明石家さんま座長公演『国ぁ宝』で“国宝級天然芸人”ジミー大西とウド鈴木が巻き起こした笑いの嵐

はじめに

2025年11月、東京・IMM THEATERにて開催された明石家さんま座長公演『国ぁ宝(くにぃほう)』が大きな話題となりました。この新作舞台では、ジミー大西さんとウド鈴木さんという、東西を代表する“天然”芸人が奇跡の競演を果たしたことで、多くの笑いと感動を呼び起こしました。この記事では、そのステージの熱気や名場面、出演芸人たちの様子、そして芸能界におけるジミー大西さんの役割について、わかりやすく丁寧にご紹介します。

公演概要と豪華な出演者たち

  • 公演名:国ぁ宝(くにぃほう)~ジェラシックパーク ワールドシリーズ第7戦~
  • 会場:IMM THEATER(東京都文京区後楽)
  • 公演日程:2025年11月7日~9日
  • 出演者:明石家さんま(座長)、キャイ~ン(天野ひろゆき、ウド鈴木)、ジミー大西、次長課長(井上聡、河本準一)、イワイガワ・岩井ジョニ男、アインシュタイン・稲田直樹、金原早苗

連日、多くの観客を集めたこの公演は、さんまさんが70歳を迎えて初めての座長公演であり、夢と遊び心あふれる舞台演出や個性豊かな芸人たちによる化学反応が最大の魅力となりました。

“国宝級の天然”ジミー大西×ウド鈴木の爆笑バトル

今回の最大の目玉は、なんといってもジミー大西さんとウド鈴木さんの初共演です。東の天然代表・ウドさんと、西の天然代表・ジミーさん、この2人が同じ舞台で“笑いの応戦”を繰り広げることは、お笑いファンにとって夢のような出来事でした。
さんまさん自身も「とんでもないボケと、とんでもないボケ」と表現し、「芸人の間でも、この2人が共演したら何が起こるのか、みんな興味津々だった」と語っています。

舞台の「国ぁ宝」ブロックでは、映画『国宝』の世界観に合わせ、ジミーさんが吉沢亮さん役、ウドさんが横浜流星さん役という設定に。2人が繰り広げるトークや即興漫才は、台本も常識も超えた“お笑いの化学反応”を次々と生み出し、観客も、共演する芸人たちも息ができないほど大笑い。
まるで予測不能な2人のボケとボケが激しくぶつかり合い、テンポよく笑いの波が押し寄せました。

さんま座長の圧倒的存在感と若手へのバトン

座長・明石家さんまさんは、開演直後から恐竜のコスチュームに身を包み、自ら笑いの火付け役を担いました。古希(70歳)を迎えたさんまさんは、幼少期の思い出話や自慢の“古希トーク”を披露し、会場を一体感で包み込んでいました。
また、さんまさんはステージ上で次々と無茶ぶりを繰り出し、ジミーさんやウドさん、若手芸人たちに即興で応戦させることで、その瞬間にしか生まれない“化学反応”を演出。一瞬たりとも油断できない生の舞台ならではのスリルとワクワク感が、観客の笑いを何倍にも膨れ上がらせました。

公演はオーバータイムになることもしばしばで、ステージの熱気が冷めやらぬまま幕を閉じました。さんまさんの情熱と、ベテランから若手への熱いバトンパスも、見どころのひとつとなりました。

ステージ演出と舞台の世界観について

今回の舞台は、『ジュラシック・パーク』を彷彿とさせるジャングルのセットと、舞台中央に並ぶ9つの大きな卵というユニークな演出で開幕。卵が割れると、中から恐竜姿の芸人たちが登場し、そのサプライズに会場が大きな拍手と驚きに包まれました。

舞台進行は予想外の展開が連続し、インパクトある登場や即興のトーク、コント、漫才と、多彩な“笑いの爆弾”が連発。「化学反応」という言葉にふさわしく、予測不能な芸人たちの即時反応が観客を何度も巻き込むのです。従来の舞台とは一線を画した、エンターテイメントとしての力強さと斬新さが光りました。

ジミー大西さんの魅力とお笑い界での存在感

ジミー大西さんは、天然キャラでありながらも、独自の感性と瞬発力、そしてどこか人間らしい優しさで多くの人の心をつかむお笑い芸人です。数々のバラエティ番組や舞台で存在感を放ち続け、芸術活動でも高い評価を受けた多才ぶりは、今や“国宝級”と呼ばれるほど。
今回の公演では、ウド鈴木さんとの掛け合いによって、その場の空気を一変させるジミーさんの持ち味がフルに活かされ、“予定調和のない笑い”の連鎖を巻き起こしました。

ステージ上では、さんまさんの絶妙なツッコミに応じつつも、思いも寄らない角度からボケを放つジミーさん。観客はもちろん、共演する芸人たちでさえ思わず笑ってしまうほど、ジミーさんの存在はその場を和ませ、時に突き抜けた爆発力で会場の笑いを何倍にもします。

ウド鈴木さんとジミー大西さんの共通点・違い

ジミー大西さんとウド鈴木さん、2人はどちらも“天然”と評されることが多いですが、その個性にはしっかりとした違いがあります。

  • ジミー大西さんは、感覚的・本能的なその場のリアクションで笑いを生み出す「純粋天然型」
  • ウド鈴木さんは、陽気で愛されキャラの空気感で周囲を和ませる「癒し系天然型」

この2人が絡み合うことで、“ダブル天然”ならではの、ボケの連続技や予測できない展開が生まれ、観客は終始笑いが絶えませんでした。

“笑いの応戦”を見守る他の出演者たち

ステージでは、「次長課長」や「アインシュタイン・稲田直樹」さんといった、いま勢いのある実力派若手・中堅芸人も多数出演。それぞれが自身の持ち味を発揮しつつ、ジミーさんやウドさんの繰り出す無邪気なボケの応酬に巻き込まれる形で、“老若男女を問わず笑える空気”を全員で創り上げていました。

その中で特に印象的だったのは、舞台裏やバックステージで繰り広げられるアドリブ合戦。台本を超えた真の“ライブ感”こそが、長く語り継がれる公演の醍醐味といえるでしょう。

観客の反応と公演の評価

今回の『国ぁ宝』は、予定時間を大幅に超えるほどの熱演となり、連日満席の盛況ぶりを見せました。観客席からは
「予想できない展開がとにかく楽しい」「さんまさん以下、全員が全力で楽しんでいるのが伝わってきた」「ジミーさんとウドさんのやりとりは、何度でも見たくなる」といったポジティブな声が多く寄せられました。

演者同士のリスペクトや緊張感が心地よく混じり合い、“ここでしか観られない”舞台の価値と芸人それぞれの魅力が最大限引き出された公演でした。

まとめ:ジミー大西さんの今後に寄せる期待

今回の明石家さんま座長公演『国ぁ宝』で改めて証明されたのは、ジミー大西さんの唯一無二の笑いの才能と、芸人たちが織りなすリアルなお笑いの真髄です。
天然キャラのイメージを超え、どの時代でも「今この瞬間の笑い」を生み出す力。これからもジミーさんが、舞台やテレビ、創作活動などあらゆる分野で新たな化学反応を巻き起こしてくれることを多くの人が楽しみにしています。

そして、明石家さんまさんの熱意に触発され、多くの芸人が才能を発揮するこの座長公演は、今後も日本のお笑い文化を牽引し続けることでしょう。

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