嵐、NHK紅白歌合戦への出場を見送り 白組“最後の1枠”には玉置浩二が内定か
第76回となる今年のNHK紅白歌合戦をめぐり、多くのファンが復帰を待ち望んでいた嵐の出場が見送られる、というニュースが大きな話題になっています。一方で、白組の“最後の1枠”には玉置浩二さんという「超大物歌手」が選ばれたと報じられ、年末恒例の国民的音楽番組は、新たな注目ポイントを迎えています。
第76回NHK紅白歌合戦の顔ぶれと「空き枠」に高まった期待
今年の紅白歌合戦は、放送まで残りわずかとなるなかで、出演者発表のたびに大きな反響を呼んできました。11月14日に出場アーティストが発表された際には、HANA、FRUITS ZIPPER、M!LKといった初出場組に加え、来年から“コールドスリープ”に入るとされるPerfumeや、常連の福山雅治さんら豪華な顔ぶれが名を連ねました。
この時点で、紅組は20組、白組は17組という構成となっており、「白組の残り枠は誰になるのか」という点に大きな関心が集まりました。 その後、追加出場者としてAKB48、RADWIMPS、SixTONES、back numberらの名前が順次発表され、白組の枠は徐々に埋まっていきましたが、それでも白組には“あと1枠”が残っている状況が続いていました。
この“最後の1枠”こそが、「もしかして嵐が戻ってくるのでは」という期待を生み出していたポイントでした。 嵐は2020年末をもってグループ活動を休止し、その後2025年5月にグループとして活動を再開したことから、「復帰後初の音楽番組出演が紅白になるのでは」と多くのファンやメディアが注目していたのです。
嵐に高まった復帰待望論と“紅白の顔”としての歩み
嵐は、2009年から2020年の活動休止まで、一度も欠場することなく紅白歌合戦に出場し続けてきたグループです。 その間には、グループで5度の司会を務めるなど、紅白においてまさに「番組の顔」とも言える存在でした。
そのため、今年5月にグループ活動を再開し、さらに来年春のライブをもって活動終了を宣言している状況から、「今年の紅白が嵐にとって“ラストステージ”になるのではないか」という見方が自然と広がっていました。 「活動再開後、まだ音楽番組にはグループとして出演していない」という点も、ファンの期待をより一層高める要因となっていました。
こうした背景から、「白組の最後の1枠は嵐なのか」「復帰初の生パフォーマンスが見られるのか」といった期待がSNS上を中心に盛り上がっていた中で、今回の「嵐・紅白出場なし」という報道は、多くのファンにとって驚きと寂しさを伴うニュースとなりました。
嵐はなぜ紅白を欠場するのか “ブランク”と準備不足
「女性自身」などの報道によると、嵐が紅白歌合戦に出場しない理由として、関係者は「グループとして歌唱パフォーマンスにブランクがあるため、まだ準備が整っていない」と説明しているといいます。
活動休止期間を経て、2025年5月にグループ活動を再開した嵐ですが、これまでのところグループとして音楽番組に出演していない状況が続いています。 大型の生放送である紅白は、視聴者数も注目度も非常に高く、パフォーマンスの完成度が厳しく問われる場です。そのような舞台に、万全の状態で臨めないと判断した可能性がある、というのが今回の報道内容です。
また、別の報道では、3年ぶりとなる紅白側からの復帰オファーを固辞したとも伝えられており、「年末特番への出演も、特別扱いはしない」という方針がグループ側にあるのではないか、との見方も示されています。(こちらは一般的な報道内容の要約であり、詳細は各報道によります)
いずれにしても、今回の欠場については、「準備不足のまま中途半端な形で紅白に出るのではなく、グループとして納得のいくステージを届けたい」という思いが背景にあると受け止めるファンも多いようです。SNSなどでは、「残念だけど、万全の嵐を待ちたい」「最後まで嵐の決断を尊重したい」といった声も見られます。
白組“最後の1枠”は玉置浩二に 圧倒的歌唱力への期待
