象徴のような存在になっているようです。
なぜ「マック福袋」がここまで注目されるのか
マクドナルドの「マック福袋」は、ここ数年、年末年始の風物詩として定着してきました。
例年、マック福袋には以下のような特徴があります。
- 商品無料券や割引券が複数枚入り、購入金額以上に元が取れる構成であることが多い
- マクドナルドのロゴや人気キャラクターとコラボしたオリジナルグッズが同梱される
- 店舗受け取りが基本で、日常的に使いやすい
- 全国に店舗があるため、利用シーンを具体的にイメージしやすい
こうした理由から、「福袋の中でも実用性が高い」「家族で使えるからハズしてもダメージが少ない」といった評価を受けてきました。
また、カルディや無印、スタバのような「当たればラッキー」の超高倍率福袋に連敗した人にとって、マック福袋は「まだ可能性を感じられる福袋」として、心理的なハードルが低く感じられるという面もあるようです。
抽選疲れの中で求められる「当たりやすさ」と「日常使いの安心感」
今年の福袋シーズンは、
- カルディ食品福袋の当選・落選報告
- 無印良品「2026福缶」の超高難度ぶり
- スタバ福袋の“全滅報告”
などが重なり、全体として「抽選に当たらない」印象が強くなっています。
そのなかで、マクドナルドのマック福袋に期待が集まる背景には、単に中身の価値だけではなく、
- ふだんから利用しているチェーンであること
- 家族・友人とシェアしやすく、外れても気持ちが切り替えやすいこと
- 「お得感」がわかりやすいこと
といった「日常との距離の近さ」があると考えられます。
カルディや無印、スタバの福袋は、特別感のあるアイテムが多い反面、「手に入らなかった時の落差」も大きく感じられがちです。その反動として、「最後はやっぱりマック福袋で締めたい」「普段使いできる福袋が欲しい」というニーズが高まっているのでしょう。
福袋選びの楽しみ方も多様化 「推し福袋」を決める人も
近年は、年始の福袋を「推し活」のように楽しむ人も増えています。
たとえば、
- コーヒー好きはスタバ、カルディ、ドトールなどの福袋を中心に狙う
- 雑貨やインテリアが好きな人は、無印良品やニトリなどの福袋をチェックする
- 外食チェーンでは、マクドナルド、ミスタードーナツ、ケンタッキーなどの福袋を“ハシゴ”する
といった具合に、自分のライフスタイルに合った「推し福袋」をあらかじめ決めて応募・購入している人も少なくありません。
今年のように抽選倍率が高い年ほど、「どの福袋に全力を注ぐか」を慎重に考える人も多く、「カルディと無印がダメだったから、マックに全振り」「来年は最初からマック一本で行く」といった“戦略的な乗り換え”も見られます。
「当たらない」も含めて年末の風物詩に
無印良品の福缶やスタバ福袋をはじめとした人気福袋は、もはや「当たらないことすらネタになる」存在になりつつあります。
ロケットニュース24編集部のように、複数人で応募して結果を共有したり、家族や友人同士で「誰が当たるか」を楽しんだりと、抽選結果そのものが一種のエンタメとして定着している側面もあります。
そのうえで、最後にマック福袋のような「当たれば日常的に使えるお得な福袋」で締めくくるというスタイルは、「外れても笑える」「当たればうれしい」という、バランスの良い年末の楽しみ方と言えるかもしれません。
カルディ食品福袋2026や無印良品「2026福缶」、スタバ福袋などの抽選に挑んだ人たちの間ではすでに、次のターゲットとしてマクドナルドの「マック福袋」への期待が高まりつつあります。
抽選で涙をのんだ人も、これからチャレンジする人も、自分のペースで「推し福袋」を楽しみながら、新しい年を迎える準備を進めているようです。




