長野久義氏が現役引退を表明、スポーツマネジメント専攻で次のキャリアへ
16年間のプロ野球キャリアに幕、新たな道へ
読売ジャイアンツの元外野手・長野久義氏が2025年11月29日、東京都内のホテルニューオータニで開催されたスペシャルトークイベントに登壇し、今後のキャリアプランについて明かしました。40歳の長野氏は、16年間にわたるプロ野球選手としてのキャリアに別れを告げ、全く新しい分野での研究を志すことを表明しています。
長野氏が現役引退を決断した理由について、トークイベント内で詳しく語られました。川松真一朗元テレビ朝日アナウンサーからの質問に対し、長野氏は「今年はほとんど1年間1軍にいなかったので、いろいろと悩みましたし、このままやっててもいいのかという思いもすごくあったんですけど、続けるにしてもやめるにしても、悔いの残らないようにやろうと思って、とにかく若い選手とやってました」と自身の心情を率直に述べました。複数のシーズンにわたる試練を経て、自分自身と真摯に向き合った結果が今回の引退決断であることが伝わります。
スポーツマネジメント専攻で若き選手たちをサポートへ
最も注目を集めたのは、長野氏が大学院への進学計画を明かしたことです。「大学院を受験予定です。スポーツマネジメントを勉強して、今後の若い選手たちのために何かできることがあればいいなと思って、勉強したいなと思っています」と、長野氏は自身の新たな目標を語りました。
この発表は、イベント会場では当初ギャグと受け取られていたようですが、長野氏本人は至って真剣だったと笑顔で語っています。プロ野球でのキャリアで培った経験と知識を活かし、スポーツマネジメントという学問分野で体系的に学び直すという選択は、長野氏が次世代の選手育成に向けて深い想いを持っていることを示唆しています。プロ野球選手から研究者・教育者への転身という、ユニークなキャリア転換が実現することになります。
菅野智之投手も登壇、今後のビジョンを語る
同じスペシャルトークイベントには、今シーズンMLBのボルチモア・オリオールズでプレーした菅野智之投手も登壇しました。36歳の菅野投手は、2025年シーズンをアメリカで過ごした経験を振り返るとともに、今後のキャリアについても言及しています。
菅野投手は、来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での侍ジャパン入りに意欲を見せています。同投手の発言によれば「お呼びがかかれば全力で。プレーしたい気持ちはあります」とのことで、国際大会での日本代表活動に対する強い想いが伝わります。
また、オリオールズでの1シーズンを終えた菅野投手は、古巣である読売ジャイアンツの環境について実感を新たにしたようです。菅野投手は「恵まれている部分はたくさんある」と語っており、メジャーリーグでの経験を通じて、日本国内でのプロ野球環境の素晴らしさを再認識したことが窺えます。
長野久義氏が期待する若き才能
イベントの来場者からの質問コーナーでは、長野氏が注目している若手選手についても語られました。「期待している選手」を聞かれた長野氏は「個人的に頑張って欲しい選手はいっぱいいるけど」と前置きした上で、2024年ドラフト1位のルーキー・石塚選手に対して太鼓判を押しました。
長野氏は「ルーキーの石塚は活躍すると思います。今後10年、20年と活躍するんじゃないかなと僕は思っています」と、次世代を担う新星に対する高い期待を表明しました。今季1軍で初安打をマークした石塚選手への期待は、長野氏が若い世代の成長を心から応援する姿勢の表れと言えるでしょう。
プロ野球界での経験を次世代へ
16年間のプロ野球キャリアを通じて、長野久義氏は数多くの試合経験と指導者としての観点を身につけてきました。東京ドームの「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2025」で開催された引退セレモニーでは、多くのファンに見守られながら、選手としての人生に一区切りをつけています。
今後、長野氏が大学院で学ぶスポーツマネジメントの知識と、実務経験とを組み合わせることで、若き選手たちをサポートする新たな形での貢献が期待されます。引退後のキャリアを通じて、プロ野球界全体に対する影響力を保ち続ける長野氏の活動は、スポーツ界全体にとって貴重な資産となるでしょう。
一方、菅野智之投手は、メジャーリーグでの経験を経た上で、今後も侍ジャパンでの活躍や日本球界での活動を視野に入れており、引き続き最前線での活動を続ける予定とみられます。長野氏と菅野投手の、異なる道を歩むことになる二人の今後の活躍に、ファンの注目が集まることは間違いありません。



