北大路欣也主演「三屋清左衛門残日録」最新作、豪華キャスト集結で12月放送決定

時代劇専門チャンネルとJ:COMが共同製作する人気時代劇シリーズ「三屋清左衛門残日録」の最新第9作「永遠(とわ)の絆」について、このたびメインビジュアルや場面写真、全キャスト情報が一斉に解禁されました。藤沢周平原作の本シリーズは、北大路欣也が主演を務める大人気作品として多くのファンに愛されており、今回の最新作では上川隆也、藤岡弘、、佐野史郎といった豪華実力派キャストが新たに参加することが発表されています。

放送・配信情報

最新第9作「三屋清左衛門残日録 永遠(とわ)の絆」は、2025年12月7日(日)午後7時より「日本映画+時代劇 4K」でTV初放送されることが決定しました。同じく12月7日(日)午後7時からは「J:COM STREAM」での独占配信も開始されます。また、時代劇専門チャンネルでは2026年3月に放送予定となっています。

物語の概要

今回の最新作では、家族との穏やかな日々を大切に過ごす三屋清左衛門が、二つの悲しい出来事に向き合う姿が描かれます。亡き妻の墓参りの帰り道、清左衛門は小さな墓前に立ち尽くす若い夫婦、結城友助と妻のはなえに出会います。二人は一年ほど前に幼い息子を亡くし、深い悲しみに沈んでいました。友助ははなえを思いやり、励ましとして絹の着物を贈り、はなえも一時は元気を取り戻したように見えましたが、そこには予期せぬ展開が待ち受けていました。

一方で、富商・能登屋の支援を受けて進められていた藩の開墾工事が突如中止となり、その指揮を執っていた町奉行・佐伯熊太の旧友である榊甚左衛門が切腹したという報せが届きます。清左衛門は、つましく生きる若い夫婦に起こった悲劇と、親友の旧友の突然の死という二つの出来事に向き合うことになります。

物語の核心

二つの悲しい出来事の背後には、藩が関わるある共通点が浮かび上がってきます。富商・能登屋の支援の裏に隠された真実とは何か。清左衛門が疑念を抱くその支援の裏に、果たして何が隠されているのか。物語が進むにつれて、社会で理不尽な苦しみを背負う者たちの実態が明らかになっていきます。清左衛門がたどり着いた真相、そして残された者が選んだ小さな希望とは何なのか。藤沢周平作品ならではの人間味と重厚感のあるエンタテインメントとして、視聴者の心に深く訴えかける内容となっています。

注目の豪華キャスト陣

主演・北大路欣也

シリーズを通じて主人公の三屋清左衛門を演じる北大路欣也。清左衛門を自身の理想であり憧れの人物と語り、本シリーズは代表作の一つとなりました。第9作でも、あたたかな眼差しで理不尽な苦しみを背負う者たちに静かに手を差し伸べる清左衛門の姿を、円熟の演技で表現しています。

シリーズ初出演・上川隆也

物語の鍵となる重要な人物として登場する富商・能登屋役を演じるのは、上川隆也です。念願のシリーズ初出演となった上川にとって、この役は特別な意味を持つものとなりました。北大路欣也との共演が生み出す緊張感ある演技も見どころの一つとなっています。清左衛門が疑念を抱く能登屋の支援の裏に隠された真実を、上川がどのように演じるのか注目が集まっています。

藤岡弘、が演じる謎の死

町奉行を務める佐伯熊太の旧友で、突然切腹したという榊甚左衛門役を演じるのは藤岡弘、です。開墾工事の指揮を執っていた榊の突然の死には、どのような秘密が隠されているのか。藤岡の存在感ある演技が物語に深みを加えています。

佐野史郎が担う暗い影

悲劇の裏に潜む暗い影を担う存在である安斎六兵衛役を演じるのは、佐野史郎です。数々の名作で存在感を放ってきた佐野が、本作でも物語にさらなる深みを与える役どころを演じています。

若き夫婦役として参加

悲劇に見舞われる若い夫婦、結城友助役を佐藤流司、その妻・はなえ役を山谷花純が演じます。幼い息子を亡くし、深い悲しみに沈む二人の姿を、佐藤と山谷が繊細に表現しています。

お馴染みのキャスト陣

シリーズお馴染みのキャストとして、優香、金田明夫、麻生祐未、伊東四朗らが今回も参加しています。伊東四朗は町奉行を務める清左衛門の親友・佐伯熊太役を演じ、物語の重要な役割を担っています。

ビジュアル解禁

今回解禁されたメインビジュアルには、主演の北大路欣也の姿が印象的に描かれています。また、サブビジュアルでは、清左衛門、結城友助、はなえの三名それぞれの眼差しを通して、作品の世界観が描き出されています。彼らの視線の先にあるものは何か。物語に潜む哀しみや小さな希望を象徴的に表現したビジュアルとなっています。

場面写真も複数枚公開され、新たにシリーズを彩る豪華キャストの演技シーンを垣間見ることができます。これらのビジュアルや場面写真からは、本作の持つ重厚感と人間ドラマの深さが伝わってきます。

シリーズの魅力

「三屋清左衛門残日録」シリーズは、藤沢周平原作の時代劇として、社会で理不尽な苦しみを背負う者たちに清左衛門があたたかな眼差しを向け、静かに手を差し伸べる姿を描いた作品です。派手なアクションシーンよりも、人間ドラマと心の機微を丁寧に描写することに重点を置いており、視聴者の心に深く響く物語となっています。

本作も、藤沢周平作品ならではの人間味と重厚感のあるエンタテインメントとして仕上がっており、現代社会においても通じる普遍的なテーマを扱っています。理不尽な社会の仕組みの中で苦しむ人々、権力の陰に隠された真実、そして残された者たちが見出す小さな希望。これらのテーマが、時代劇という枠組みの中で丁寧に描かれています。

ファンミーティングも開催予定

最新第9作の放送を記念して、今年もファンミーティングの開催が予定されています。本編の上映に加え、主演の北大路欣也をはじめ、優香、佐藤流司、山谷花純、藤岡弘、らキャスト陣の参加が予定されており、ファンにとっては貴重な機会となりそうです。

時代劇ファン待望の最新作

時代劇専門チャンネルとJ:COMの共同製作という体制で作られる本シリーズは、質の高い時代劇作品として高い評価を受けてきました。第9作となる今回も、豪華キャスト陣の競演と、藤沢周平原作ならではの深い人間ドラマが融合した作品として、時代劇ファンの期待に応える内容となっています。

北大路欣也が演じる清左衛門の姿を通じて、現代にも通じる人としての在り方や、困難な状況にある人々への共感と支援の大切さが描かれる本作。12月7日の放送開始を前に、すでに多くのファンから注目を集めています。上川隆也、藤岡弘、、佐野史郎といった実力派俳優たちの演技と、物語の背後に隠された真実がどのように明らかになっていくのか。視聴者の心を揺さぶる感動の物語が、間もなく幕を開けます。

参考元