秋の神戸を彩る光の饗宴「みなとHANABI 2025」開幕――1500発の大輪と音楽が奏でる五夜
神戸の夜空に華ひらく――「みなとHANABI 2025」が開幕
2025年10月20日(月)から24日(金)までの5日間、神戸市のメリケンパークにて「みなとHANABI 2025-神戸を彩る5日間-」が盛大に開催されています。秋の深まりを感じる神戸港を舞台に、毎晩18:30~18:45の約15分間、最大1500発の花火が音楽とともに打ちあがり、市民や観光客を魅了しています。
今年のテーマと見どころ――静寂と音楽、ふたつの世界
本年の「みなとHANABI」の大きな特徴は、「静寂の中で打ち上がる花火」と「音楽とシンクロした花火」、ふたつの演出が一晩で味わえることです。
花火と音楽が織りなす幻想的な空間は、神戸港の澄んだ海と六甲の山々を背景に、都会と自然の調和を鮮やかに際立たせます。
特に音楽花火では、宇多田ヒカルさんの名曲がBGMとして流れ、色とりどりの大輪が夜空と観客の心を彩ります。
愛や感謝といった“秋に深まる絆”をテーマに選曲されている点も話題となっています。
開催概要とアクセス情報
- 開催日程:2025年10月20日(月)~24日(金)
- 開催時間:毎日18:30~18:45(約15分間)
- 開催場所:神戸・メリケンパーク(神戸市中央区波止場町2)
- 観覧料:無料/事前申込不要
- 主催:「こうべ みなとの夜」実行委員会(神戸市、神戸商工会議所、神戸新聞社、サンテレビジョン、ラジオ関西、神戸観光局、神戸海事広報協会)
- 花火打ち上げ数:1日あたり約300発、合計約1500発(非公開だが例年の実績より想定)
- アクセス:
- JR「元町駅」徒歩約10分
- JR「神戸駅」徒歩約15分
- 神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」徒歩約6分
※雨天決行・荒天中止(中止の場合は公式WEBサイト等で発表)
※屋台やキッチンカーの出店はありません。飲食は周辺協力店舗の利用が推奨されています。
交通規制と注意事項
イベント期間中、メリケンパーク周辺は交通規制エリアとなります。開催時間の前後には特に混雑が予想されるため、来場者は公共交通機関の利用を強く推奨されています。また、周辺道路の一部区間では進入制限や車両の一時通行止めが実施されており、近隣にお住まいの方や観光目的の方も公式サイト等での確認を忘れずに行ってください。
「みなとHANABI」ならではの魅力――神戸港の夜景と花火のコラボレーション
港町・神戸ならではのロケーションが、本イベントの最大の魅力とも言えるでしょう。美しくライトアップされたポートタワーや建物群、それらを水面に映す夜景と大輪の花火が融合する光景は、まさに“神戸らしさ”の象徴です。市内外から多くの写真愛好家やカップル、家族連れが訪れ、各々が思い思いの場所からその瞬間を切り取っています。
夜空に響く想い――宇多田ヒカルさんの楽曲と花火の共演
今年は宇多田ヒカルさんの楽曲が花火演出に起用された点でも大きな注目を集めています。「First Love」「花束を君に」など、恋愛や感謝の気持ちを歌った名曲に合わせ、色や形の異なる花火が夜空に花咲きます。音楽と花火が見事にシンクロすることで、来場者の心に深い余韻を残す構成となっています。
音楽花火は、静寂な開始から徐々に盛り上がり、クライマックスでは約300発の花火が一斉に開花することで観客の歓声が響きました。
バリアフリー情報・お子様連れやファミリーへの案内
本イベントではハートフルゾーン(障がい者観覧エリア)の設置はありませんが、メリケンパークはバリアフリー対応が進んでおり、車いす利用者やベビーカーでも安全に移動が可能です。
また、屋台やキッチンカーの出店はありませんので、小さなお子様やご高齢の方には事前の飲食準備がおすすめです。
一部エリアは混雑するため、少し早めに現地入りし、周囲との距離を確保して鑑賞してください。
開催後のお楽しみ「ルミナスグロー」――夜の神戸を歩く新しい体験
花火終演後には、メリケンパーク並木道が美しくライトアップされる「ルミナスグロー」も実施されています。
ゆっくりと夜の神戸を歩きながら、花火の余韻と港町の夜景をじっくり楽しめるこの仕掛けは、過去の来場者からも好評を博しています。
花火鑑賞だけでなく、夜景やイルミネーションもセットで味わうことで、五感に残る秋の港体験ができるのは「みなとHANABI」ならではです。
地域とともに――市民の声とボランティアの活躍
神戸の秋の風物詩として定着しつつある「みなとHANABI」。実行委員会には地元の商工会議所やメディア、観光局など多様な団体が参画しており、地域住民や学生ボランティアの力で円滑な運営が行われています。ごみ拾いや案内誘導などに力を貸す市民の姿も目立ち、地元愛が伝わってくるイベントと言えるでしょう。
観覧希望者へ、快適に楽しむためのアドバイス
- 気温が下がり始める夕方以降は、防寒対策をしっかりと。
- 観覧場所の確保は早めがおすすめ。混雑緩和のため、周囲との距離を十分に取りましょう。
- 飲み物や軽食は事前に用意を。会場内のゴミは必ず持ち帰るなど、マナー遵守も大切です。
- 公共交通機関利用の際にも、駅周辺の混雑にご注意ください。
まとめ:神戸の「今」を象徴する、五日間の夢舞台
「みなとHANABI 2025」は、五夜連続で約1500発もの花火が神戸港の夜空を鮮やかに彩り、音楽やイルミネーションとの共演で多くの感動を生み出しています。
秋の神戸でしか味わえない“夜空と港、そして音楽の祭典”は、訪れる人すべてに忘れがたい思い出を与えてくれることでしょう。
地元市民はもちろん、観光や記念日など特別な日を過ごしたい方にも、ぜひ足を運んでいただきたい神戸の新たな伝統行事です。