日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』旋風 妻夫木聡&目黒蓮の“リアタイ”宣言から、第9話サプライズゲストまで
TBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』が、クライマックスに向けてますます大きな話題を集めています。競馬を舞台に、馬と人、そして“家族”の絆を描く本作は、日曜夜9時の放送のたびにSNSのトレンドを席巻し、幅広い世代の視聴者を巻き込むブームとなっています。主演・妻夫木聡さんと、レーシングマネジャーとして支え合う若き馬主を演じる目黒蓮さんのタッグは、放送ごとに注目度が高まる一方です。
今回は、
- 妻夫木聡さんが語った、目黒蓮さんとの「リアタイしようね」舞台裏トーク
- “予告テロップ”に視聴者が悲鳴を上げた第9話直前の反響
- 第9話のネタバレを含む、サプライズゲスト登場への興奮の声
といった、いま話題の3つのニュースを中心に、ドラマの魅力と、クライマックスへ向かう盛り上がりをやさしくひも解いていきます。
競馬ドラマで日曜夜を席巻 『ザ・ロイヤルファミリー』とは
『ザ・ロイヤルファミリー』は、2025年10月スタートのTBS系日曜劇場枠のドラマで、毎週日曜よる9時から放送されています。
物語の中心にいるのは、かつて大手税理士法人に勤務していた主人公・栗須栄治(妻夫木聡)。 彼は、馬主としてのカリスマ性で知られた山王耕造(佐藤浩市)の姿に惚れ込み、秘書として仕えるようになります。耕造の死後は、その愛人の息子である山王耕一(目黒蓮/Snow Man)のレーシングマネジャーとなり、競走馬「ロイヤルファミリー」とともに、有馬記念の大舞台を目指していくというストーリーです。
舞台は、サラブレッドの聖地・北海道日高地方の牧場や、中山競馬場など実在の競馬場。 松本若菜さん演じる加奈子の実家が営む「ノザキファーム」など、牧場シーンも物語の重要な舞台として描かれています。
また、中山競馬場や東京競馬場ではドラマの特別展が開催されるなど、現実の競馬界とのコラボレーションも話題になっており、「競馬ファン」と「ドラマファン」が交差するユニークな現象を生み出しています。
妻夫木聡&目黒蓮の“リアタイ”約束 温かい現場の空気
いま特に注目を集めているのが、妻夫木聡さんが語った撮影の舞台裏エピソードです。インタビューでは、TBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』のオンエア日になると、妻夫木さんと目黒さんが互いに「リアタイしようね」と声を掛け合っていることが明かされました。
「リアタイ」とは、録画ではなくリアルタイムで放送を視聴すること。キャスト自らがリアルタイム視聴を楽しみにし、共演者同士で約束し合う姿は、作品に対する強い愛情とチームワークのよさを感じさせます。
公式サイトでも、主演・妻夫木さんや目黒さんの特別インタビューがたびたび公開され、北海道ロケでのエピソードや、役への思いなどが語られています。 現場では、ベテランから若手まで幅広いキャストが揃い、世代を超えた交流が生まれている様子がうかがえます。
特に、耕一役の目黒さんと、栄治役の妻夫木さんの関係性は、ドラマの中だけでなく、現場の信頼関係としても厚く、視聴者から「まるで本当の家族のようだ」といった声も上がっています。こうしたキャスト同士の絆が、そのまま画面から伝わり、視聴者の心をつかんでいると言えそうです。
“予告テロップ”にネット悲鳴 「嫌だ」「現実を受け入れられない」
物語がいよいよ最終章へ突入し、ドラマの公式サイトや関連メディアでも「最終回まで見逃せない」と紹介される中、ある“予告テロップ”が視聴者の心を強く揺さぶりました。
第9話の放送前に流れた予告の中で、ストーリーの行方を暗示するテロップや映像が差し込まれ、その内容に対してSNS上では
- 「嫌だ、嫌だ」
- 「現実を受け入れられない」
- 「そんな展開、見たくないけど見ないわけにもいかない…」
といった悲鳴にも似た声が相次ぎました。
ドラマは、失明から奇跡の復活を遂げた競走馬「ロイヤルファミリー」が、栄治と耕一とともに有馬記念を目指していくという、大きな夢の物語です。 その一方で、競馬という現実の世界を下敷きにしているからこそ、怪我や引退、そして別れといった厳しい現実も避けて通れません。
視聴者は、これまでのエピソードを通じて、栄治と耕一、そしてロイヤルファミリーに深く感情移入してきました。だからこそ、彼らに訪れるかもしれない“試練”を予感させる予告に、思わず「この先を見たくない」と感じてしまうほどの強い反応が生まれたと考えられます。
