『バイオハザード レクイエム』にレオン登場がほぼ確実に PS Store新アート&海外メディアが確認

カプコンの新作サバイバルホラー『バイオハザード レクイエム』をめぐり、シリーズ屈指の人気キャラクターであるレオン・S・ケネディが登場することが、いよいよ「ほぼ確実」とみられる状況になっています。
PlayStation Store上で新たなカバーアートが一時的に表示され、そのビジュアルに成長したレオンの姿が大きく描かれていたことを、複数のメディアやユーザーが確認しました。

さらに、ゲームメディア「GameReactor」の英語版では、レオンが『Resident Evil Requiem』でプレイアブルキャラクターとして確認されたと伝えるニュースも公開されており、ファンの間で大きな話題になっています。

PlayStation Storeに新アートワークが出現 「おじさんレオン」が公式ビジュアルに

今回の騒動の発端となったのは、PlayStation 5向け『バイオハザード レクイエム』の事前ダウンロード画面です。
通常版(スタンダードエディション)を予約している一部ユーザーの環境で、新しいカバーアートが表示され、その画像がネット上で急速に共有されました。

国内外のゲームメディアIGNも、この画像が実際にPS Store上で表示されていることを確認しており、「本物であると断言できる」と報じています。
この時点で単なる合成画像や悪質なフェイクである可能性は大きく後退し、ソニー側の“フライング掲載”によるリークと受け止められています。

カバーアートには、本作の新主人公と見られるグレースが手前に描かれ、その背後に、無精ひげを生やし、やや疲れた表情のレオンが大きく配置されています。
ビジュアルは『バイオハザード RE:4』版レオンのイメージに近く、ふわりとした髪型に、襟元にファーがあしらわれたレザージャケットというスタイルで、ファンからは「おじさんレオン」「年を重ねた渋いレオン」といった感想も寄せられています。

レオン登場の噂は1年以上前から ついに「ほぼ確定」へ

『バイオハザード レクイエム』にレオンが関わるのではないかという噂自体は、実は1年以上前から継続していた話題です。
AI画像とされる“それらしい”ビジュアルや、レオンを連想させるティーザー表現などがSNSで拡散され、ファンコミュニティでは「2人目のプレイアブルキャラクターはレオンでは?」との見方が強まっていました。

また、2025年夏のGamescomでは、海外メディアIGNがカプコンにレオン登場の有無を質問した際、あえて明確な回答を避けたことも報じられています。
この「ノーコメント」がかえって期待を高める結果となり、「どこかのパートでサプライズ登場するのでは」という憶測が絶えませんでした。

とはいえ、これまではあくまで噂と推測の域を出ず、開発側からも正式なコメントはなし。
今回のPS Storeカバーアート流出により、シリーズファンが長く追いかけてきた「レオンは出るのか?」という問いに、初めて“公式ビジュアルという形で”強い根拠が与えられたことになります。

過去作の人気キャラクター2人が参戦か 本編レオン+DLCローズの可能性

『バイオハザード レクイエム』をめぐる情報の中で、もうひとつ注目度が増しているのが、シリーズ別作品からの人気キャラクター2人の登場です。
国内のゲーム情報サイトは、レオンとローズ・マリー・ウィンターズの2人が本作に登場するとの情報を紹介しています。

報道によれば、PS Storeの新アートワークにより、レオンが本編で重要な役割を担うキャラクターであることがほぼ確実になった一方で、ローズについてはDLC(追加コンテンツ)でプレイアブルキャラクターとして登場するのではないかとする見方が示されています。

ローズは『バイオハザード ヴィレッジ』で主人公イーサン・ウィンターズの娘として登場したキャラクターで、同作のDLC「シャドウズ・オブ・ローズ」では既にプレイアブル化されています。
『レクイエム』では、メインストーリーとは別軸のDLCにおいて、再び彼女を操作できる可能性が指摘されており、「本編はベテラン勢、DLCは新世代キャラ」という住み分けになるのではないかという推測も出ています。

ただし、現時点でカプコンからローズ登場についての正式なアナウンスはなく、「本編・DLCを通してレオン、ローズ、そして新主人公グレースの3人が操作可能になるのかどうか」といった具体的なプレイアブル構成は不明とされています。

海外ニュースで「レオンはプレイアブル」と報道 GRTVニュースの内容

海外ゲームメディア「Gamereactor」は、動画ニュース「GRTVニュース」において、レオン・S・ケネディが『Resident Evil Requiem』でプレイアブルキャラクターとして確認されたと伝えています。

