LUNA SEA真矢、闘病と希望――脳腫瘍公表から「LUNATIC X’MAS」有明アリーナ発表まで

LUNA SEAのドラマー真矢さん(55)が、2025年9月8日、脳腫瘍で闘病中であることを自身のSNSを通じて公表し、音楽ファンや関係者に衝撃を与えました。真矢さんは、実は2020年からステージ4の大腸がんと闘いながらも音楽活動を続けており、ファンの間では「不屈の精神」としてその姿が称賛されてきました。しかし、最近の体調不良をきっかけに精密検査を受けた結果、右側頭部に腫瘍が見つかり、今後は脳腫瘍に対する治療へと踏み出す決意を示しています。

闘病と音楽活動――真矢さんの言葉

  • 大腸がんステージ4の公表
    真矢さんは2020年に大腸がんのステージ4が判明し、7回もの手術と抗がん剤治療、放射線療法を受けながらもライブ活動を続行してきました。その間に困難を乗り越えた強い意志と精神力を、多くのファンが目の当たりにしてきました。
  • 脳腫瘍の診断
    2025年9月、めまいで倒れる症状が続き医療機関で検査した結果、右側頭部に腫瘍が発見され、脳腫瘍であることが判明しました。真矢さんは「耳石がズレたと思い医師に相談したが回復せず、MRIで腫瘍が見つかった」と語り、自らの体験を率直に共有しています。
  • 今後の治療と活動について
    脳腫瘍の治療としては放射線療法への臨みを表明していますが、万一炎症などが起こった場合は演奏にも支障が出る可能性があり、本人は「ファンやメンバーにはご迷惑をおかけしますが、今後ともLUNA SEAをよろしくお願いします」と感謝と決意のメッセージを残しました。

LUNATIC X’MASと「ルナフェス」――音楽の火は消えない

  • 有明アリーナでのフェス開催
    2025年11月8日・9日に開催されたLUNA SEA主催「LUNATIC FEST. 2025」では、真矢さんが病状を公表した直後ということもあり、多くの注目とエールが集まりました。バンド側は「真矢さんに代わり、信頼する淳士氏がドラムセットに座る」というサプライズを発表。真矢さん自身も「これがベストな結論」と語り、応援してくれるファンや仲間への感謝を強調しました。
  • 「LUNATIC X’MAS」開催予告
    有明アリーナで開催予定の「LUNATIC X’MAS」に向けて、真矢さんは体調を気遣いながらも「あきらめない」という姿勢を見せており、ファンからは回復を願う応援の言葉が途切れることなく寄せられています。

医師とファンから寄せられる激励

  • 専門家による病状解説
    消化器がんの専門医は「7回もの手術を乗り越えた体力と精神力は並外れている。脳腫瘍の治療もハードだが乗り越えてほしい」とコメントしています。脳腫瘍には原発性のものと転移性のものがあり、大腸がんとの関係性も注目されました。治療は腫瘍の性質によって手術か放射線が選択されるとの説明も加わりました。
  • ファンとの交流
    公表後初の公の場である神奈川県秦野市「たばこ祭」では、真矢さんが「この通り元気です」と笑顔で登場し、多くのファンが彼の人柄と前向きな姿勢に励まされました。SNSでも「真矢さん、絶対に戻ってきてください」「LUNA SEAは5人じゃないと!」といったエールが相次いでいます。

LUNA SEAと真矢――歩みと絆

  • 1989年結成のLUNA SEA
    5人組ロックバンドとして不動の人気を誇るLUNA SEA。真矢さんはバラエティ番組や地元活動も積極的に行い、幅広い世代から親しまれています。
  • 秦野市母校訪問で語った人生観
    2024年、地元・秦野市の母校を訪れた際、後輩から「人生で一番辛かったとき、どう乗り越えたか」と質問され、「登山もそうだけど、頂上にたどり着くには苦しい道も平坦な道も全部歩かなきゃならない」と語り、自身の経験から出る温かい言葉が印象的でした。

脳腫瘍とは――知っておきたいポイント

  • 脳腫瘍の種類
    脳腫瘍には「原発性」と「転移性」があり、原発性は脳や脊髄から発生し、転移性は他の臓器からがん細胞が脳に飛んでくる形です。症状は頭痛、めまい、手足のしびれなど多岐に渡り、早期発見が重要です。
  • 真矢さんのケース
    真矢さんの脳腫瘍は右側頭部に発見されたもので、今後の治療法や経過については本人や医師が逐次情報を発信しています。ファンや関係者は温かい目で彼を見守っています。

音楽と仲間、そして未来へ

  • 真矢さんが強い信念と仲間、ファンの支えによって乗り越えようとする姿は、音楽の力や人々の絆をあらためて感じさせてくれます。
  • 「LUNATIC X’MAS」や「ルナフェス」でのサプライズ登場は、多くの人に希望と勇気を届け、バンドの今後にも新たなストーリーが刻まれることでしょう。

さいごに――真矢さんからのメッセージ

困難な現実の中でも「まずは死なないこと」とユーモアを交え、感謝と前向きな気持ちをメッセージとして発信し続ける真矢さん。その強い心は、今もなおLUNA SEAと共に輝き続けています。音楽を通した交流や「またステージで会いましょう」という願いを胸に、これからも彼の闘病と復帰をみんなで応援していきたいですね。

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