実際、コラムやレビューでも、「こんなにドラマにハマったのは久しぶり」「高齢の視聴者まで夢中になっている」といった声が紹介されており、日曜夜に家族で一緒に視聴し、翌日に感想を話し合うような作品として愛されていることが伝わってきます。
【ネタバレ注意】第9話ゲスト・クリストフ・ルメール騎手登場に「ここで来るのか」
そして、第9話で最大の話題となったのが、サプライズゲストの登場です。ここからは、ニュース内容に基づき第9話のネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。
12月7日に放送された第9話には、放送前から出演が告知されていたクリストフ・ルメール騎手が登場しました。 ルメール騎手は、JRA(日本中央競馬会)で数々のG1タイトルを獲得してきたトップジョッキーで、実在の競馬ファンにとってはおなじみの存在です。
そのルメール騎手が、どのような役柄で“物語に関わるのか”は、放送まで伏せられていたため、ファンの間では「本人役なのか」「架空の騎手として出るのか」といったさまざまな予想が飛び交っていました。
第9話の放送が始まると、X(旧Twitter)には
- 「ここで来るのか!」
- 「こういう使い方をしてくるとは、うまい」
- 「ルメールが出てきただけで泣きそうになった」
といった興奮と驚きの投稿が相次ぎ、その役どころが視聴者の期待を大きく上回るものであったことがうかがえます。
日曜劇場の中で、実在の名騎手が物語に関わる形で出演することは、競馬ファンにとって大きなサプライズであり、ドラマと現実の競馬界をつなぐ象徴的な演出だと言えるでしょう。このキャスティングによって、ドラマはさらにリアリティと厚みを増し、クライマックスへ向けた盛り上がりを一段と加速させました。
最終回へカウントダウン 「ファンファーレ」が鳴り響く瞬間へ
『ザ・ロイヤルファミリー』は、いよいよ残り話数わずかとなり、TBSの番組表でも「遂に最終決戦」「ファンファーレ」といった言葉が並びます。 公式情報によると、最終話では、挫折を味わい希望を見いだせずにいた栄治が、新たな挑戦に踏み出す姿が描かれる予定です。
本作の主題歌にもなっている玉置浩二さんの楽曲『ファンファーレ』とのスペシャルコラボムービーが公開されるなど、物語のテーマである「再起」と「希望」が、映像と音楽の両面から強く打ち出されています。
キャストは、
- 妻夫木聡さん(栗須栄治)
- 目黒蓮さん(山王耕一)
- 松本若菜さん
- 安藤政信さん
- 高杉真宙さん
- 津田健次郎さん
- 吉沢悠さん
- 小泉孝太郎さん
- 黒木瞳さん
- 沢村一樹さん
- 佐藤浩市さん ほか
と、豪華メンバーが物語を支えています。 中川大志さんら若手キャストも加わり、「二世同士の馬主」など現代的なテーマも織り交ぜながら、競馬界の表と裏、人間ドラマの光と影が丁寧に描かれてきました。
北海道日高地方の牧場の現実にもスポットを当てた特集記事では、「ドラマに登場した地域が直面している厳しい現実」にも触れられており、フィクションをきっかけに現実の産業や地域の課題に目を向ける人が増えていることも伝えられています。
視聴者とともに走る“家族の物語”
『ザ・ロイヤルファミリー』がここまで大きな反響を呼んでいる背景には、
- 競馬を知らない人でも感情移入できる、人と馬の家族の物語
- 現実の競馬ファンも納得させる、ロケやキャスティングのリアリティ
- 妻夫木聡さん・目黒蓮さんを中心としたキャスト陣の熱演
- 毎話ラストの予告やテロップが生む、次回への強烈な引き
といった要素が、バランスよく組み合わさっていることが挙げられます。
「オンエア日も、目黒くんと『リアタイしようね』って…」と語る妻夫木さんの言葉どおり、キャスト自身も視聴者と同じ時間を共有しながら作品の行方を見つめていることが、作品への親近感や一体感をさらに高めています。
一方で、第9話の“予告テロップ”に対する「現実を受け入れられない」という声や、ルメール騎手の登場に対する「ここで来るのか」という驚きの反応からは、視聴者が物語を「ただのフィクション」としてではなく、自分たちの現実と地続きの物語として受け止めていることが伝わってきます。
日曜の夜、家族や友人、そしてドラマの登場人物と一緒に“ゴール板”を目指して走り抜けるような感覚——。最終話に向けて鳴り響く“ファンファーレ”の先に、栄治たち、そしてロイヤルファミリーを待ち受ける結末を、多くの視聴者が固唾をのんで見守っています。



