UEFAヨーロッパリーグ2025-26リーグフェーズ第6節まとめ セルティックvsローマ、FCSBvsフェイエノールトほか今夜の注目カード
2025-26シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第6節が、いよいよ佳境を迎えます。最終節となるこのラウンドでは、決勝トーナメント行きの椅子をめぐって多くのクラブがし烈な争いを展開しており、日本のファンにとっても見逃せない一夜になりそうです。
なかでも注目を集めているのが、伝統あるクラブ同士が激突するセルティックvsASローマ、そして東欧の名門とオランダの強豪が対戦するFCSB(旧ステアウア・ブカレスト)vsフェイエノールトの一戦です。また、全体を見渡すと、リヨン、アストン・ヴィラ、ローマ、ベティスなど有名クラブが軒並み登場し、それぞれが「次の相手」を決める大一番に臨みます。
UEFAヨーロッパリーグ2025-26 リーグフェーズの位置づけ
2024-25シーズンから導入された新フォーマットにより、2025-26シーズンのヨーロッパリーグも「リーグフェーズ」方式が採用されています。従来の「4チーム×グループ制」ではなく、参加クラブ全体で一つのリーグ表を作り、各クラブが決められた数の対戦相手と試合を行う形式です。
- 全体リーグ表で上位8チームがそのまま決勝トーナメント(ラウンド16)へ進出。
- 9位~24位のクラブは、プレーオフを経て決勝トーナメント行きを争う。
- 第6節はシーズン中盤を越え、順位争いが一気に現実味を帯びる重要な節となっている。
現時点の上位にはリヨン、ミッティラン、アストン・ヴィラ、フライブルクなどが名を連ねており、各クラブは一試合ごとに勝ち点だけでなく、得失点差も意識しながら戦っています。
セルティックvsASローマ:伝統と意地がぶつかる注目カード
第6節で特に話題となっているのが、ヨーロッパを代表する伝統クラブ同士の対決、セルティックvsASローマです。スコットランドとイタリアの名門がヨーロッパリーグの舞台で相まみえるこのカードは、サポーターの熱量、スタジアムの雰囲気ともに屈指の盛り上がりが期待されています。
今季のリーグフェーズでの両クラブの戦いぶりを見ると、セルティックはフェイエノールト戦で3-1の勝利を収めるなど攻撃面での迫力を見せてきました。一方、ASローマも強豪ミッティランを2-1で下すなど、要所で勝負強さを発揮しています。
- セルティック:ラテン系クラブ相手にも果敢に仕掛けるアグレッシブな攻撃が持ち味。
- ASローマ:戦術的な柔軟性とカウンターの鋭さでヨーロッパの舞台でも安定した戦いを披露。
順位表の中でも、両クラブはプレーオフ圏内からさらに上を目指す位置でしのぎを削っており、本試合の結果がシーズン後半の行方を大きく左右する可能性があります。セルティックにとってはホームの後押しを受けながら「ビッグクラブ撃破」を狙う一戦であり、ローマにとっては「格の違い」を示したい試合だと言えます。
FCSBvsフェイエノールト:東欧とオランダの強豪対決
もうひとつの注目カードがFCSB(ルーマニア)vsフェイエノールト(オランダ)の一戦です。FCSBは旧ステアウア・ブカレストとして知られる東欧の名門で、かつて欧州制覇も達成した歴史あるクラブです。一方、フェイエノールトはオランダを代表する強豪で、攻撃的なフットボールで知られています。
今季のヨーロッパリーグ予選段階では、FCSBが複数の対戦で安定した勝ち上がりを見せており、ホームでの強さが際立っています。同クラブは、アバディーンやドリタといった対戦を制し、確かな地力を証明しました。
対するフェイエノールトは、リーグフェーズの中でセルティック相手に黒星を喫した試合もあり、浮き沈みのある戦いぶりではあるものの、爆発力という点では大会屈指の実力を持ちます。
- FCSB:ホームでの試合運びが安定しており、守備組織の硬さが武器。
- フェイエノールト:サイド攻撃とセットプレーからの得点力が魅力。
このカードは、決勝トーナメント進出ライン付近にいるクラブ同士の直接対決という意味でも非常に重要で、引き分けでは物足りない、勝ち点3を狙いに行く姿勢が見られる可能性が高い試合です。
今夜のヨーロッパリーグ全試合と「次のライバル」争い
第6節はセルティックやローマ、FCSB、フェイエノールトだけでなく、多くのクラブが同時刻帯を中心に試合を行う「ヨーロッパリーグの長い夜」となります。各地でキックオフされる試合の数々は、「次のライバルは誰か」を決めるうえで極めて重要です。
特に注目度の高いクラブとして名前が挙がっているのが、以下のようなチームです。
- リヨン:リーグフェーズ序盤から安定して勝ち点を積み上げ、上位に位置するフランスの名門。
- ミッティラン:デンマーク勢として存在感を発揮し、今季も上位争いに食い込む。
- アストン・ヴィラ:プレミアリーグ勢としての地力を示し、攻撃的なスタイルで得点を重ねている。
