【菊花賞2025】注目馬エリキング・エネルジコ・ショウヘイを中心に展望!波乱必至の最終決戦

2025年10月26日(日)、京都競馬場芝3,000mを舞台に、3歳クラシック最終戦「菊花賞(GI)」が迫っています。今年は皐月賞馬・ミュージアムマイルが天皇賞へ向かい、ダービー馬・クロワデュノールが凱旋門賞出走のため不在という異例の構成。G1馬不在ということで、近年屈指の大波乱ムードが漂う一戦となりました。競馬ファンの注目が集まるトライアルから、各陣営のコメント、データ分析に基づいて、2025年の菊花賞を徹底展望します。
ここでは一週間前追い切り情報や現役有力馬の状況など、わかりやすく丁寧に解説していきます。

1. 今年の菊花賞の最大の特徴 ― G1馬不在による波乱ムード

  • 今年は春二冠馬がともに別路線を選択し、菊花賞には登場しません。
  • 同様の状況だった2022年には2→7→4人気で300倍、2021年には4→3→6人気で795倍と、配当が大きく跳ね上がりました。
  • 今年もこれらと同等、あるいはそれ以上の“高配当”も十分狙える一戦となっています。

2. 有力馬3頭の最新動向と陣営コメント

エリキング ― 神戸新聞杯覇者、充実の追い切りで本番へ

  • 神戸新聞杯では、超スローペースとなった中、上がり最速32秒3の末脚で差し切り勝ち。春クラシックでは皐月賞11着、ダービー5着でしたが、夏を越えて大きな成長を見せています。
  • 1週前追い切りでは「ラスト1F(1ハロン)11秒7」をマーク。管理する陣営は「ピッチを上げていきたい」とコメントし、最終調整でさらなる上昇を目指しています。
  • 距離延長も心配なく、雪辱に燃える構えです。

エネルジコ ― 青葉賞馬、新潟記念2着&名手ルメールで頂点狙う

  • 青葉賞を制したエネルジコは、新潟記念(古馬相手)での2着も含め、地力を証明済みです。
  • 鞍上ルメール騎手は菊花賞連覇中で、今回も「今回の三千(=3,000m)はビッグチャンス」と満を持して臨みます。
  • 高柳瑞師も「不安なし」と強調しており、陣営の信頼も非常に厚い一頭となりました。

ショウヘイ ― ダービー3着馬が折り合い面向上で激変も

  • ダービー3着のショウヘイは、前哨戦の神戸新聞杯でエリキングに一旦抜け出されるも2着に食い下がりました。
  • 岩田望来騎手と初コンタクトとなり、「一気に加速する脚は迫力十分。折り合えれば面白いのでは」と高評価。
  • 長距離適性やレース運びに課題はあるが、気性面や折り合いに進境があれば一発も期待されます。

3. 有力馬 ほかの注目どころ

  • 3連勝中の上がり馬ウィクトルウェルスや、今年新潟記念2着のゲルチュタールも忘れてならない存在です。
  • 過去の菊花賞で上がり馬・波乱人気馬が好走する傾向も見逃せません。

4. 菊花賞の歴史と過去のデータを紐解く

  • 菊花賞は日本競馬におけるクラシック三冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)の最終戦です。
  • 近年は人気馬の凡走や“ローカル血統馬”の伏兵激走など、波乱の決着が見られています。
  • サンデーサイレンス系以外の血統の好走が目立ち、今年もエネルジコ・ジーティーアダマン・ショウヘイなどが高評価を受けています。
  • 2024年は2番人気アーバンシックが優勝、2021年は4番人気タイトルホルダーが優勝し、高配当決着も。

5. 各陣営の戦略と注目ポイント

  • 波乱を巻き起こす最大要素は「スタミナ比べ」。3000mでのレースは一瞬の切れ味と持久力の総合戦。
  • ゴール前の直線が他のG1に比べても長く、道中のペース配分が運命を分けます。
  • 各騎手の位置取りや仕掛けのタイミングが例年以上に重要になるでしょう。
  • また、乗り替わりや初コンタクトとなるパートナーに対し、どこまでうまく「折り合い」を付けられるかも鍵を握ります。

6. 予想オッズ&ファンの動向

  • エリキング・エネルジコ・ショウヘイの三強状態が予想されていますが、他にも人気薄や穴馬の台頭に要注意。
  • トライアル組の評価・オッズも大きく変動しており、最終追い切り後の各種情報も見逃せません。

7. 専門家・競馬データの注目トピックス

  • 専門家の間では「父サンデーサイレンス系以外の馬に注目すべき」「前走重賞で連対している上がり馬が狙い」といった声が多く聞かれます。
  • 特にエネルジコには血統的・ローテーション的な強みが指摘されています。
  • そのほかの競馬メディアでも「折り合いがポイント」と指摘されています。

8. レース展開の展望と勝負のカギ

  • 道中のペースや位置取り、最後の直線での伸び脚など、スタミナと瞬発力両方を求められるのが菊花賞の厳しさです。
  • 逃げ馬や先行馬がマイペースを維持すれば、大波乱妙味の伏兵台頭も十分考えられます。
  • 逆に差し脚質がハマれば、三強のいずれかが抜け出すシナリオも。

9. まとめ:混戦必至!大本命不在で馬券妙味抜群の一戦へ

2025年の菊花賞はG1馬不在ということで、実力伯仲かつ大波乱の可能性が高い一戦です。エリキング、エネルジコ、ショウヘイという“三強”が有力視されるものの、トライアル快勝馬や成長著しい上がり馬、初G1挑戦組も入り乱れ、まさに予想の幅が広がります。

レース当日はぜひ最新の追い切り情報や各騎手コメント、オッズの動向などのチェックをお忘れなく。どの馬にもチャンスがあり、今年の菊花賞は歴史に残る一戦となる予感です。

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