2026年大学受験シーズンが本格化!ベネッセが受験生を全面サポート

11月26日、教育大手のベネッセが今年も受験生向けの充実したサポートを展開しています。2026年度の大学入試に向けて、模試の合格可能性判定基準の公開から、学習アプリとのコラボレーション、そして親子向けの応援キャンペーンまで、多角的なサービスが整備されました。受験生にとって重要な時期に、ベネッセが提供する支援内容を詳しく見ていきましょう。

第2回ベネッセ・駿台記述模試で「合格可能性判定基準」を公開

ベネッセと駿台が共同で実施する「第2回ベネッセ・駿台記述模試」の合格可能性判定基準が公開されました。この基準は、10月12日に実施された第2回模試のデータと、2025年度の入試結果、さらに2026年度の入試科目データを総合的に分析して作成されたものです。

受験生にとって、この判定基準は志望校合格への道筋を具体的に描くための重要な羅針盤となります。自分の模試成績と見比べることで、現在の実力と志望校との距離を客観的に把握することができます。まだ模試を受験していない人であっても、大学間や学部・学科間の難易度の傾向を知ることで、受験戦略を立てる際の参考になるでしょう。

判定基準では、各大学の入試教科と配点に基づいた「総合判定」のほか、志望校の個別試験の入試科目配点で集計した「2次傾斜」判定も提供されています。これにより、受験生は自分の得意・不得意科目を踏まえた、より詳細な合格可能性を知ることができるようになっています。

学習管理アプリ「StudyCast」とカロリーメイトがコラボ

受験生の学習をサポートする動きは、学習アプリの分野でも活発になっています。学習管理アプリ「StudyCast」が、栄養補助食品として知られる「カロリーメイト」と今年もコラボレーションを行うことが発表されました。

このコラボレーションは、11月26日(水)から受験生親子を対象とした応援キャンペーンとして展開されます。受験勉強という長時間の努力が必要とされる場面で、適切な栄養補給と学習管理が両立できるようにという配慮からのものと考えられます。

受験生の多くは、限られた時間の中で効率的に学習を進める必要があります。学習アプリで勉強の進捗を管理しながら、栄養食品でエネルギーを補給するという、実践的なサポート体制が整えられたわけです。このようなコラボレーションを通じて、受験生の心身両面にわたるサポートが充実していることがわかります。

受験勉強にAIを活用する新しい時代へ

ベネッセが実施した「新しい頑張り方」に関する調査では、今どき中高生1000名と教育専門家の声が集約されています。興味深いのは、受験勉強にAI技術を活用することについて、受験生たちがどのように考えているかという点です。

従来の受験勉強は、参考書や問題集、そして予備校の講義といった限定的な学習リソースに頼ることが多くありました。しかし、AI技術の進展により、個々の学習者に合わせた最適な学習プラン提示や、実時間での学習サポートが可能になってきています。

調査結果から見えてくるのは、受験生たちが効率性と質の高さを求めており、AIなどの最新技術をうまく活用することに対して、むしろ積極的な態度を示しているということです。これまでの「根性と努力」一辺倒の受験勉強から、「テクノロジーを活用した効率的な学習」への転換が起こりつつあるのです。

親の関わり方も変わっている

受験支援において重要な役割を果たすのが、保護者による応援です。今年のベネッセの調査では、親が受験生に対してどのような応援をしてほしいのかについても、詳しく聞き取られています。

従来、親の役割といえば、受験勉強の邪魔をしないこと、栄養のある食事を用意すること、精神的な励ましをすることなど、比較的受動的なものが多くありました。しかし、現在の受験生からの声では、より積極的で、かつ個別具体的なサポートを求める傾向が見られます。

例えば、親が受験勉強にどの程度関与すべきか、子どもの不安やストレスにどう向き合うか、学習時間の管理に親はどう関わるべきかといった、実践的な課題について、親の意識も変わりつつあります。このような変化は、受験生と親が一体となって、新しい時代の受験に向き合おうという姿勢の表れともいえるでしょう。

2026年度大学入試の重要な転換点

2026年度の大学入試は、単なる受験生個人の学力競争の場にとどまらず、最新のテクノロジー、親子のコミュニケーション、学習アプリやAIといった多角的な要素が組み合わさった、新しい形の受験シーズンとなりつつあります。

ベネッセが提供する第2回記述模試の合格可能性判定基準は、受験生が客観的に自分の現在地を把握するための重要なツールです。また、StudyCastとカロリーメイトのコラボレーションやAI活用に関する調査は、受験生の「新しい頑張り方」を具体的にサポートする取り組みとなっています。

受験生はこれらのリソースを上手に活用することで、より効率的で、心身ともに健全な受験準備を進めることができるようになったのです。親もまた、子どもの受験を単に見守るだけでなく、適切なタイミングで適切なサポートを提供することで、受験という人生の重要な段階を共に乗り越えていくことができます。

ベネッセが展開する2026年度大学受験へのトータルサポートは、受験生と保護者の皆さんが、自信を持って受験に臨むための強力な後押しとなることでしょう。

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