松嶋菜々子主演ドラマ『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』に佐野勇斗ら豪華キャスト集結 “ザッコク”チームの痛快エンタメに期待高まる
テレビ朝日系の木曜ドラマとして2026年1月8日にスタートする
『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』が、大きな注目を集めています。松嶋菜々子さんが同局の連続ドラマで初主演を務めるほか、若手人気俳優の佐野勇斗さんらが出演し、世の中の“悪どい脱税”に切り込む社会派エンターテインメントとして期待されています。
「おコメの女」とはどんなドラマ?
本作は、東京国税局・資料調査課、通称「コメ」を舞台にした痛快なお仕事ドラマです。
資料調査課は、職員の圧倒的な情報収集能力と調査スキルによって、1人あたり年間数億円にも及ぶ隠し所得を見つけ出すといわれる、まさに「税務調査最後の砦」。
部署名の「料」から米偏を取ったことから、「コメ」と呼ばれているのがタイトルの由来になっています。
この「コメ」本隊とは別に、新たに立ち上げられたのが、ドラマの副題にもなっている「雑国室(ざっこくしつ)」、通称「ザッコク」です。
「ザッコク」は、複雑で他部署が扱いたがらない脱税事案を担当するために設けられた部署で、メンバーそれぞれが異なる能力や個性を駆使しながら、誰も手を出せない案件に挑んでいきます。
ドラマでは、悪徳セミナーで荒稼ぎする業者や、私腹を肥やす政治家など、現代社会に潜むさまざまな問題に「税」の視点から斬り込んでいきます。
難しい税の話を、視聴者にもわかりやすく、そして見ていてスカッとするエンタメとして描くのが本作の大きな特徴です。
松嶋菜々子が“コメ”の敏腕調査官に
主演の松嶋菜々子さんは、東京国税局・資料調査課の敏腕調査官・正子を演じます。
正子は、「正しく集めて、正しく使う」という信条のもと、強い正義感を持って脱税者に立ち向かう人物。
ときにシニカルに、しかし冷静かつ論理的に、ズルく悪どい脱税を見逃さない姿が描かれます。
また、本作では松嶋さんのメガネ&ショートヘアという新たなビジュアルも公開されており、知的でクールな“調査官スタイル”にも注目が集まっています。
これまで数々の名作ドラマで主演を務めてきた松嶋さんが、テレビ朝日系の連続ドラマで主演を務めるのは今回が初めてであることもあり、その演技に期待する声が高まっています。
若手実力派・佐野勇斗がドラマを支える
今回のニュースで注目されているのが、若手俳優佐野勇斗さんの出演決定です。佐野さんは、ドラマ『おコメの女』で笹野耕一役を務めることが発表されています。
所属事務所の発表によると、彼が演じる笹野は、東京国税局・資料調査課の一員として「コメ」や「ザッコク」に関わるキャラクターとされています。
資料調査課は、マルサ(国税局査察部)をもしのぐ情報収集能力と調査スキルを持つプロフェッショナル集団として紹介されており、その一員である笹野耕一も、ストーリーの中で重要な役割を担うことが予想されます。
若手ながら映画やドラマで幅広い役柄を演じてきた佐野さんが、今回は“税の世界”でどのような表情を見せるのか、ファンの間でもすでに話題となっています。
「雑国室(ザッコク)」とは?チームの役割と魅力
ドラマのキーワードのひとつである「雑国室」は、正式名称を「複雑国税事案処理室」といい、略して「雑国室」、通称「ザッコク」と呼ばれます。
この部署は、「コメ」本隊では扱わない、より複雑で厄介な脱税案件を扱うために新設されたセクションです。
「ザッコク」は、他部署からは“窓際扱い”されつつも、実際にはメンバーそれぞれの個性やスキルが光る、いわば「寄せ集めの精鋭チーム」のような存在として描かれます。
チームとしてのまとまりのなさや、価値観の違いからくる衝突もありながら、最終的には力を合わせて難事件に挑み、視聴者が爽快感をおぼえる展開が期待されています。
ドラマの中では、日々ニュースで目にするようなさまざまな脱税や不正の事例が物語の題材となり、「ザッコク」チームがそれらをどう見抜き、どう追い詰めるのかが見どころになりそうです。
放送日時と枠の特徴
『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』は、2026年1月8日スタートで、テレビ朝日系「木曜ドラマ」枠にて毎週木曜よる9時から放送されます(初回は6分拡大スペシャル)。
この「木曜ドラマ」枠は、これまでにも数々のヒット作を生み出してきたテレビ朝日の看板枠であり、社会性とエンタメ性を両立した作品が多いことでも知られています。
その枠で、社会問題である「税」や「脱税」をテーマにしながらも、難しくなりすぎず、視聴者が感情移入しやすい物語として作り上げられている点が、本作の大きなチャレンジであり、魅力と言えるでしょう。
社会派でありながら“痛快エンタメ”として楽しめる仕掛け
本作は、税や脱税といった一見とっつきにくいテーマを扱いながらも、「社会派・痛快エンタメドラマ」として位置づけられています。
悪徳セミナーや不透明な政治資金など、現実社会にも通じる問題を取り上げつつ、その裏側を“税のプロ”たちが暴いていくことで、視聴者にカタルシスを与える構成になっています。
しかも、「ザッコク」のメンバーは、それぞれに少しクセのあるキャラクターたち。
真面目一徹な人物だけでなく、コミュニケーション力が高いタイプや、独特の発想をするタイプなど、さまざまな人間模様が織り込まれ、コメディタッチのやり取りも楽しめる作品になりそうです。
こうした“お仕事ドラマ”としての面白さと、人間ドラマの温かさ、そして社会問題への鋭い切り口を同時に味わえることが、多くの視聴者に歓迎されるポイントになりそうです。
松嶋菜々子×佐野勇斗で描く、新しい「税ドラマ」の可能性
かつては「マルサ」を題材にした作品が話題になったこともありますが、今回は資料調査課、つまり「コメ」と「ザッコク」にスポットが当たることで、税務の世界をより身近に感じられるドラマになると期待されています。
そこに、キャリア豊富な松嶋菜々子さんと、フレッシュな存在感を持つ佐野勇斗さんら実力派キャストが加わることで、幅広い世代が楽しめる作品になるでしょう。
特に、松嶋さん演じる正子が率いる「ザッコク」チームの中で、佐野さん演じる笹野耕一がどのような立ち位置となり、どのように成長していくのかは、大きな見どころのひとつと言えます。
組織の論理と、自分の正義感、その間で揺れ動く若手職員の姿が描かれれば、多くの視聴者が自分自身の仕事や生き方に重ね合わせて見るきっかけにもなりそうです。
2026年新春スタートの木曜ドラマ『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』。
社会派でありながら、爽快感あふれるエンターテインメントとして、そして松嶋菜々子さん、佐野勇斗さんら豪華キャストの新たな代表作として、放送前から大きな期待が寄せられています。