一方で、嵐の欠場が報じられる中、注目されていた白組の“最後の1枠”については、玉置浩二さんが選ばれたとする報道が出ています。 音楽関係者の証言として、「玉置浩二さんに決まった」というコメントが紹介されており、今回はソロでの出演になるとされています。
玉置さんは、これまでに安全地帯として2度、ソロとして3度紅白に出場しており、紅白のステージでも重ねてきた実績があります。 年齢を重ねてもなお衰えを感じさせない圧倒的な歌唱力は、出場のたびにSNS上で「感動した」「鳥肌が立った」と大きな反響を呼んできました。
今回の出場が実現すれば、2年連続での出演は初めてとなる見込みで、放送100周年の節目を迎えるNHKとしても「番組のハイライトになるのではないか」との声が上がっています。 嵐の不在という大きな空白を感じさせないほどの存在感と歌声が、ステージに深みを与えてくれるのでは、と期待されています。
紅白の「特別枠」や今後の追加発表の可能性
報道によれば、白組としての出場アーティストは玉置さんで最後になるとされていますが、同時に「特別枠の発表はまだある」とも伝えられています。 紅白歌合戦では、例年、通常の出場枠とは別に「特別企画」や「特別出演」といった形で、スペシャルなアーティストが出演するケースがあります。
今回も、番組全体の構成やテーマに合わせて、今後さらなる大物アーティストが“特別枠”として発表される可能性があると音楽関係者は指摘しています。 ただし、現時点で具体的な名前や内容は明らかになっておらず、公式発表を待つ必要があります。
ファンの間では、「嵐は通常枠ではなく特別企画でサプライズ登場するのではないか」といった憶測も一部で見られますが、そうした点については現時点で公式な情報や確定的な報道はなく、推測の域を出ていません。報道も、「特別枠自体はまだある」とするにとどまっており、誰が登場するかまでは言及していません。
ファンの複雑な思いと、番組への期待
今回の嵐の紅白欠場の報道は、長年彼らのステージを見守ってきたファンにとって、やはり大きなニュースとなりました。活動再開後初の紅白で“有終の美を飾る”というシナリオを期待していた人にとっては、残念な発表と言えます。
一方で、「歌唱やパフォーマンスにブランクがある中で、あえて紅白のような大舞台には立たない」という決断は、パフォーマンスへのこだわりやファンへ最高の姿を見せたいという思いの表れだと受け止める向きもあります。 無理をして今すぐの出演を選ぶのではなく、準備が整ったタイミングでの本格的なステージに期待をつなぎたい、という声も見られます。
同時に、玉置浩二さんをはじめとする出演者たちの顔ぶれから、今年の紅白はまた違った形で「歌の力」を感じさせる放送になりそうだ、という期待も高まっています。世代やジャンルを超えて、多様なアーティストが一堂に会する場として、紅白は毎年、日本の音楽シーンの“今”を映し出す番組です。
嵐の不在を寂しく思う気持ちと同時に、それぞれのアーティストがどのようなステージを見せてくれるのか、そして今後発表されるかもしれない「特別枠」や企画がどのようなサプライズを用意しているのか、多くの視聴者が静かに注目しています。
これから注目したいポイント
- NHKおよび番組公式からの最終的な出演者発表
白組最後の1枠として玉置浩二さんが内定していると報じられていますが、最終的な確認は公式発表によってなされます。 - 「特別枠」「特別企画」の有無と内容
特別枠の存在は報じられているものの、具体的な内容は明らかになっていません。今後の追加発表が注目されます。 - 嵐の今後の活動とメディア出演のタイミング
紅白への出場は見送られる見込みですが、来年春のライブまでにどのような形でメディアへ登場するのか、多くの関心が寄せられています。
嵐という“紅白の象徴”的存在がステージに立たない一方で、玉置浩二さんをはじめとする実力派アーティストたちが、どのように番組を彩るのか。視聴者は、少し切なさを抱えながらも、今年ならではの紅白歌合戦を見届けることになりそうです。



