オマーン対ネパール、T20ワールドカップ2026アジア・EAP予選 スーパーシックスの大一番――現地最新リポート

はじめに:ワールドカップ出場権をかけた「運命の夜」

2025年10月15日、オマーン・アル・アマラットのクリケットグラウンドで、「オマーン対ネパール」のスーパーシックス第7戦が行われました。この試合は、ICC男子T20ワールドカップ2026アジア・EAP地域最終予選の大一番。東アジア太平洋(Asia–EAP)枠から、世界最大級のクリケット国際大会への切符を掴むための、国の威信と誇りをかけた重要な戦いです。

予選の流れと背景:各国代表の歩み

  • 今大会は9カ国が参加。オマーン、ネパール、UAE(アラブ首長国連邦)、日本、カタール、サモア、パプアニューギニア、クウェート、マレーシアがそれぞれラウンドロビン方式でグループリーグを戦い、上位チームが「スーパーシックス」決勝ラウンドへ進出しました。
  • スーパーシックスとは? 3グループの上位2チームずつが進み、再び総当たりで実力を競います。最終的に上位3チームが「T20ワールドカップ2026」への出場権を獲得します。
  • 今回のキーワードであるオマーン (OMA)とネパール (NEP)は、いずれもスーパーシックス進出を果たし、ここまでいずれも無敗。直接対決がグループ最強を決める一戦となりました。

オマーンとネパールのこれまでの戦い

  • オマーンは、グループリーグを全勝で突破。スーパーシックスでもサモアや他国を圧倒し、強さを見せつけています。特に堅実なボウリングと、爆発的なバッティングが光りました。
  • ネパールも負けなしで準決勝に進出。準々決勝ではクウェート、日本を相手に冷静な試合運びと安定した得点力を発揮し、着実に勝利数を積み重ねています。

スーパーシックスのポイントテーブル

順位 チーム 試合 勝点 NRR
1 オマーン 3 3 0 6 +1.024
2 ネパール 3 3 0 6 +0.357
3 UAE 4 2 2 4 +1.065
4 日本 3 1 2 2 -0.257
5 カタール 4 1 3 2 -0.597
6 サモア 3 0 3 0 -1.840

上記の通り、オマーンとネパールはともに全勝で上位を独占し、残り2戦を前にすでに出場権に大きく近づいています。

試合詳細―オマーン vs ネパール スーパーシックス第7戦

2025年10月15日夜に開始。
場所: オマーン・クリケットアカデミーグラウンド(アル・アマラット)
形式: T20I(1イニング20オーバー制)

両チームの注目ポイント

  • オマーンは粘り強いバッティングと多彩なボウリングが持ち味。安定したプレーヤー層を誇ります。
  • ネパールはアグレッシブな攻撃力と若手選手の活躍が特徴。特にKushal Bhurtel選手の爆発的なバッティングはグループリーグでも目立ちました。

試合の流れ(ハイライト)

詳細なスコアや試合展開は15日夜時点では公式発表待ちですが、スーパーシックス首位争いということで、お互いに一歩も譲らない真剣勝負となりました。
オマーンはここまで全勝、ネパールも勢いに乗っており、予選最大の注目カードとなったことは間違いありません。

アジア・EAP枠 出場権争いの現状

  • スーパーシックス上位3カ国が、そのまま「ICC男子T20ワールドカップ2026」出場を決めます。
  • 10月15日時点でUAEとカタールもスーパーシックスに残りましたが、勝点差や得失点率(NRR)でオマーン、ネパールが1歩リードしています。
  • 出場枠2つはすでに確定的との報道もあり、今回の直接対決が首位通過や最終順位に大きな影響を与えます。

実際、オマーンとネパールはここまで安定感を見せ、本大会初出場や連続出場を賭けて、しのぎを削っています。

他グループの動向と注目トピック

  • UAE(アラブ首長国連邦)がグループリーグで2勝して好調を維持。カタールや日本がそれに続いています。
  • サモア対UAE戦では、「元ニュージーランド代表キャプテン」ロス・テイラー選手がサモア代表で公式戦復帰し話題を集めました(ただし活躍は限定的)。
  • 日本代表もグループリーグで奮闘し、注目を浴びました。特にクウェート戦での快勝、ネパール戦でも善戦を展開しました。

現場やファンの声

オマーンの地元ファンはホームチームへの大声援で応援。ネパールからも大勢のファンが現地入りし、両国サポーターが一体となり熱狂的な雰囲気を生み出しています。アジアと太平洋の新興クリケット勢力が世界に羽ばたく歴史的瞬間を誰もが固唾をのんで見守っています。

まとめ:T20ワールドカップ2026へ向け新時代開幕か

オマーンとネパール――両国がアジア・EAP予選を牽引し、激戦を制して世界大会出場をつかむか。今大会はクリケットの新興国にとって、世界との距離を縮める最高のチャンスとなっています。
大会最終局面を迎え、注目の直接対決とワールドカップ進出への道のり。この戦いの結末は、東アジア・太平洋のクリケット界に新たな歴史を刻むものとなるでしょう。

参考元