キャプテン翼と富良野市の絆――「激闘」のデザインマンホールが登場!
サッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』。その登場キャラクターたちが描かれたデザインマンホール蓋(ふた)が、シリーズゆかりの地である北海道富良野市に新たに設置されました。設置場所は「富良野チーズ工房」と富良野市複合庁舎で、ファンはもちろん、地域の人々や観光客にとっても楽しみな新名所となっています。
設置のきっかけ――「キャプテン翼CUP~北の大地編~」と共に
このマンホール蓋は、令和7年(2025年)10月4日から5日にかけて初開催された少年サッカー大会「キャプテン翼CUP~北の大地編~」にてお披露目されました。この大会は、子どもたちが夢中でボールを追う姿を、まるで漫画の中の名シーンのように感じられるイベントとなり、地域の盛り上げにも一役買っています。
デザインと登場キャラクター――名場面がマンホール蓋に!
- デザインは、ジャンプコミックス第20巻の表紙を採用。
- 全国中学生サッカー大会準決勝、「ふらの中」と「南葛中」の激闘場面が描かれる。
- 南葛中学サッカー部主将で主人公の大空翼。
- ふらの中学サッカー部主将の松山光。
- ふらの中学サッカー部マネージャーの藤沢美子。
この3人が描かれたマンホール蓋は、漫画ファンならずとも思わず足を止めて眺めたくなる仕上がりです。なおデザインの使用には、版権元の正式な許諾が得られています。
キャプテン翼と富良野市――物語と現実が交錯する「ゆかりの地」
『キャプテン翼』は、1981年より連載開始され、サッカーの魅力を日本のみならず世界へと広げ、数多くのプロ選手にも影響を与えた作品です。主人公の翼を取り巻く熱い戦い、仲間との友情が描かれ、世代を超えて長く愛されています。
富良野市は、作中では「ふらの市」として登場し、松山光や藤沢美子が地元出身選手として描かれています。小学生編ではふらのFC、中学生編ではふらの中学サッカー部として全国大会に出場し、南葛中との名勝負を繰り広げました。富良野市は、まさに“キャプテン翼の聖地”と呼ぶにふさわしい存在です。
マンホール蓋設置場所の詳細――誰でも鑑賞可能!
- 富良野チーズ工房(富良野市中五区)の敷地内に常設。
- 富良野市複合庁舎(富良野市弥生町1番1号)にも展示(※展示のため場所が移動する場合あり)。
訪れる際は通行の妨げにならないよう注意が必要ですが、誰でも自由に鑑賞や記念写真撮影ができます。なお、落ち葉や積雪などによりデザインが見えにくくなる場合があるので、季節によっては注意しましょう。
富良野市の魅力とキャプテン翼の街づくり
富良野市は、北海道のほぼ中央「へそのまち」に位置する都市です。標高が高く、四季の変化が非常に鮮やか。冬には気温が氷点下30度以下になるほど寒く、夏は30度を超す日もあります。農業が主な産業で新鮮な作物の産地として有名で、美しい自然と景観、観光拠点として国内外から多くの人々が訪れます。
また、徹底したごみ分別とリサイクルを推進し、2050年ゼロカーボンシティの実現を目指す環境都市という特徴もあります。今回のマンホール蓋設置も、地域と漫画文化が融合する新しい観光資源づくりの一環といえるでしょう。
地域活性と漫画文化――富良野市が育む新しい絆
富良野市がキャプテン翼のデザインマンホール蓋を設置した背景には、漫画を通じて地域の魅力を広げたいという思いがあります。サッカーを通じた子どもたちの成長、漫画文化による観光振興、世界中から訪れるファンとの交流など、多彩な可能性が広がっています。
たとえば、今回新設された「キャプテン翼CUP~北の大地編~」は、地元の子どもたちが実際にサッカーを楽しみながら、夢や憧れを自分のものにできる貴重な舞台となりました。
マンホール蓋の設置は決して一過性のイベントではなく、観光資源として長く愛される可能性を秘めています。今後も地域の人々と漫画ファンが交流し、富良野市ならではの新しい文化が育まれていくことでしょう。
訪れる際の注意事項・お願い
- マンホール蓋の近くで撮影する際は、通行の妨げにならないようご配慮ください。
- 落ち葉や積雪などのため、デザインが見えにくいことがあります。
- 富良野市は広大なため、観光時には所在地や展示場所の事前確認をおすすめします。
本マンホール蓋のデザイン利用に関しては、版権管理元の許諾を正式に得ています。著作権を尊重しながら、地域と漫画文化の調和を進めていく姿勢は、他の自治体にも大きな参考となるでしょう。
まとめ――キャプテン翼とともに顔を上げて未来へ
『キャプテン翼』の名場面とキャラクターが描かれたマンホール蓋。富良野市に根付いていくこの試みは、地域と漫画、サッカー、そして人々の夢を力強く結びつけてくれます。聖地巡礼の旅はもちろん、新たな出会いや感動を探しに、ぜひ富良野市を訪れてみてください。
「夢に向かって、仲間とともに駆け抜ける」――翼くんが物語で示したメッセージは、富良野の地でも力強く息づいています。