【ブレイキングダウン18】瓜田純士が“引退撤回”を一時撤回 来年3月・名古屋「19」で宿命の相手と激突へ
格闘技イベント「Breaking Down(ブレイキングダウン)」で“アウトローのカリスマ”として人気を集める瓜田純士選手が、話題を呼んでいた“引退”の決意を一時的に撤回し、来年3月に開催予定の「Breaking Down19」名古屋大会で、本人が「死ぬまで許せない」と語る因縁の相手との対戦に臨むことが明らかになりました。
本記事では、ブレイキングダウン18をめぐる最新動向、名古屋大会でのカード構想、そして朝倉未来選手も注目する新星・賢民(けんみん)選手の挑戦など、現在盛り上がりを見せるブレイキングダウンの状況を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
瓜田純士とは?「アウトローのカリスマ」が歩んできた道
まずは、今回のニュースの主役である瓜田純士選手について、簡単に振り返ってみましょう。
瓜田純士(うりた じゅんし)選手は、もともとアマチュア格闘技イベント「THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)」などで名を上げた選手で、作家としての活動や独自の発信スタイルから、「アウトローのカリスマ」とも呼ばれてきました。
ブレイキングダウンでは初期から存在感を示し、試合だけでなく、オーディションでのコメントや、審査員としての辛口かつ人情味のある発言でも人気を集めています。
Breaking Downと瓜田純士:黒石高大との“男気対決”
瓜田選手のブレイキングダウンでの象徴的なエピソードとして、多くのファンの記憶に残っているのが、黒石高大選手との対戦です。
黒石高大選手は、元愚連隊総長で、「濱の狂犬」と呼ばれるアウトサイダー出身の人気ファイター。ブレイキングダウン10では「負けたら引退」という条件付きの試合に挑み、敗戦したことで、一度は引退を発表していました。
ところが、その後の「Breaking Down12」のオーディションで、審査員席に座っていた瓜田選手が、会場に呼ばれていた黒石選手に対し、こんな言葉を投げかけます。
- 「本当にこのまま引退でいいのか?」
- 「俺とやらない?」
瓜田選手は、自ら黒石選手に対戦を要求し、「俺と黒石で、引退を撤回して戻ってきてほしい」という想いを熱く語りました。
前日会見では、瓜田選手は黒石選手をめぐる外野のアンチコメントに怒りをあらわにし、
- 「自分では挑戦もしねえ奴らが、遠くから石投げてんだよ。ふざけてんじゃねえぞ!」
- 「高大はずっと花形でやってきたんだよ、そのプレッシャー分かってんのか」
と、黒石選手を全力で擁護。黒石選手は思わず涙を浮かべ、「笑って殴り合えたらうれしい」と語りました。
そして迎えたBreaking Down12での“男気対決”は、黒石選手が5-0の判定で勝利。引退を撤回しての完全復活を果たす形となりました。
その後の瓜田純士:襲撃事件と試合中止も経験
瓜田選手はブレイキングダウンの看板選手として、その後も大会を盛り上げていきます。
2025年1月に開催予定だった「Breaking Down14.5」では、瓜田選手はイエス選手との再戦が予定されていましたが、試合当日に、過去に無期限出場停止処分を受けていた大阪チームのメンバーから襲撃を受け、負傷。結果として試合は中止となる事態にまで発展しました。
この経緯もあり、瓜田選手は「イエスが回復して望むタイミングで試合を受ける」と発言し、ファンからは「その覚悟が男らしい」「筋を通している」といった声も集まりました。
ブレイキングダウン18で浮上した“引退”発言
そんな中で迎えたのがBreaking Down18です。
ブレイキングダウン18では、これまで以上にレベルの高いマッチメイクが組まれ、元プロ選手や異種格闘技経験者、そして「喧嘩自慢」出身の選手たちが数多く参戦。試合速報や対戦カード情報も大会前から大きな話題となっていました。
瓜田選手は、大会前後のメディア出演や配信の中で、自身の将来について言及し、ブレイキングダウンからの引退を示唆する発言をしたことで、ファンの間には驚きと動揺が広がりました。
これまでブレイキングダウンを語るうえで欠かせない存在として、試合はもちろん、オーディションの空気作りや、選手たちの“本音”を引き出す役割を担ってきた瓜田選手。その引退となれば、イベント全体の空気が変わってしまうのではないか、という懸念すら出ていたのです。
“引退撤回”の真意:名古屋大会「Breaking Down19」に照準
しかし、ここで新たな動きが生まれます。
瓜田選手は、Breaking Down18を前後して、「一時的に引退を撤回する」決断を明かし、来年3月に開催予定の「Breaking Down19」名古屋大会で、ある特別な相手と試合をする意向を示したのです。
その相手について、瓜田選手は「死ぬまで許せない相手」と表現しており、単なるビジネスライクな対戦ではなく、個人的な因縁や背景を抱えたカードになることがうかがえます。
現時点で具体的な対戦相手の名前やルールなど、細かい公式情報は出揃っていませんが、「名古屋大会」という舞台設定や、過去の経緯を踏まえると、ブレイキングダウンの中でも特別な位置づけの試合となる可能性が高いとみられます。
過去には、自らの要望で黒石高大選手の引退を撤回させ、男気対決を実現させてきた瓜田選手。
今回も、自身の“引退”というテーマをめぐって、大きなドラマを作ろうとしているとも言えるでしょう。
Breaking Down18の大会情報と見どころ
ここで、改めてBreaking Down18とはどのような大会なのか、簡単に整理しておきます。
Breaking Downは、「1分間最強」をコンセプトにした、短時間決着型の格闘技イベントで、YouTubeなどの動画配信プラットフォームを通じて大きな人気を得ています。
中でもBreaking Down18は、
- 過去の大会で活躍してきた常連選手
- 異種格闘技やプロ経験者
- SNSやオーディションで話題になった新顔の選手
など、多彩な顔ぶれが揃い、
- 試合速報
- 対戦カードの事前発表
- オーディションでの因縁やドラマ
といった点で、ファンの間で大きな注目を集める大会となりました。
瓜田純士選手の“引退”発言と、その後の“引退撤回”宣言は、まさにこうしたブレイキングダウン18を取り巻く流れの中で語られているものです。
朝倉未来も絶賛の“超新星”賢民とは?
