日産スカイライン V37「400R Limited」発表

日産は2025年10月27日、スポーツセダン「スカイライン」の一部仕様向上を行うとともに、特別限定車「400R Limited」を発表しました。この限定車は、スタンダードグレードの400Rをベースにした特別仕様で、日本限定400台のみの先着受注受付となります。

特別仕様車「400R Limited」

「400R Limited」は、スカイラインの400Rをさらに進化させたモデルで、エンジンやシャシー、サスペンションに丹念なチューニングが施されています。特に、このモデルは専用のダンロップ製タイヤを装着し、フロントサスペンションのバネ定数を4%、リアスタビライザーのバネ定数を44%向上させて、ロールを抑えたハンドリングを実現しています。

新しい装備とカラーオプション

この限定車は、新色「ワンガンブルー」を採用しており、特別なスポーツカーのみに許されたカラーです。このカラーは、フェアレディZやGT-Rなどにも設定されており、太陽光や夜の照明によって異なる表情を見せる特徴があります。

性能向上と安全性の強化

「400R Limited」は、VR30DDTT型3リッターツインターボエンジンを搭載し、405psのパワーを発揮します。さらに、幅広タイヤを採用し、スポーツ性能を高めています。また、インテリジェント エマージェンシーブレーキの進化により、歩行者や自転車の検知にも対応し、安全性も向上しています。

グレード体系の見直し

今回の一部仕様向上で、スカイラインのグレード体系が見直されました。エントリーグレードの「GT」が廃止され、残るのは「GT Type P」、「GT Type SP」、「400R」、そして限定車の「400R Limited」です。これにより、スカイラインはより高性能・高品質なモデルに絞り込まれています。

ジャパンモビリティショー2025での展示

この限定車「400R Limited」は、2025年10月29日より開催されるジャパンモビリティショー2025(JMS2025)で実車先行展出される予定です。日産は、このイベントでスカイラインの新たな魅力を多くの方々に届けることを目指しています。

スカイラインの歴史

スカイラインは、1957年にプリンス自動車工業から発売され、70年近くにわたって根強く支持されてきました。現行のV37型は2014年に日本でデビューし、2019年のビッグマイナーチェンジで排気量3リッターのVR30DDTT型エンジンを搭載した「400R」が追加されました。
このように、スカイラインは長い歴史の中で多くの改良と進化を経て、現在もスポーツセダンとして高い人気を維持しています。日産は、スカイラインというブランドをさらに強化し、多くのファンに喜びを提供していくことを目指しています。

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