E-girls2代目リーダー・佐藤晴美がプロデューサーに初挑戦、新ガールズグループ「CIRRA」誕生の全貌
大手エンターテイメント企業LDHが展開する新たなプロジェクトが大きな話題を呼んでいます。E-girls2代目リーダーとして活躍する佐藤晴美がプロデューサーに初めて挑戦し、新しいガールズグループ「CIRRA(シーラ)」が誕生することが決定しました。このプロジェクトは、かつての栄光を持つE-girlsの復権を目指す意欲的な取り組みとなっており、ガールズシーンに新たな風をもたらそうとしています。
プロデューサー・佐藤晴美の初挑戦で始まったオーディション「ガルバト」
このプロジェクトの始まりは、2025年8月に佐藤晴美がプロデューサーを務めるオーディション番組「ガルバト -GIRLS BATTLE AUDITION-」(日本テレビ)の開始でした。佐藤晴美にとってプロデューサーという職務は初めての経験となり、新たなチャレンジとして注目を集めていました。
このオーディション番組は、次世代のガールズグループを発掘し、育成することを目的とした企画です。番組のテーマは「憧れの連鎖を繋ぐ」であり、E-girlsという伝説的なグループの復権を掲げた野心的なプロジェクトとして企画されました。E-girlsが築いた時代を超えて、新たな時代を象徴するグループを生み出すことが目指されているのです。
最終審査を経て決定した10人のデビューメンバー
オーディションの最終段階では、2025年11月22日に神奈川県の洗足学園前田ホールで最終審査が行われました。この審査には、ファイナリストとして進み残った11名が進出し、熱い競争を繰り広げました。
審査員には、プロデューサーの佐藤晴美をはじめ、EXILE NAOTO(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS)、そしてLISA(m-flo)という豪華な顔ぶれが務めました。ファイナリストたちは、ダンストラックや課題曲「Close」「All for Me」、そして番組テーマソング「one-way runway」のパフォーマンスを披露し、審査員たちに自分たちの実力と個性をアピールしました。
最終的なデビューメンバーの決定では、注目すべき判断がなされました。ファイナリストの一人であるCOIROが「自らが目指すアーティスト像を真摯に追求したい」という個人の夢を尊重する希望を伝え、佐藤晴美はその決断を尊重することを選択しました。その結果、HINATA、KOHARU、MANON、MOMO、MYU.S、MYU.Y、NIKORI、TOA、YUNA、YURARAの10名でのデビューが決定したのです。
デビューメンバーの年齢構成も多彩です。17歳のKOHARUをはじめとした若いメンバーから、モデル経験を持ちながらも歌・ダンスは未経験でオーディションに挑んだMANON(15)など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが揃っています。
グループ名「CIRRA」に込められた想い
新しいガールズグループの名前は「CIRRA(シーラ)」に決定しました。このグループ名には深い意味が込められています。CIRCLE(輪)とERA(時代)を掛け合わせた造語で、「繋がりの輪『CIRCLE』が、これからの時代『ERA』を作っていく」という想いが表現されているのです。
このネーミングは、メンバー同士の絆、ファンとの繋がり、そして業界全体との繋がりによって、新しい時代を切り開いていこうとするグループの志を象徴しています。
プロデューサー佐藤晴美の判断と「E-girlsの復権」というテーマ
デビューメンバーを10人に決定した理由について、プロデューサーの佐藤晴美は「10人にしたのは妥協ではない。1年を通して全員の成長と個性を見てきた中での確信のある判断」とコメントしています。また、別の機会には「新グループのテーマは、『E-girlsの復権』。そのグループのビジョンに合わせて、最終的にバランスなども考えてジャッジした」と述べています。
このコメントから、佐藤晴美が単なるオーディション番組の司会者ではなく、真摯にグループの将来を考え、メンバーたちの個性と成長を見つめながら、最適なメンバー構成を追求したことが伝わってきます。
メンバーたちの抱負と時代への想い
デビュー記者会見では、メンバーたちが一人ひとり自分たちの想いを語りました。彼らは「このガルバトは『憧れの連鎖を繋ぐ』というテーマがあり、『E-girlsの復権』も目指したオーディションでした」と番組の背景を理解した上で、「CIRRAでもっともっとガールズシーンを引っ張っていきたいですし、E-girlsさんにはE-girlsさんにしかない強みがあったと思います。そんなE-girlsさんのように、私たちはCIRRAにしかない強みをどんどん突きつめていって、時代を超えてもみんなに憧れられて、愛されつづけるようなグループになりたいと思います」と力強く宣言しました。
このメンバーたちのコメントからは、E-girlsへのリスペクトを保ちながらも、CIRRAとしての独自の道を歩もうとする決意が感じられます。
プレデビューシングル「one-way runway」のリリースとメディア出演
CIRRAのプレデビューシングルは「one-way runway」に決定し、2025年12月16日(火)に配信リリースされることが発表されました。この楽曲は、オーディション番組「ガルバト」のテーマソングとしても機能しており、グループを象徴する作品となっています。
さらに、CIRRAは2025年12月3日放送の日本テレビ系番組「DayDay.」に生出演し、「one-way runway」のパフォーマンスを初披露する予定です。これが、メディアを通じた初めてのグループパフォーマンスの公開となります。
ファッション・モデル活動も視野に入れたプロジェクト
興味深いことに、プロデューサーの佐藤晴美が女性誌のモデルとしても活躍していることもあり、CIRRAのメンバーにはパフォーマーとしての活動だけでなく、モデルとしての活躍も期待されています。最終審査には女性誌の記者も多く訪れており、グループのマルチな活躍を視野に入れた構想が進められているようです。
LDHと佐藤晴美がもたらす新しい時代
このプロジェクト全体を通じて見えてくるのは、LDHという大手エンターテイメント企業が、E-girlsという伝説的なグループの後継者を育成しようとする強い意志です。そして、E-girls2代目リーダーである佐藤晴美がプロデューサーとして初めて挑戦したことは、彼女自身のキャリアの新たなステージを示すとともに、LDHが世代交代を意識した戦略的な判断をしていることを物語っています。
CIRRAの10人は、これからの時代を象徴するガールズグループとして、ガールズシーンをどのように変えていくのか。その活動に、業界関係者とファンの目が集まっています。プレデビューシングル「one-way runway」の配信リリースと、12月3日の「DayDay.」出演を皮切りに、新しいガールズグループの時代の幕が開かれようとしているのです。
