肉じゃが発祥の地・舞鶴宣言30周年記念!インスタキャンペーン開催

京都府舞鶴市が「肉じゃが発祥の地」宣言から30周年を迎えることを記念し、2025年10月14日(火)から12月26日(金)までの期間でInstagramキャンペーンを開催することを発表した。このキャンペーンでは、市内の飲食店で提供される海軍グルメを楽しむとともに、抽選で舞鶴のお土産が当たるチャンスがある。

キャンペーンの概要

舞鶴市は、肉じゃがをはじめとする海軍ゆかりの食文化を発信し、観光誘客や周遊促進を目指している。キャンペーンは、以下の手順で参加できる。

  1. 「まいづる肉じゃがまつり実行委員会」のInstagramアカウントをフォローする。
  2. 舞鶴市内の飲食店で海軍グルメを注文する。
  3. 注文した料理の写真を撮影し、「#舞鶴グルメ」と「#(店名)」の2つのハッシュタグをつけてInstagramに投稿する。

キャンペーン終了後、当選者には「まいづる肉じゃがまつり実行委員会」からダイレクトメッセージ(DM)で連絡が届く。

舞鶴市の海軍グルメの魅力

舞鶴市は、かつて海軍の拠点であった鎮守府が置かれており、100年以上前に発行された海軍の料理教科書が現存している。この教科書には、肉じゃがやカレー、ホットウヰスキーなど200種類以上のメニューが掲載されており、これらのレシピを基にした海軍グルメが楽しめる。

特に肉じゃがは、ビーフシチューを参考に作られたと言われ、当時はワインやバターが不足していたため、しょうゆと砂糖を使って味付けされた。舞鶴は「肉じゃが発祥の地」として、その伝統の味を守り続けている。

また、海軍では金曜日にカレーを食べることで曜日を認識する工夫がされており、栄養バランスが良く大量に作れるカレーは、艦上生活において非常に重宝されていた。さらに、厳しい冬の寒さに対抗するため、ホットウヰスキーが愛用されていたという。

歴史的な食文化の継承

舞鶴市の食文化には、ペリーが来航した際に幕府の役人に振る舞われた炭酸飲料「レモネード」や、海軍で100年以上前から楽しまれていたタピオカプリンなど、多彩な歴史がある。甘いものが貴重だった当時、隊員たちにとってタピオカプリンは特別なごちそうだった。

終わりに

舞鶴市の「肉じゃが発祥の地」宣言30周年を祝うこのキャンペーンは、地域の食文化を再発見し、観光客を引き寄せる素晴らしい機会である。海軍グルメを楽しみながら、舞鶴の歴史と文化を感じることができるこのイベントは、多くの人々にとって魅力的な体験となるだろう。今後も舞鶴市がその独自の食文化を発信し続けることを期待したい。

詳細は公式サイトをご覧ください。舞鶴市公式サイト