乃木坂46の新時代が幕開け。6期生・矢田萌華&瀬戸口心月がダブルセンターで初選抜
乃木坂46の40枚目シングルが11月26日にリリースされることが決定し、新たなセンターが発表された。2025年2月に初お披露目となった6期生から、鹿児島県出身の瀬戸口心月と秋田県出身の矢田萌華の2人がダブルセンター(Wセンター)を務めることが明らかになった。これは6期生にとって初めての選抜であり、グループとしても新しい時代への第一歩となる。10月19日深夜放送のテレビ東京系「乃木坂工事中」で正式に発表されたこのニュースは、ファンから大きな期待と注目を集めている。
6期生コンビが史上初のダブルセンター抜擢
今回の40枚目シングルの選抜メンバーは全16人で構成される。その中で最も注目を集めているのが、6期生の2人によるダブルセンターである。矢田萌華は生年月日が2008年1月27日で、身長は161cm。瀬戸口心月と共に、このシングルで初めてグループの選抜メンバーとして活動することになる。
このダブルセンター体制について、矢田萌華は大きな喜びと責任の重さを語った。「後輩だからといって先輩たちに甘えてばかりじゃだめだと思うので、自分の出来ることを探して、このシングルを通して強くなりたいと思います」と意気込みを述べており、新しいチャレンジに向けてのやる気が伝わってくる。一方の瀬戸口心月も、「まだ理解が追いついてないんですけど」と驚きながらも、「その前のバスラの期間の時とかから、結構先輩方とか自分とか6期生の皆でサポートし合ってきた」とグループ内での支援体制に感謝の意を示している。
フロント列には、これまでグループを支えてきた賀喜遥香と遠藤さくらが配置され、新しい6期生コンビをベテランメンバーがしっかりと支える体制が整えられた。
久保史緒里のラストシングルとしての意味
今回の40枚目シングルには、もう一つの大きな意味がある。それは、乃木坂46のベテランメンバーである久保史緒里がグループから卒業することを発表していることだ。久保は11月26日・27日に横浜アリーナで開催される卒業コンサートをもってグループから卒業することになっており、本シングルが彼女にとって最後のシングル参加作品となる。
久保本人も、このラストシングルについて「最後まで自分が乃木坂のメンバーでいられるっていうことを誇りに思って。みんなを1番見られるポジションだと思うので、自分にできることは、最後までやりたいなっていう気持ちです」と笑顔で語っており、新旧メンバーが一緒に作品を完成させるという、乃木坂46の歴史的瞬間が誕生しようとしている。
2026年に向けてのグループの新しい展開
乃木坂46のキャプテンを務める梅澤美波は、グループの今後について深く考えている。梅澤は、今回の40枚目シングルに3列目に配置されており、引き続きグループの一員として活動することが決定している。彼女は「2026年はより乃木坂46らしさを突き詰めていきたい」というメッセージを発表しており、新世代メンバーが加わることで、グループがさらに進化していくという決意が表れている。
同じく3列目に配置されている菅原咲月も、梅澤美波と共に乃木坂46への思いを語った。先輩たちから後進への責任や思いが詰まったメッセージの中には、グループ全体で新しい時代に向けて一丸となろうという姿勢が見られる。
梅澤美波の個人活動への野心も明らかに
乃木坂46のキャプテンとして、グループ活動を最優先にしている梅澤美波だが、個人活動としてのモデル活動において新しい野心が芽生えていることが明かされた。「海外のファッションショーに出たい」という目標を掲げており、国内だけではなく国際的なステージでの活動も視野に入れている。
乃木坂46としての活動と個人のキャリアを両立させながら、グループの顔として活動を続ける梅澤の姿勢は、アイドルとしての自己実現と組織への貢献のバランスを示す好例となっている。
選抜フォーメーションと新ビジュアル
今回発表された40枚目シングルのフォーメーションは以下の通りである。1列目(フロント)には、瀬戸口心月、矢田萌華、賀喜遥香、遠藤さくらが配置された。2列目には川崎桜、井上和、久保史緒里、一ノ瀬美空、池田瑛紗が、3列目には小川彩、弓木奈於、中西アルノ、梅澤美波、菅原咲月、筒井あやめ、岡本姫奈が配置されている。
新ビジュアルは「甘い色使いが印象的」と表現されており、新しい6期生を中心とした乃木坂46のイメージが視覚的にも表現されたものとなっている。
6期生の初活動から初選抜への成長
6期生が初めてお披露目されたのは2025年2月のこと。わずか約9ヶ月で初選抜・ダブルセンターという栄誉を勝ち取った矢田萌華と瀬戸口心月は、グループ内での急速な成長を遂行してきた。この間、先輩メンバーたちからのサポートと、6期生メンバー同士の連携が大きな力となったことは間違いない。
矢田と瀬戸口が示した成長曲線は、乃木坂46のシステムの有効性を証明するものでもある。新しいメンバーを育成する環境が整備され、先輩たちが後進を支援する文化が根付いているからこそ、6期生がこれほどまでに急速に成長することができたのだ。
2026年への期待と課題
乃木坂46は2026年に向けて、大きな転機を迎えている。久保史緒里のような長年グループを支えてきた卒業生がいる一方で、矢田萌華や瀬戸口心月といった新しい才能が台頭してきている。梅澤美波キャプテンが掲げた「乃木坂46らしさを突き詰める」というスローガンは、新旧メンバーが力を合わせて、グループの本質を改めて問い直すということを意味しているのだろう。
シングルのリリースは11月26日(水)に予定されており、新しいセンターの活躍がどのように評価されるかに注目が集まっている。6期生コンビが初選抜で大きなプレッシャーを感じるのは当然だが、「自分たちにできることを探して強くなりたい」という前向きなメッセージは、ファンにも大きな励ましをもたらすに違いない。乃木坂46の新しい時代の幕開けは、40枚目シングルでの6期生の活躍にかかっているのである。