- フライブルク:堅実な守備と効率的な攻撃で勝ち点を伸ばし、上位をキープ。
- ベティス:ラ・リーガ勢としてテクニカルなサッカーを展開しつつ、勝負どころでの勝ち切りが光る。
これらのクラブは、すでに決勝トーナメント進出圏、あるいはその直下のプレーオフ圏に位置しており、第6節以降の結果次第で「どの相手と当たるのか」が徐々に見え始めます。
今夜の試合を経て、
- 上位8チームへ逃げ切るクラブ
- 9位~24位でプレーオフに回るクラブ
- 下位に沈みヨーロッパの舞台を去るクラブ
といった構図がより明確になっていくことになります。その意味で、第6節は結果以上に「流れ」を左右する一夜とも言えるでしょう。
日本からの視聴方法と中継・配信のポイント
日本のファンにとって気になるのは、これらの注目カードをどこで、どのように視聴できるかという点です。国内では、ヨーロッパリーグの放送・配信は主にスポーツ専門チャンネルや配信サービスが担っており、リーグフェーズ第6節も複数試合がライブ・ディレイで予定されています。
- 欧州現地時間の夜キックオフとなるため、日本時間では深夜~早朝の時間帯に試合が集中。
- セルティックvsローマ、FCSBvsフェイエノールトなど注目のカードは、実況・解説付きの中継が組まれる見込み。
- 主要試合以外は、ハイライト番組やダイジェスト配信でチェックできるケースも多い。
また、ヨーロッパリーグは試合数が非常に多いため、「どれを観るか」を事前に決めておくと深夜帯でも効率よく楽しむことができます。順位表や直近の結果を確認できるサイト・サービスも充実しており、気になるクラブの状態をチェックしてから視聴すると、試合の見どころがより分かりやすくなります。
順位争いのカギを握る第6節の意味
リーグフェーズ第6節は、単なる「1試合」ではなく、シーズン全体の流れを占ううえで極めて重要な位置づけにあります。
- 上位クラブにとっては、決勝トーナメントを見据えてメンバーをどうやりくりするかというマネジメントの観点。
- 中位~プレーオフ圏内を狙うクラブにとっては、勝ち点3が必須の「負けられない試合」という勝負所。
- 下位に沈むクラブにとっては、意地とプライドをかけた戦いであり、来季以降への布石ともなる試合。
セルティックvsローマ、FCSBvsフェイエノールトというカードは、まさにこの「中位~上位への跳ね上がり」を目指すクラブ同士の対戦であり、どちらのクラブも勝てば一気に可能性が広がる試合です。
また、上位にいるリヨン、ミッティラン、アストン・ヴィラ、フライブルク、ベティスなどの試合結果は、「誰が1位通過に近づくか」「どのクラブがプレーオフに回るのか」を占う重要な指標となります。今夜の結果次第で、今後の組み合わせが大きく変わってくる可能性があるため、他会場の経過にも注目が集まります。
ファン目線での楽しみ方:注目選手とクラブの背景
ヨーロッパリーグの魅力は、チャンピオンズリーグに比べて「クラブの幅」が広く、各国の多様なスタイルが一夜に凝縮されている点です。
- セルティック:熱狂的なサポーターと攻撃的スタイルが特徴。ホームゲームの雰囲気はヨーロッパ随一とも評される。
- ASローマ:セリエAの伝統あるクラブで、テクニカルかつ戦術的なサッカーを展開。
- FCSB:東欧らしいフィジカルと組織力を併せ持ち、若手の台頭も期待されるクラブ。
- フェイエノールト:オランダらしい攻撃サッカーと育成力が魅力で、将来有望なタレントが多く在籍。
こうしたクラブの背景を理解しておくと、同じ90分の試合であっても、
- 「なぜこの戦い方を選んでいるのか」
- 「どの選手がキープレーヤーなのか」
- 「勝ち点の意味はどれほど重いのか」
といったポイントが、より深く見えてきます。解説や実況とあわせて観戦することで、戦術面や選手の特徴にも自然と詳しくなれるはずです。
まとめ:運命を左右する一夜、セルティックとローマ、FCSBとフェイエノールトに注目
2025-26シーズンのUEFAヨーロッパリーグ・リーグフェーズ第6節は、多くのクラブにとって「ここから上昇気流に乗るのか、それとも足踏みするのか」を分けるターニングポイントとなります。
そのなかで、
- スコットランドとイタリアの名門が激突するセルティックvsASローマ
- 東欧とオランダの強豪がぶつかるFCSBvsフェイエノールト
という2試合は、順位争い・クラブのプライド・サポーターの期待が交錯する、非常に見ごたえのあるカードと言えるでしょう。
さらに、リヨン、アストン・ヴィラ、ローマ、ベティスなど人気クラブが揃って登場することで、「今夜の相手」だけでなく「次に当たる可能性のあるライバル」まで意識しながら観戦できるのも、ヨーロッパリーグならではの楽しみです。
深夜帯のキックオフにはなりますが、日本からも視聴可能な試合が多数用意されています。お気に入りのクラブや気になるカードをチェックしつつ、ヨーロッパ各地で繰り広げられる熱戦を、ぜひじっくりと味わってみてください。