記事によると、PS5向けスタンダードエディションを予約したプレイヤー向けに表示されたプリダウンロード用のアイコン画像が決定打となり、その内容からレオンが実際に操作できるキャラクターとして登場すると判断したと説明しています。
これにより、「物語に顔見せ程度で登場するだけなのか」「本格的に操作できるのか」というファンの不安に、プレイアブルである可能性がかなり高いという材料が加わりました。

一方で、日本のニュースサイトやブログでは、「プレイアブルかサポートNPCか、重要なシーケンスのみ操作可能なのかは、まだ断定できない」として、やや慎重なトーンの解説も見られます。
現状、海外メディアは「プレイアブル確定」と強めに報じ、日本側は“ほぼ確実だが公式発表待ち”というスタンスで、温度差がある状況と言えます。

一部リークはプロデューサーが「フェイクニュース」と否定

ここまでの動きから、レオン登場自体はかなり信ぴょう性を増していますが、すべてのリークが正しいわけではないことにも注意が必要です。
プロデューサーの熊澤雅登氏は、海外メディアのインタビューの中で、「眼帯を付けたレオン」など特定のビジュアルリークをフェイクニュースだと明言し、一部の極端な噂や画像を否定しています。

つまり、

  • PS Store公式アート経由で確認された要素(グレースの背後に中年レオンが描かれている等)は、かなり信頼性が高い
  • しかし、SNS上で出回っている過剰な設定画や極端な外見変更案(眼帯レオンなど)は誤情報である可能性が高い

という線引きがなされつつある状況です。

熊澤氏はまた、『レクイエム』がシリーズ原点であるラクーンシティや過去の伏線回収を大きなテーマにしているとしつつも、アウトブレイクシリーズの細かな知識は必要ないといったコメントも寄せており、「過去作ファン向けのサービス」と「新規プレイヤーの遊びやすさ」の両立を図っていることがうかがえます。

発売日と対応プラットフォーム 次世代機中心の展開に

『バイオハザード レクイエム』は、2026年2月27日発売予定のナンバリング最新作であり、現時点での対応プラットフォームは以下のとおりと報じられています。

  • PlayStation 5
  • Xbox Series X|S
  • Switch 2(仮称の次世代Nintendoハード)
  • PC

カプコンは本作について、「ハイエンド版を無理にダウングレードしたものではなく、それぞれのプラットフォームに合わせて最適化している」とする趣旨のコメントを行っており、現行機/次世代機向けに開発されたタイトルであることを強調しています。

The Game Awards 2025での正式発表に期待高まる

こうした中、ファンの視線はまもなく開催されるThe Game Awards 2025に集まっています。
複数の情報源が、同イベントで『バイオハザード レクイエム』の新トレーラーが公開される可能性を指摘しており、その場でレオン登場やローズ関連コンテンツが正式発表されるのではないかと見られています。

国内メディアも、「今回のレオン&ローズ登場情報は、The Game Awards 2025の発表内容に紐づいた形で出てきたもの」としており、一連のリークやフライング掲載は、イベント前のタイミングで起きた“想定外のネタバレ”だった可能性が高いと分析しています。

現在わかっている主なポイントを、改めて整理すると次のようになります。

  • PS Storeのカバーアートから、中年レオン・S・ケネディが本編に重要キャラクターとして登場することがほぼ確実になった
  • 海外メディアは、レオンがプレイアブルキャラクターであると報道している
  • 過去作人気キャラのレオンとローズの2人が、『レクイエム』本編とDLCにそれぞれ登場する可能性が高いとされる
  • 一方で、眼帯レオンなど一部の極端なリーク画像は、プロデューサーによりフェイクと明言されている
  • 発売日は2026年2月27日で、PS5/Xbox Series X|S/Switch 2/PC向けにリリース予定

現時点では、レオンの細かな役回りや、どの程度のボリュームでプレイアブルパートが用意されているのか、ローズがどのような形でDLCに登場するのかといった具体的な情報は、まだ明らかになっていません。
しかし、公式ストア由来のビジュアル複数メディアの裏取り報道が重なったことで、「レオンは本当に『レクイエム』に帰ってくる」という手応えを、多くのファンが実感し始めている状況と言えるでしょう。

今後の鍵を握るThe Game Awards 2025で、カプコンがどこまで情報を公開するのか。
かつてラクーンシティの新人警官として初登場したレオンが、年を重ねた姿でどのような“レクイエム(鎮魂歌)”に関わっていくのか、シリーズファンの期待は一段と高まっています。

参考元