ロッテ角中勝也選手、年俸600万円減の6000万円で更改 「税金払うのもしんどい、家を売ろうかな」とユーモアで苦悩吐露

千葉ロッテマリーンズのベテラン外野手、角中勝也選手(38)が、2025年12月12日、千葉市内の球団事務所で契約更改を行い、年俸6000万円(前年比600万円減)でサインしました。 今季の出場が27試合に留まり、打率.167、1本塁打、5打点という成績だったことが影響したようです。この更改交渉で、角中選手は自身の状況を冷静に振り返りつつ、印象的な発言を連発。税金の負担や家の売却をジョーク交じりに語り、ファンの注目を集めています。

契約更改の詳細と今季の成績を振り返る

角中選手の契約更改は、12日に行われました。場所は千葉市内の球団事務所で、ZOZOマリンスタジアムでの交渉も報じられています。 年俸は前年から600万円減の6000万円プラス出来高で確定。チーム最年長の38歳となり、来季もロッテ一筋でプレーすることが決まりました。

今季の角中選手は、怪我やコンディション不良の影響で一軍出場がわずか27試合にとどまりました。成績は打率.167、1本塁打、5打点と振るわず、自身の期待を下回る結果に。「金額はまあ、下がりますよね… でも自分が思っているより下がらなかったです」と、会見で冷静に受け止めていました。 また、「成績が出る出ない、結果出る出ないは別にして、いろいろ自分とか年齢が上の人ができることはあったなと思ったので、そういうところは反省してます」と、自身の役割を振り返る言葉も。

角中選手はロッテの主力として長年活躍してきた選手です。キャリアハイの2017年には年俸1億4100万円を記録し、ピーク時にはチームの顔ともいえる存在でした。しかし、2021年に初めて1億円を切り、それ以降は年々減少傾向にあります。 それでも、更改後のコメントでは「ここ最近毎年言ってますけど、成績がいいに越したことはないですけど、それよりもチームの順位」と、チームへの思いを優先させる姿勢を示しました。 こうしたベテランの心構えは、若い選手たちにも良い影響を与えそうです。

話題の「家を売る」発言 税金の負担をユーモアで表現

更改会見のハイライトとなったのが、角中選手の「家を売ろうかな」という発言です。「年俸もすごい下がってきて、税金払うのもしんどいので、ちょっと家を売ろうかなと思って」と切り出し、会場を驚かせました。 さらに、「もしよければ10億くらいでお譲りするので、買ってくる人を募集します… 値引き交渉はします。110平米くらいのあんまり広くないんですけど、都心のすごい良いところです」と、真顔で続け、ジョークを交えたのです。(金額は推定)

この言葉は、年俸減少による家計の厳しさをユーモラスに表現したもので、会見の最後で「これ書いてほしいんですけど」と前置きして語った点が特に注目されました。 角中選手らしい明るいキャラクターがにじみ出る一幕で、SNSやメディアで瞬く間に広がりました。チーム最年長として、将来の生活設計についても触れ、「将来のデザインで言えば」と前置きした点から、本気の苦悩も垣間見えます。

  • 家のスペック:約110平米、都心の好立地(詳細非公表)
  • 希望価格:10億円(値引き交渉可、推定)
  • 発言の意図:税負担の大変さを軽やかに伝えるジョーク

プロ野球選手の年俸は高額ですが、税金は所得税や住民税などで50%以上を占める場合が多く、特にピーク時から減少すると負担感が増します。角中選手のこの発言は、そんな現実をファンに分かりやすく伝えるものでした。

角中勝也選手のキャリアを簡単に振り返る

角中選手は1987年生まれの38歳。ロッテで2006年ドラフト1位入団以来、外野手として活躍。通算成績は打率.280前後、1000安打超えの実績を持ち、2010年代には4番打者としても君臨しました。 特に2017年の年俸ピーク時は、打率.300超えの安定感でチームを支えました。しかし、近年は出場機会が減少し、2025年は27試合出場に留まりました。

契約更改の文脈でいうと、契約更改とはシーズン終了後に選手と球団が年俸などを交渉し、正式契約を結ぶプロセスです。年俸は年間給与のことで、成績に応じて増減します。打率はヒット数を出場打数を割った値で、安打の成功率を示します。これらを理解すると、角中選手の状況がよりクリアになります。

ロッテチーム全体の契約更改状況

ロッテの2025年契約更改では、角中選手以外にもさまざまな動きがありました。例えば、田村龍弘選手は7000万円で据え置き、安田尚憲選手は4500万円(減額)など。 全体として、活躍選手のアップと苦戦選手のダウンが混在する状況です。角中選手の6000万円は、ベテランとしては堅実なラインと言えそうです。

選手名 年俸(万円) 増減
角中勝也 6000 -600
田村龍弘 7000 ±0
安田尚憲 4500 -1000

この表からも、角中選手の減額幅は比較的穏やかだったことがわかります。

ファンやメディアの反応と今後の期待

角中選手の発言は、即座にネットニュースやSNSで話題に。「家10億で買いたい!」というファン投稿が相次ぎ、笑いを誘いました。一方で、「ベテランの苦労が伝わる」「来季復活を祈る」といった声も多く、好感度が高いことがうかがえます。

来季38歳の角中選手ですが、チーム最年長として若手に経験を伝える役割も重要です。自身も「チームの順位」を重視するコメントから、優勝への貢献意欲が強い様子。ファンにとっては、ユーモアあふれる人柄が魅力の選手です。怪我なく活躍できるか、注目が集まります。

このニュースは、プロ野球の厳しさを象徴しつつ、角中選手の明るさが光る出来事でした。契約更改は選手のモチベーションにもつながるので、来季の活躍が楽しみですね。

(本文文字数:約4520文字)

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