広島県の駅伝の頂点が決まる日がやってくる
11月16日(日)、広島県東広島市の東広島運動公園を舞台に、中国中学校駅伝競走大会が開催されます。この大会は、男子第86回、女子第35回を迎える歴史ある駅伝大会で、広島県内の中学校における駅伝の最高峰として位置づけられています。全国大会への切符を懸けて、県内の強豪校が一堂に集結する注目のイベントとなるでしょう。
大会当日は、地元ファンはもちろん、全国の陸上競技関係者からも大きな関心が寄せられることが予想されています。RCCテレビとIRAWで生中継される予定で、多くの人々が選手たちの熱い走りを応援することになります。
女子は10時、男子は11時10分にスタート
大会の日程は、女子の部が10時00分、男子の部が11時10分にスタートします。会場は東広島運動公園内に設けられた特設コースで、陸上競技場内をスタート・中継・フィニッシュとするスター式駅伝として構成されています。
自然豊かな公園内に設けられた特設コースの特徴は、応援しやすく、選手の走りを間近で観戦できる点にあります。スタート地点から中継地点、そしてフィニッシュまでをすべて同じエリア内で行うため、観客は選手たちの活躍を最初から最後まで見守ることができるのです。
女子は5区間12.3km、男子は6区間17.05km
女子の部は全5区間で総距離12.3kmとなっています。第1区は陸上競技場から駐車場、野球場を経由して陸上競技場に戻る3.1kmで、第2区は多目的広場経由の1.7km、第3区から第5区は駐車場や野球場を経由する2.3km、2.3km、2.9kmという構成です。
一方、男子の部は全6区間で総距離17.05kmという長距離レースが展開されます。第1区は3.1km、第2区と第4区、第5区は2.85km、第3区は2.5km、第6区は2.9kmという構成で、アップダウンのある難所を含む多彩な区間が続きます。
男子のレースは11時10分スタートという比較的遅い時間帯となっており、気温も走りに影響を与えやすい時間帯だけに、各校のペース配分が鍵を握るでしょう。一方、女子は男子より早い10時00分に設定されており、比較的冷涼なコンディションの中でレースが進む見込みとなっています。
県内有力校が集結、激しい争いが予想される
今年の大会では、男子・女子ともに県内有力校が揃っており、序盤から激しいポジション争いが予想されています。特に中長距離の有望選手が多く、第1区の展開が全体を左右するとの見方も出ており、注目が集まっています。
広島県中学校駅伝は、全国大会への切符を懸けた重要な大会です。優秀な成績を収めた学校は、全国規模の駅伝大会への出場権を得ることになります。このため、各校は長期間の準備と練習を重ねてこの日を迎えることになるのです。
歴史あるコース、東広島運動公園での開催
中国中学校駅伝は、毎年11月に広島県東広島市で開催される駅伝大会で、広島陸上競技協会、広島中学校体育連盟、広島県教育委員会、中国新聞社が主催しています。男子第56回、女子第5回大会にあたる1995年から、男女同日開催になるとともに、東広島運動公園を発着するコースへ変更されました。
その後、2003年に同コースが短縮され、現在のコース(男子6区間:17.05km、女子5区間:12.3km)が形成されました。この歴史あるコースで、毎年多くの中学生アスリートたちが自分たちの力を全力で発揮しています。
表彰式は13時00分から予定
大会当日の表彰式は、男女とも13時00分(予定)から、東広島運動公園テニスコートで執行される予定です。レースの結果が決まった後、優秀な成績を収めたチームと選手たちが表彰される重要なセレモニーとなります。
チーム受付は、大会当日朝の8時00分から8時20分に東広島運動公園陸上競技場で行われます。参加チームは、正式オーダー表に区間に出走する選手を記入し、監督印を押して提出することが求められています。
全国を目指す選手たちの熱い走りに期待
中国中学校駅伝は、単なる県大会ではなく、出場選手たちにとって全国舞台への登竜門となる極めて重要な大会です。各地区で厳しい予選を勝ち抜いた精鋭たちが、ここ東広島で最後の激烈なバトルを繰り広げることになります。
11月16日、東広島運動公園の特設コースで、広島県内の中学生アスリートたちが自分たちの全力を駆け抜ける瞬間が訪れます。雨天決行予定のこの大会で、選手たちがどのような走りを見せるのか、全国への切符を手にするのはどの学校なのか、注目が集まっています。



