「蒲郡競艇ヴィーナスシリーズ」最終日―遠藤エミが圧倒的存在感で優勝戦進出、長嶋万記ら強敵らも大激戦!
話題の舞台――「ヴィーナスシリーズ」ナイター開催、いよいよクライマックスへ
2025年10月27日。愛知県蒲郡市のボートレース蒲郡では、女性レーサーたちが頂点を争う「ヴィーナスシリーズ第16戦 ムーンライトプリンセス決定戦」が、華やかなナイターのもと最終日を迎えました。今年も全国から多様な個性を持つ実力派選手が集結し、まさに“女王”の座をかけた白熱のバトルが繰り広げられています。
最高峰の激戦を彩る注目メンバー
- 遠藤エミ(滋賀)――今大会も圧倒的な安定感を誇り、全レースで舟券絡み。予選から準優、果ては優勝戦ポールポジションまで、多くのファンにとって文句なしの優勝候補です。
- 長嶋万記(静岡)――蒲郡水面との抜群の相性を誇り、“ガマシマ・マキ”と親しみを込めて呼ばれる実力者。5度の蒲郡優勝歴を持つ現役トップレーサーです。
- 宇野弥生(埼玉)――今年は1勝、蒲郡優勝も経験済みで、地元愛知支部勢(細川裕子・水野望美)とともに上位進出を狙ってきました。
- 中川りな(福岡)、細川裕子(愛知)、水野望美(愛知)――それぞれが今季の勝利と躍進を狙い、注目の優勝戦6名に名を連ねました。
優勝戦出走表・各選手の今大会パフォーマンス
最終日・12R「優勝戦」の出走メンバーは以下の通りです(括弧内は今大会の好調ぶりや過去の蒲郡相性など)
- 1号艇:遠藤エミ(滋賀・今年優勝2回、蒲郡通算優勝4回)「仕上がりは良好。自分のレースを貫けている」
- 2号艇:長嶋万記(静岡・今年優勝0回、蒲郡通算優勝5回)「バランス良好、さらなるレベルアップ目指す」
- 3号艇:宇野弥生(埼玉・今年優勝1回、蒲郡優勝歴あり)「舟の重さが取れて調子を上げてきた。スタートは水面状況次第」
- 4号艇:中川りな(福岡・今年優勝1回)「ターン時の感触が良く、出足も上々」
- 5号艇:細川裕子(愛知・今年優勝1回、蒲郡優勝2回)「舟足は問題なく、操縦性の向上を目指して調整」
- 6号艇:水野望美(愛知・今年優勝0回)「レース足が良く、スタートも合ってきた」
特に遠藤エミは今シリーズにおいて【1・1・1・2・2・1・2・1・3・1着】のオール3連対と圧倒的な成績。準優勝戦ではインから逃げて快勝し、優勝戦ポールポジションを獲得しました。22号機という高評価のモーター性能にも支えられています。今年は既に1月びわこ、9月下関と合わせて3度目のV制覇を狙います。
地元勢・蒲郡で光る存在感
蒲郡支部の3選手、宇野弥生・細川裕子・水野望美が優勝戦に進出。
地元ファンの熱い声援を受け、細川は3回目、宇野は2回目の蒲郡Vを目指し、水野は念願の地元初優勝を狙っています。
“ガマシマ・マキ”長嶋万記に寄せられる熱い視線
「ガマシマ・マキ」の愛称で知られる長嶋万記は、蒲郡における過去5度の優勝歴を含め、ファンからの支持も絶対的。2023年2月のG2レディースオールスターといったビッグレースでもインパクトを与え続けてきました。直近コメントでも「バランスは取れているがさらに上を目指したい」と自己評価をしており、その意識の高さが伺えます。
準優勝戦では… 武井莉里佳、調整ミスを悔やむ
今大会で強烈な存在感を見せたのが若手の武井莉里佳。予選を堂々の2位で通過しファンの期待を一身に集めましたが、準優勝戦11Rでは4着敗退。本人はレース後「止め過ぎた」とピットで調整ミスを悔やむ場面も。それでも次世代の牽引役になるであろう実力を存分に見せた大会でした。
ヴィーナスシリーズの魅力、ナイターだからこその感動と緊張感
蒲郡競艇場といえば、全国有数のナイター(夜間開催)が名物。煌びやかな照明が選手の真剣勝負を引き立て、水面に映るボートと波紋が幻想的な雰囲気を演出します。観客は仕事帰りやプライベート時間にもアクセスでき、レースを生中継する公式配信「BOATCAST」や、YouTube「蒲郡ステーション」など映像視聴環境の充実も特徴です。
また、初心者から愛好者まで幅広く楽しめる取り組みとして、コース別のレース戦法やレーサーのインタビュー・解説などの参考情報も充実。ビギナーでもスタート展示やモーター情報を活用し「自分の推し」の選手に声援を送る楽しみが広がっています。
ヴィーナスシリーズの意義と、今夜クライマックスの行方
「ヴィーナスシリーズ」は女子選手限定のGIII競走。レースの主役は全員女性ですが、テクニックや駆け引きのレベルは非常に高く、全ボートファン要注目のビッグレースとして根強い人気があります。また、蒲郡は勝率やスタート展示、直前の調整など「データ分析」や現地での「ライブ観戦」のだいご味も色濃いのが特徴です。
最終日ナイター優勝戦は、エミ・マキ両巨頭対決に加え地元愛知の3名、そしてニューヒロイン候補の台頭と、見所いっぱい。水面条件やその日の風向、モーターや調整による“当日のひらめき”も大事で、多くのファンが静かな興奮を胸に夜の決戦を見守ります。
まとめ ~頂点は誰の手に?~
2025年秋、蒲郡ボートはナイターのきらめきとともに、ヴィーナスシリーズという“熱き女王決定戦”の最終幕を迎えます。現女子賞金ランク1位の遠藤エミは、実績と勢いともにトップで、3度目の優勝に大手。対して、“ガマシマ・マキ”長嶋万記、地元の宇野・細川・水野らが新たな歴史を刻むのか、注目が集まります。
熱気とドラマに包まれる夜――。ファンの大歓声が、ボートと選手の背中を押します。今夜、きっと忘れられない名勝負が生まれることでしょう。




