清水エスパルス、2026年「明治安田J1百年構想リーグ」と新体制発表――注目ポイントを詳しく解説

2026年、日本サッカー界は大きな転換点を迎えます。Jリーグは欧州型の「秋春制」へ移行し、その端境期に一度きりの特別大会「明治安田J1百年構想リーグ」が開催されます。静岡の雄・清水エスパルスも、この記念すべき大会や新たなシーズンの準備を進めており、ファンやサポーターの期待が高まっています。この記事では、今回発表された日程やチケット情報、シーズンユニフォームの概要などについて、分かりやすく詳しくご紹介します。

2026年「明治安田J1百年構想リーグ」とは?

「明治安田J1百年構想リーグ」は、2026年2月7日から6月7日までの約4か月間、J1所属20クラブ(うち清水エスパルス含む)が参加して行われる特別大会です。これはJリーグが従来の春秋制から秋春制に移行するタイミングでの「橋渡し」となる唯一の大会で、通常のリーグ戦とは異なり「J2降格」が発生しません。つまり、各チームは順位争いのプレッシャーから少し離れ、より自由な発想でサッカーに取り組める点も魅力です。このリーグで優勝したクラブにはAFCチャンピオンズリーグエリート2026/27の日本第2代表の出場権が与えられます。

清水エスパルスの特別なシーズン日程――なぜ分かれる?

2026年はJリーグシーズン改革により、2月~6月が百年構想リーグ、そして8月~翌年5月までが新シーズン(2026/27)という二段構えになります。従来の春秋制から秋春制の移行期間を経て、新たな歴史が始まる年とも言えるでしょう。
2026年2月から始まる百年構想リーグの終了後、8月8日に新しいJリーグシーズンがキックオフし、2027年6月に最終節(第38節)が行われます。6月から7月の約1か月間はオフシーズンとなり、選手の契約更改や新加入発表などが毎日のように行われる“ワクワクする”期間になる可能性があります。

百年構想リーグのスケジュールと会場

  • 期間: 2026年2月7日~6月7日
  • 対象試合: 百年構想リーグ・ホームゲーム全10試合(予定)
  • 主な会場: IAIスタジアム日本平ほか(2026年1月までに正式決定)

今季もエスパルスのホームゲームの平均入場者数は2000年以降の過去最多となる見込みで、地元の盛り上がりはすでに最高潮となっています。

チケットや年間パス制度の大きな変化

今回のシーズン分割にともない、チケット購入制度やシーズンシートの取り扱いも大きく変わります。
まず「百年構想リーグ」期間のシーズンシートは、「パックチケット」という新しい形で販売。お申し込み時には席種と枚数のみ選択し、各試合ごとに「座席取得用メール」が送付され、その都度好みの座席を確保できるシステムです。これは座席が毎試合自由に選べるため、普段とは異なる位置から応援する特別な体験が可能です。

  • パックチケットはどなたでも購入可能。後援会員(有料会員)は基本価格の20%オフ、一般は10%オフの割引あり。
  • ホームゲームの席割も一部変更予定。近年の社会情勢や運営コスト上昇、ダイナミックプライシング導入などが背景です。

「2026明治安田J1百年構想リーグ パックチケット」は2025年11月27日(木)10:00~から受付開始。2025シーズンシートオーナーには案内パンフレットが11月下旬に郵送されます。

2026/27シーズンの年間パス・後援会制度について

百年構想リーグ後の「2026/27シーズン(8月~)」のシーズンシートも、新規申込み・継続ともに受付が行われます。百年構想リーグのパックチケット保有有無に関わらず、通常通り申し込みが可能です。エスパルス後援会(エスパルスメンバー)の会員資格は、百年構想リーグ期間と2026/27シーズンの両大会分がカバーされる形となり、引き続き多角的なサポート特典が受けられます。

『百年構想リーグ+2026/27年間パス』購入者特典・特設サイトも公開

エスパルスでは「百年構想リーグ+2026/27年間パス」をまとめて購入した方への特典情報や専用の特設サイト更新も公式で案内。特に、数量限定の記念グッズや会員限定イベント参加などが予定され、ファンにとって一段とメモリアルなシーズンとなること間違いありません。

ユニフォーム――特別デザイン発表予定とワクワクのポイント

清水エスパルスは、百年構想リーグと2026/27シーズンで別々のユニフォームを着用することを発表しています。百年構想リーグで着用するPUMA製ユニフォームのデザインとコンセプトは、2025年12月中旬以降に発表予定です。
一度限りの大会という“リミテッド感”満載の斬新なデザインが期待されており、記念グッズとしても人気が高まることが予想されます。一方で、新シーズンのユニフォームはスタンダードなトレンドを意識したものとなりそうです。2回楽しめるシーズン、サポーターにとっては少し出費の多い年ですが、それを補って余りある「サッカーの祭典」となるでしょう。

  • 百年構想リーグのユニは、年末にデザイン発表。「お祭り感」「リミテッドユニ」として特別な仕様を目指す。
  • 2026/27シーズン用は通常の流れでの販売・展開。ファッション性や最新トレンドを取り込んだものにも期待。

まとめ:一度きりの記念イヤーに向けて――今こそエスパルスファミリーに

2026年、「百年構想リーグ」はJリーグ史の転換点となる特別な大会。清水エスパルスはファンクラブ制度やチケット購入、そして記念ユニフォームに至るまで、万全の準備とファン還元策で新時代を迎えます。この一度きりの祭典に、ぜひ新しい席や新しいユニで応援に参加し、クラブとともに歴史の証人となりましょう。

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