関越道・東名・中央道など各地で激しい渋滞 ― 2025年11月3日 3連休最終日の高速道路状況 ―
3連休最終日、全国各地の高速道路で渋滞が発生
2025年11月3日(月・祝)、秋の3連休最終日となったこの日、首都圏を中心とする高速道路では、上り線を中心に大規模な渋滞が発生しています。特に観光や帰省から首都圏へ戻る車が集中したことで、例年通り各所で長い車列が見られる状態となっています。
午後4時半時点での交通情報によると、関越自動車道・高坂サービスエリアを先頭に30km、東名高速・横浜町田インターチェンジを先頭に21km、中央自動車道・八王子ジャンクションを先頭に21kmの渋滞が確認されており、現地を走行する方々からは「ほとんど動かない」「いつ着くか分からない」といった声も聞かれます。
東北・関越・中央道など首都圏主要路線で軒並み長蛇の車列
- 東北自動車道では、夕方になるにつれ加須IC周辺で最大35kmの渋滞が予測されています。
- 関越自動車道でも、坂戸西スマートインターチェンジ付近から最大30kmの渋滞が発生しています。
- 東名高速道路では、綾瀬スマートインターチェンジ周辺で25km、横浜町田ICなど各所で20kmを超える渋滞が報告されています。
- 中央自動車道では、小仏トンネル・八王子JCT付近で21km以上の渋滞との情報が出ています。
これらは、3連休最終日として予想されていた交通量の増加に加え、道路上での事故や故障車両、さらには工事区間も影響しています。渋滞は午後から夕方にかけて激しさを増しており、ピークには通過に1時間以上かかるケースも目立ちます。
長野道上り線でもリニューアル工事と重なり7km超の渋滞
首都圏のみならず、地方部でも渋滞が顕著です。長野県では長野道上り線岡谷ジャンクション付近でリニューアル工事により車線規制が実施され、午後4時半時点で7km以上の渋滞が発生しています。現地警察や道路管理者によると、通過には1時間余りを要しており、解消は午後8時以降が見込まれています。行楽帰りの車両に加え、工事による車線減少が渋滞をさらに長引かせています。
工事区間も各地で渋滞要因に
近年の高速道路では大型装置のリニューアルや構造物の修繕工事が頻繁に行われています。たとえば大鳴門橋では2025年秋~2026年夏まで終日に渡る1車線規制が続いており、三連休期間中も工事区間を中心に時間帯によって顕著な渋滞が発生していました。
工事区間では通行帯が通常よりも狭くなり、速度規制(40km/h)が実施されています。普段より運転に注意を要する状況となり、安全運転の徹底とともに、う回・時間変更など柔軟な対応が求められています。
渋滞のピークは“午後から夕方”、最新情報の確認がおすすめ
各高速道路会社(NEXCO東日本、中日本、西日本)によると、渋滞ピークは午後から夕方に集中しています。毎年3連休最終日の夕方~夜は特に交通量が集中し、複数路線で長距離渋滞となっています。最新の渋滞情報も、日本道路交通情報センターやNEXCO公式サイト等で随時配信されていますので、ご利用の前に交通情報をこまめに確認することが大切です。
- リアルタイム情報を活用し、ピークタイムを少しずらすのも混雑回避には有効です。
- 事故や突発的な故障車両による追加の渋滞もあり得るため、臨機応変な判断が必要です。
渋滞発生時の対処ポイント
- 我慢強く安全運転:渋滞時の追突事故・無理な車線変更が多いため、焦る気持ちを抑えて安全第一。
- 休憩・水分補給:長時間の運転になるため、サービスエリア・パーキングエリアでこまめな休憩を。
- 交通情報の事前チェック:出発前・途中で最新の道路状況を確認。特に、工事・事故情報は見逃し厳禁。
- う回路検討・時間調整:渋滞区間が明確な場合は、別ルートや出発時間の調整も有効です。
渋滞の背景と今後の見通し
3連休の最終日は毎年、行楽・帰省客が帰路に集中するため首都圏や都市部へ向かう上り線を中心に大規模な渋滞が発生します。今年は特に好天に恵まれたことも手伝い、各地の観光地からの帰宅ラッシュが重なりました。
全国の高速道路会社による予測では、過去の交通量と渋滞実績をもとに渋滞予測が作成されていますが、事故や工事など思わぬ要因で予測を上回る渋滞となる場合も少なくありません。今後もリニューアル工事の実施や道路改良に伴い、このような長期的な混雑発生が続くことが予想されます。
これから高速道路利用を予定している皆様は、交通情報の確認・計画的な利用を心がけましょう。
まとめ:利用者への呼びかけ
このような大規模な渋滞に直面した際は、慌てず落ち着いて行動することが安全確保につながります。道路管理会社や警察では、ドライバーの皆さんに対して「こまめな休憩」「交通情報の確認」「安全運転の徹底」を強く呼びかけています。
渋滞は一時的なものですが、1人ひとりが冷静な対応を心掛けることで、事故やトラブルの防止につながり、多くの方が快適に目的地まで移動できるようになります。特に帰省ラッシュや観光帰りのピーク時は、最新情報を活用して安全・安心なドライブを心掛けてください。