Breaking Down18、および今後の大会を語るうえで、もう一人外せない存在が、賢民(けんみん)選手です。
賢民選手は、ブレイキングダウンの中で急速に存在感を増している“超新星”ファイターで、ブレイキングダウンのCEOである朝倉未来選手からも高い評価を受けています。
賢民選手は、現王者である細川一颯(ほそかわ いぶき)選手への挑戦権を獲得し、「オマエを喰ったらおいしい」という強烈な一言で、自信と貪欲さをアピールしました。
この言葉は、
- 王者を倒すことで、一気に自分の名前と価値を高める
- ブレイキングダウンという舞台で、一気にトップ戦線に躍り出る
という意味合いを込めた、若い新星ならではの宣言とも言えます。
朝倉未来選手は、賢民選手のポテンシャルや試合内容を高く評価しており、その攻撃的なスタイルやメンタルの強さが、今後のブレイキングダウンを引っ張る存在になりうると注目されています。
王者・細川一颯とのタイトルマッチの行方
賢民選手が挑む相手、細川一颯選手は、ブレイキングダウンの中でも安定した実力と王者としての風格を兼ね備えた選手です。
細川選手は、これまでの試合で冷静な試合運びとテクニックを見せつけ、タイトルを守ってきました。その一方で、新たな挑戦者たちが次々に名乗りを上げる中、「誰が王者の時代を終わらせるのか」という視点からも大きな関心を集めています。
そこに登場したのが賢民選手であり、
- 経験豊富な王者・細川一颯
- 勢いに乗る超新星・賢民
という、わかりやすい構図のタイトルマッチが成立しています。
ブレイキングダウン特有の1分という短い時間の中で、
- 賢民選手の爆発力と攻めの姿勢
- 細川選手の冷静さとディフェンス力
というスタイルのぶつかり合いがどう展開されるのか、多くの格闘技ファンが楽しみにしているカードの一つと言えるでしょう。
ブレイキングダウンが描く“人間ドラマ”
Breaking Downは、「1分間最強」というインパクトのあるコンセプトや、派手な煽り合い、SNSでの拡散力などが注目されがちですが、実はその本質には濃い人間ドラマがあります。
瓜田純士選手と黒石高大選手のように、
- 引退と復活
- 過去の因縁
- アンチや世間の声との向き合い方
といった要素が絡み合い、
- 「それでもリングに立ち続ける理由」
- 「もう一度だけ戦いたい相手」
が浮き彫りになっていくのが、ブレイキングダウンという舞台です。
今回の瓜田純士選手の“引退一時撤回”というニュースも、
- 単なる進退の問題ではなく
- ブレイキングダウンという舞台でしか描けないドラマの一部
として、ファンの心を強く揺さぶっています。
今後の注目ポイント:名古屋大会と若手台頭
来年3月に予定されているBreaking Down19 名古屋大会では、
- 瓜田純士選手が「死ぬまで許せない」と語る相手との対戦
- 賢民選手をはじめとする新世代ファイターの台頭
- 王者・細川一颯選手を巡るタイトル戦線
など、見どころがいくつも重なり合う大会になりそうです。
ブレイキングダウンは、今や「アウトサイダー」出身選手からプロ経験者まで、多様なバックボーンを持ったファイターたちが集う、独自の格闘技プラットフォームとして進化し続けています。
その中で、ベテランとしての矜持を見せる瓜田純士選手と、新たな時代を切り開こうとする賢民選手や若手ファイターたちの姿は、多くの視聴者にとって「自分自身の挑戦」を重ねて見られる存在なのかもしれません。
Breaking Down18で生まれた数々のドラマは、名古屋大会「Breaking Down19」へとバトンを渡しつつあります。
今後も、リングの上でどのような物語が紡がれていくのか、引き続き注目が集まりそうです。



