日産スタジアムで開催「ドナルド・マクドナルド・ハウス支援チャリティラン&ウォーク2025」が大盛況!NGT48も参加

2025年11月9日(日)、神奈川県横浜市の日産スタジアム(横浜国際総合競技場)において、「ドナルド・マクドナルド・ハウス支援 チャリティラン&ウォーク2025」が開催されました。病気と向き合う子どもたちとそのご家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」への支援を目的とした本イベントは、今年で9回目の開催を迎え、当日は約2,000名もの参加者が日産スタジアムに集まり、”走る・歩く・支える”が一つにつながった温かな一日となりました。

「走る・歩く・支える」がテーマの充実したプログラム

本イベントでは、複数の種目が同時に開催されました。メイン種目となる「3時間ファンランリレー」は、参加チームが1周1.2キロメートルのコースを複数周走り切るもので、会場内には走り手たちの熱気が満ちていました。また、午前中には「ファミリーラン&ウォーク(800メートル)」が実施され、子どもから大人まで幅広い年代が参加。さらに、「ウォーキング(約5キロメートル)」では、参加者が11時30分に一斉にスタジアムを出発し、スタンプラリー形式のイベントを楽しみながら支援に貢献しました。加えて、全国各地からのオンライン参加にも対応し、会場とリモートを繋いだ支援の輪を広げました。

注目すべきは、本大会が単なる運動イベントではなく、社会貢献を身近に感じられる仕掛けが数多く用意されていたことです。大会では、複数の場所と榊原記念病院ファミリールーム1カ所を繋いだ距離である2,287キロメートルを目指すという象徴的な目標が掲げられ、SNS連動企画も展開されました。参加者は会場での走行・歩行だけでなく、全国各地やSNS上でも支援に参加でき、多くの方々が様々な形で「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を応援する構図が実現しました。

NGT48をはじめとする豪華ゲストが集結

本イベントを一層盛り上げたのは、著名なゲストの参加です。NHK「ドナルド・マクドナルド・ハウス にいがた」を以前から支援しているNGT48のメンバーが、ゲストランナーとして参加しました。NGT48からは、清司麗菜(24)、佐藤海里(25)、喜多花恵(22)、新沢葵唯(17)、高島柚愛(15)、辻田季音(17)、皆川日和(15)の7名が登場。神奈川県出身の喜多花恵さんが最初の走者を務め、その後は全員がリレーに参加。1周1.2キロメートルのコースを計25周、2時間59分44秒で走り切るという素晴らしいパフォーマンスを披露しました。

喜多花恵さんは「支援の輪が広がることを願って」とコメントし、会場内の参加者と交流しながら一体感のある空間を作り出しました。また、ドラマティックな支援を実現するため、茨城ゴールデンゴールズ女子チーム(監督:片岡安祐美さん)も社会人硬式野球クラブチームとして参加。さらに、高田夏帆さんと市川美織さんも登場し、ゲストがそれぞれにドナルド・マクドナルド・ハウスへの支援に関する想いをステージで語り、イベントを通じた社会貢献の意義を参加者に伝えました。

チャリティマルシェとキッズ向けボーティなど、家族で楽しめるコンテンツ

会場では、単なる運動競技だけでなく、ステージイベントやチャリティマルシェ、キッズ向けのブースが終日賑わい、様々な年代の来場者がそれぞれのペースで楽しむことができました。特に注目を集めたのが、協賛各社のご協力によるチャリティマルシェと募金コーナーで、朝から活況を呈していました。募金をしてくださった方には、各社の人気商品やドナルド・マクドナルド・ハウスのオリジナルグッズが手渡され、「参加がそのまま支援になる」場として高く評価されました。

さらに、募金をしていただくと楽しめるキックターゲットやフライングディスク、応援メッセージコーナーなど、支援と娯楽が融合したコンテンツが用意されていました。これらの取り組みにより、子どもから大人まで、誰もが気軽に参加でき、支援の喜びを実感できる環境が実現しました。リレー表彰式では、上位3チームが登壇し、ゲストから表彰状と副賞が手渡されるなど、参加者たちの努力が正当に評価されました。

収益全額を公益財団法人へ寄付、温かな支援の輪が全国へ

本イベントの最大の特徴は、その透明性と社会貢献への強い姿勢です。本イベントの収益は、必要経費を除き全額を公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンへ寄付されます。会場での募金やチャリティマルシェを通じて集まったご支援についても、ハウスの運営費として活用されることが明示されており、参加者は自分たちの行動が直接、病気と戦う子どもたちとそのご家族の支援に繋がることを確信することができます。

「ドナルド・マクドナルド・ハウス」とは、難病などで長期入院中の子どもに付き添う家族のための滞在施設です。病気と向き合う子どもたちの回復を応援するだけでなく、親御さんたちの心身の負担を軽減することを目的とした、社会的に極めて重要な施設です。本イベントを通じた支援は、こうした施設の運営を支え、より多くの家族が安心して子どもの治療に専念できる環境を整えることに直結しています。

9回目の開催を迎えた本イベントの意義

本大会が今年で9回目の開催となったことは、このイベントが単発のチャリティ活動ではなく、継続的で確立された社会貢献活動として定着していることを示しています。毎年、約2,000名の参加者が集い、複数の種目を通じて支援の輪を広げる—このような継続性は、社会全体における児童医療や家族支援に対する関心と理解を深める上で、極めて重要な役割を果たしています。

イベントのスローガンである「”走る・歩く・支える”がつながった一日」は、単に異なるアクティビティが共存するのではなく、すべてが一つの大義に向けて統一されているという理念を表現しています。走ることで体力を使い、歩くことで周囲とつながり、そしてそれらのすべてが児童医療を支援するという目的に統合される—このような複合的な価値観は、現代社会における社会貢献の在り方を示す一つのモデルケースとなり得るものです。

また、NGT48をはじめとした著名人の参加により、イベントはより多くの人々の目に触れることになり、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の存在と役割についての認知度向上にも貢献しました。SNS連動企画を通じた全国規模での参加呼びかけも、地理的な制約を超えた支援の輪を実現させ、現代的で包括的な社会貢献の形を提示しています。

今後への期待

本イベントが毎年着実に開催され、参加者数や寄付金額が増加していくことは、日本全体における児童医療への関心の高さと、社会全体で子どもたちの健康と家族の幸福を守ろうとする気運の表れです。今後も、このような温かな支援の輪が全国へと広がり、病気と戦う子どもたちとそのご家族がより良い環境で治療に専念できるよう、社会全体で支えていく必要があります。

寄付金額は確定後に公式サイトで発表される予定であり、参加者たちはその結果を通じて、自分たちの努力がどの程度の支援に繋がったかを確認することができます。このような透明性の確保もまた、継続的な社会貢献活動を定着させるための重要な要素となっています。

参考元