ACL2 グループF第4節 ナムディンFC対ガンバ大阪
──自力突破をかけて敵地で挑むガンバ──
2025年11月5日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)2025-26シーズンのグループステージ第4節として、ナムディンFC(ベトナム)対 ガンバ大阪(日本)が、ベトナム・ナムディンのティエン・チュオン・スタジアムで開催されました。
本記事では、この注目カードの背景、両クラブの意気込み、前回対戦、順位状況、放送情報に加え、現地や日本ファン向けに細やかに解説いたします。
グループステージ突破まであと一歩──全勝のガンバ大阪にかかる期待
ガンバ大阪はACL2初参戦ながら、グループFで開幕3連勝という抜群の成績で首位に立っています。現在勝点9を積み上げており、ライバルチームに2点差をつけて独走中です。今回のナムディン戦に勝利すれば自力でグループ突破が決まる、まさに重要な一戦なのです。
第3節までは、ガンバ大阪が唯一無敗の快進撃を続けました。その原動力には選手層の厚さ、全員が役割を果たす「チーム力」、そして経験豊富な指揮官の采配が挙げられます。ライバルたちも警戒する存在となり、今回のアウェイ戦には並々ならぬ注目が集まっています。
アウェイの洗礼──ナムディンFCが狙う”地の利”
前回の直接対決では、ガンバ大阪がホームで3-1と快勝。しかし、ナムディンFCのアンドレ・リマ監督は試合前の記者会見で「スタジアムの雰囲気、ファンの後押し、そして蓄積した教訓を武器に、今回は必ず好成績を収める」と力強く宣言しました。
- 主将・ルーカス選手のコメント:「ホームでのサポーターの声援が大きな力になる。勝利だけを目指して戦う」
- 補強策: 疲労・ケガの選手をしっかりケアしつつ、外国人選手の積極起用で層の厚さを強化
- モチベーション: 自国の地で強豪を倒し、グループ突破へ望みを繋ぐという強い意志
過去の対戦結果・これまでの道のり
2025年10月22日の第3節(ガンバ大阪ホーム戦)では、ガンバ大阪が3-1でナムディンを下しています。試合序盤から主導権を握り、得点力と守備力を発揮しました。この勝利こそグループFでの首位独走のきっかけとなりました。
- ガンバ大阪:開幕から3連勝。得点8・失点2と安定した試合運び
- ナムディンFC:3試合で2勝1敗、勝点6で2位に位置
- グループFの組み合わせ:ガンバ大阪、ナムディンFC(ベトナム)、ラーチャブリーFC(タイ)、東方(香港)
- 上位2チームがノックアウトステージへ進出
試合日程・放送・キックオフ情報
- 試合日程: 2025年11月5日(水)
- キックオフ: 日本時間21:15~
- 会場: ティエン・チュオン・スタジアム(ベトナム・ナムディン)
- テレビ・ネット配信: DAZNが独占でライブ配信(DMMとの連携プランもあり)
ベトナムからの生中継となるため、日本のファンも自宅やスマートフォンなどで観戦できます。放送予定や視聴方法は事前に必ず公式サイトでご確認ください。
ガンバ大阪サイドの意気込みと対策
ガンバ大阪のMF奥抜侃志選手は、「日本での勝利に慢心せず、謙虚に準備する」と語り、敵地での戦いにも全力で臨む姿勢を見せています。日本勢としては、アウェイ特有の環境や移動の疲れ、気候の違いといった不安要素にどう適応するかがカギとなります。
守備面の組織力に加え、攻撃陣の決定力も求められる一戦です。過去3戦で8得点・2失点というスタッツから、攻守共にバランスのよいチーム作りが光ります。
ナムディンFCのホーム戦略とサポーターの役割
ナムディンFCにとっては、地元での一戦。「ベトナム全土から集まるサポーターの熱気」も大きな力です。監督・選手・サポーターが一体となり、大舞台で上位進出を目指しています。
厳しい戦いが予想され、前回対戦の反省点を活かした組み立て直し、局面での粘り強さが焦点となります。多国籍選手の柔軟な起用やコンディション調整にも注目です。
グループステージの混戦と今後の展望
今節の結果で、ガンバ大阪は首位通過を大きく引き寄せるかどうかが決まります。一方、ナムディンFCもグループ2位以内を維持し、次節以降に望みを繋げたいところ。グループFは「ホーム&アウェイ」の2回戦形式で、全6節の激戦が繰り広げられています。
なお、今後の試合日程では、11月27日にガンバ大阪が香港の東方とアウェイで対戦、12月11日にはホームでラーチャブリーFCを迎えます。1戦1戦がグループ突破への正念場です。
観戦ガイド:ファン・サポーターに向けて
- 現地応援の際は、クラブ公式サイトやSNSで最新の現地情報を必ずご確認ください。
- アウェイ遠征の方は、スタジアム観戦チケットや交通手段、安全情報にもご注意を。
- 日本国内からはDAZNのライブ配信で、仲間と一緒に熱いエールを届けましょう。
まとめ:勝負の行方は——自力突破をかけた「両雄激突」
今回のナムディンFC対ガンバ大阪は、「ホームの地の利」と「アウェイ実力」のぶつかり合い。「勝てば突破決定」のプレッシャーを背に、ガンバ大阪はどこまで実力を発揮できるか──。一方ナムディンFCは、地元ファンの期待を胸に一矢報いるため全力を尽くします。
グループステージの大一番、アジアサッカーの熱気あふれる夜を、ぜひ皆さんも体感してください。




