RADWIMPSメジャーデビュー20周年記念トリビュートアルバム「Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-」誕生

2025年11月19日、RADWIMPSのメジャーデビュー20周年を記念して、初の公式トリビュートアルバム「Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-」がリリースされました。全14曲収録のこのアルバムは、J-POP・ロックシーンを牽引する珠玉のアーティストたちが集結し、それぞれ敬愛を込めてRADWIMPS楽曲をリアレンジ&カバーした、まさに夢のような作品となっています。

参加アーティスト一覧と収録楽曲

  • 米津玄師「トレモロ」
  • YOASOBI「会心の一撃」
  • Mrs. GREEN APPLE「狭心症」
  • SEKAI NO OWARI「最大公約数」
  • My Hair is Bad「いいんですか?」
  • 宮本浩次(エレファントカシマシ)「おしゃかしゃま」
  • Vaundy「前前前世」
  • ハナレグミ「そっけない」
  • iri「ふたりごと」
  • 上白石萌音「25コ目の染色体」
  • ずっと真夜中でいいのに。「有心論」
  • DISH//「携帯電話」
  • 角野隼斗(Penthouse)「すずめ」
  • ぷらそにか(参加楽曲詳細は後日発表)

各アーティストの熱いコメントや制作エピソードも特設サイトで続々公開されており、RADWIMPSファンならずとも必聴のラインナップです。

米津玄師、10年越しの「トレモロ」カバーに込めた想い

話題の中心となっているのが米津玄師の参加です。米津は、RADWIMPSとの初対面となった2015年「RADWIMPSの胎盤」ツアーへのゲスト出演以来、野田洋次郎(Vo,G,Piano)と親交を深め、2020年には「PLACEBO + 野田洋次郎」で初のコラボも果たしています。今回、米津が選んだ楽曲は2006年リリース「RADWIMPS 3 ~無人島に持っていき忘れた一枚~」収録〈トレモロ〉。ライブで根強い人気を誇るこの一曲に、独自の解釈と10年越しの敬意を込め、彼ならではの表現で新たな命を吹き込むこととなりました。

米津玄師は参加について「結局わたしはバンドという形式で音楽を続けることは叶わなかったけど、どんな形であれ音楽を続けてきてよかったと今は強く思います」と、率直な想いをコメントしています。ファンからは「米津ならではの『トレモロ』が聴ける日をずっと待っていた」「原曲と合わせて何度も味わいたい」といった期待の声が相次いでいます。

YOASOBI、ぷらそにか——新時代の旗手による「会心の一撃」リアレンジ

RADWIMPSのトリビュート第12弾発表では、YOASOBIが「会心の一撃」をカバーすることが明かされました。YOASOBI独自の文学的世界観と、RADWIMPSへの敬愛を全身で表現したリアレンジは、オリジナルと新しさが奇跡的に共鳴する至高の仕上がりとなっています。さらに、音楽ユニット「ぷらそにか」も参加。彼らのソーシャルな音楽活動から滲むリスペクトは、若い世代から年配のリスナーまで幅広い支持を集めています。

「YOASOBIの『会心の一撃』を早く聴きたい」「ぷらそにかの新たな魅力に期待」とSNS上でも話題沸騰。収録全14曲、どの1曲を取っても新旧ファンにとって特別な幸福体験となりそうです。

Mrs. GREEN APPLE「狭心症」カバー——参加するか悩み抜いた“愛”のかたち

特に印象的なのはMrs. GREEN APPLEのプロジェクト参加です。「狭心症」でのカバー発表にあたり、「参加しないというのも愛情の返し方なのかもしれないと大変悩みました」とコメント。参加を重ねて悩んだ背景には、RADWIMPSへの深いリスペクトと、その音楽世界を壊さずに自分達らしさを足す難しさがあったそうです。最終的には「自身の最大限の愛情をもって敬意を返したい」とカバーに挑戦したと語っています。

ファンからは「Mrs.の歌声で『狭心症』がどう響くのかとても楽しみ」「あとりっぷ(Mrs.のファンクラブ名)で一緒に聴きたい」と、熱量高く期待されている様子です。

SEKAI NO OWARIやMy Hair is Badなど、多彩な世代・ジャンルが共鳴

SEKAI NO OWARIは「最大公約数」、My Hair is Badは「いいんですか?」で参加。それぞれ独自のアレンジと歌声でRADWIMPSの名曲を再定義しています。さらに、宮本浩次(エレファントカシマシ)、Vaundy、ハナレグミ、iri、上白石萌音、ずっと真夜中でいいのに。、DISH//、角野隼斗(Penthouse)も加わり、世代やジャンルを超えて多様なアーティストが「敬愛」「リスペクト」の形で参加している様子は見事です。

アーティストたちから寄せられるコメント、制作舞台裏は特設サイトで順次公開されています。ファンには、「原曲の思い出と、トリビュートへの新たな感動を重ねて楽しめる」と評判です。

RADWIMPSの音楽と世代の“懸け橋”――トリビュート盤の意義

今回の「Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-」は、RADWIMPS自身と参加アーティスト、そしてファンにとって〈世代とジャンルを懸け橋〉する記念碑的な作品となりました。かつてRADWIMPSに憧れた若手から、同時代を生きたベテランまで、それぞれが選んだ「自分にとってのRADWIMPS」曲をリアレンジすることで、オリジナルの魂を受け継ぎながら、新たな解釈と時代感を持つカバーが生まれています。

メジャーデビュー20周年というアニバーサリーイヤーに、これだけ多彩かつ愛に満ちたトリビュート盤が誕生したことは、RADWIMPSの音楽的影響力の大きさ、そしてJ-POP/ロックシーンの豊かな広がりの証と言えるでしょう。

リリース情報とイベント

  • アルバムタイトル:「Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-」
  • 発売日:2025年11月19日(水)
  • 形態:CD1枚(全14曲収録) / 価格:3,850円(税込)
  • 発売元:ユニバーサルミュージック
  • 特設サイトやオンラインストアにて予約・詳細情報が随時公開されています

また、参加アーティストによるコメントやレコーディングレポート、ビジュアルコンテンツも展開中。発売に合わせて、リリース記念イベントや配信ライブの開催も期待されています。

おわりに:RADWIMPSと、これからの“音楽の輪”

20年の活動を経て、RADWIMPSの音楽は新しい世代、異なるジャンルのアーティストによって「再発見」されました。その軌跡を一つのアルバムに凝縮した「Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-」は、リスナー一人一人に“自分だけのRADWIMPS体験”をもたらすことでしょう。

今後も続く、アーティスト同士の化学反応、リスペクトの連鎖。20周年の歴史にふさわしい「音楽の輪」が、ここからさらに広がっていくことを心より願います。

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参考元