ロジャース・センター 野球ファンが嘆くワールドシリーズ・チケット高騰
2025年10月、野球ファンの間で大きな話題となっているのが、ロジャース・センターで開かれるワールドシリーズ(WS)チケットの驚くべき価格高騰です。ドジャースとブルージェイズが激突するこのシリーズは、2年連続世界一を狙う米国の名門・ドジャース、そしてカナダ唯一のMLBチームであるブルージェイズ、両チームの熱気が最高潮に達しています。しかし、試合の注目度とは裏腹に、「庶民には手が届かない」と嘆く声が後を絶ちません。
“普通の人”には無理!?衝撃のチケット価格
ワールドシリーズのチケット価格はここ数年でも前例のない上昇ぶりを見せています。特に初戦が開催されるロジャース・センターでは、その傾向が顕著。最低価格ですら9万8700円(約15万円)から、最高額にいたっては43万2,900円(約65万円)と、想像を絶する数字が並びます。さらに一部の海外チケット販売サイトでは「本当に一番安い席でも12万円」という情報もあり、多くのファンが困惑しています。
- ロジャース・センター第1戦 最低価格:987ドル(約15万円)、最高価格:4329ドル(約65万円)
- ロサンゼルス・ドジャースタジアム第3戦 最高値は7941ドル(約120万円)
- 他試合日の最低価格は、約7万円〜13万円台(変動あり)
この価格帯は、通常のレギュラーシーズン試合(2025年で最安お手頃席が約1万2890円〜)と比べても桁違い。ワールドシリーズだからこそとはいえ、「普通のアメリカ人やカナダ人が手を出せない」「カジュアルなファンどころか熱狂的なファンですら対象ではない」といった、現地ファンのリアルな叫びがSNS上に続出しています。
ドジャース・スタジアムは“超セレブ価格”最大300万円も
ブルージェイズのロジャース・センターだけでなく、ドジャースの本拠地ロサンゼルス・ドジャースタジアムでの同シリーズも同様です。一部座席は1枚で最大300万円にも及び、「そんな金額を払ってまで観戦する価値があるのだろうか?」といった疑問も地元メディアやファンから多く出ています。
- ドジャースタジアム 最高値:約120万円超(最前列VIP席など)
- 日本からの正規観戦ツアーでも、席種によっては数十万円〜百万円超のプランが組まれる
- 米現地オンライン公式サイトでも、セクションによる価格格差が極端化
一般的なレギュラーシーズンの価格(外野上段のお手頃席で1万円台〜、プレミアム席でも7万円弱)とはまったく異なる相場です。このような高騰には、両チームの人気と今年のワールドシリーズに対する社会的注目度、そして転売需要の高騰、現地経済の影響など複合的な要因が指摘されています。
「野球ファン」を置き去りにする値上げ。現地の嘆きと怒り
チケット高騰に対し、SNSや現地メディアのコメント欄は阿鼻叫喚の様相です。実際の反応として、次のような声が多数見受けられます。
- 「どの一般人がこれを払えるの?」
- 「普通のアメリカ人やカナダ人は手出せない価格、正気じゃない」
- 「これは本当に馬鹿げてる」
- 「チャンピオンシップゲームはもはや“カジュアルファン”だけでなく、熱狂的なファンすら対象外」
- 「情報をどう消化すればいいのか…」
ワールドシリーズは本来、野球の価値を多くの人が実感できる国民的イベント。しかし現状の価格設定については「セレブや企業のための特別なショーになってしまった」「もはやスポーツイベントの枠を超えている」と批判が高まっています。
なぜここまで高騰?複雑な「現代スポーツ観戦」の仕組み
今回のチケット高騰には、
・両チームの注目度とスター選手効果(ドジャースには世界的な人気を持つ選手が多く所属)
・トロント、ロサンゼルス両都市の経済規模、物価上昇
・「転売・再販売マーケット」拡大による値崩れ防止策
・限定数でしか販売できないポストシーズン限定席
などが重なっていると言われます。
また、近年はグローバル化とインターネットの普及により、日本を含む海外からの観戦需要も増加。本拠地両都市とも、多くのVIP層やセレブリティも加わり、チケット価格がつり上がる一因となっています。
「それでも体験したい」本場アメリカのWS。観戦希望者へのアドバイス
それでもワールドシリーズ観戦を夢見る多くのファンのため、日本語対応の正規チケット販売ルートや現地観戦のサポートサービスも拡充しています。
- 日本語ツアー会社や公式日本語サイト(KKdayなど)で購入すると、正規料金で保証付き購入がしやすい
- 正規ルートでは最低1万2千円台からの米MLBレギュラーシーズン観戦チケットも取得可能(ただしポストシーズンは価格急騰)
- 安全に観戦したい場合は、信頼できるチケットサイトとセットプランを利用
- ポストシーズン・ワールドシリーズ観戦の場合は、早期購入と情報収集が不可欠
- 高額転売や個人間売買はトラブルになることも多いため注意が必要
現地観戦予定の方は、チケットだけでなく、現地の治安や持ち物、アクセスルート、当日の入場フローなども事前にしっかり確認しましょう。
ハロウィーンも大盛り上がり!スター選手「フリーマン」一家の微笑ましい一幕
ワールドシリーズに浮き足立つロジャース・センター周辺では、ファンだけでなく選手・家族の動向も話題です。特に、ドジャースの主力選手フリーマン選手の妻が、次男ブランドン君&三男マックス君のハロウィーンを楽しむ微笑ましい写真をSNSで公開し多くの人々の心を癒しています。
華やかな大舞台と庶民感覚のギャップ、家族や子どもも楽しめる野球イベントの本来の姿が、ファンにとってはダブルで印象的な秋となりました。
今後も続く?スポーツ観戦の“高価格化”とファンとの距離
今回のロジャース・センター、そしてワールドシリーズをめぐる「チケット高騰」問題は、単なる一時的な価格現象ではなく、現代スポーツビジネス全体の課題としてクローズアップされています。誰もが特別な瞬間を現場で分かち合える日が、また訪れることを多くの野球ファンが願っています。
まとめ
- 2025年ワールドシリーズ、ロジャース・センターやドジャースタジアムでのチケット高騰が話題
- 最低価格でも10万円を超え、「庶民には無理」との声多数
- セレブやVIP中心の価格帯化に対する批判も噴出
- 各種公式日本語サイトなどで情報収集と正規購入が必須
- スター選手家族の微笑ましい話題にも注目が集まった
激動のワールドシリーズ、ロジャース・センター。チケットを巡るドラマも含めて、世界中の野球ファンの熱気は今しばらく続きそうです。



