「リヤド万博」サウジアラビアが約束した次なる夢と大阪万博の幕引き

大阪・関西万博、2500万人を超える来場でフィナーレへ

2025年に開催された大阪・関西万博が、いよいよ13日に閉幕を迎えます。公式発表によれば、閉幕までの一般来場者数が2500万人を超える見通しとなっており、日本そして世界中から多くの人々がこの祭典に集いました。さまざまなパビリオンが個性を競い合う中、万博関係者や来場者からは「あっという間だった」「夢のような時間だった」といった声が多く聞かれています。

閉幕間近で盛り上がる「リヤド万博」PRイベント

大阪・関西万博の終盤、大きな注目を集めたのが2023年に開催予定のリヤド万博をPRするイベントでした。10日には会場の屋外ステージで「フォーサイト祭り」と題した催しが行われ、サウジアラビアの伝統楽器の演奏などが披露され、多くの観客を魅了しました。

  • リヤド万博は大阪・関西万博の約4倍という広大な会場を予定している
  • 来場者数は4000万人以上を見込む
  • 日本はサウジアラビアに運営ノウハウを引き継ぐため、職員派遣を計画

会場には「夢がありすぎる!」「不可能のレベル」「奈良の大仏をぜひ展示してほしい」といった期待と驚きの声があふれ、次なる万博への関心が一層高まっています。

サウジアラビアからの「約束します」というメッセージ

サウジアラビアの代表者は、イベントの壇上で「約束します」と力強く来場者に伝えました。これは2030年リヤド万博が、規模や内容、参加国数などあらゆる面でこれまで以上の万博となる決意表明です。SNSや現地メディアでは、このサウジアラビア側の所信表明に「スケールが違いすぎる!」「また新たな伝説が生まれそう」といったコメントが相次ぎ、期待がにわかに高まっています。

大阪万博サウジ館の「人工サンゴ」全国各地で活用へ

注目すべきは、大阪万博のサウジアラビア館で展示されていた人工サンゴのその後です。閉幕後、この人工サンゴは沖縄近海などに移植される計画があります。万博終了後にパビリオンの展示物が具体的な環境保全活動へと転用されるのは珍しく、多くの環境団体や関係者からは「未来につながる画期的な取り組み」と評価されています。

  • 人工サンゴはサウジアラビアの研究者が中心となり開発されたもの
  • 国内の海洋資源保護や生態系回復に活用される見通し
  • サウジ館は次期万博でも「環境」をテーマにする方針を表明

多様な文化交流と友好の架け橋

今回の万博期間中、大阪では世界各国のパビリオンがしのぎを削り合う一方で、サウジアラビア館は特に多くの来場者を集め、文化や歴史、美術工芸や伝統音楽など多彩なイベントが連日行われました。最終盤にはサウジアラビア出身のアーティストによるライブ演奏やパフォーマンスが展開され、日本とサウジアラビアの友好関係も強調される場面が目立ちました。

「2030年リヤド万博」へ、日本の技術とノウハウが貢献

今回の大阪・関西万博で蓄積された経験と技術は、正式にサウジアラビア政府へと引き継がれます。日本では、日本国際博覧会協会などが中心となり、スタッフや技術者の派遣、各種運営マニュアルやセキュリティ管理、環境負荷低減策などのノウハウを現地で伝授する計画を進めています。これにより、アジア、中東の国際交流がさらに進展する土壌が築かれていくと期待されています。

リヤド万博への期待と課題

2030年のリヤド万博は、中東で初めての大規模万博であると同時に、世界中のイノベーションや文化交流の場として注目されています。予定されている会場面積や来場者規模の大きさはもちろんですが、エネルギーや交通インフラ、治安面での準備、環境配慮など、課題も多岐にわたります。

  • サウジアラビア独自のイノベーション、持続可能な都市開発、地球規模課題への貢献等が期待
  • 日本の自治体や企業、研究機関と連携したプロジェクトも進行中
  • 観光業促進や人的交流の加速、多文化共生の基盤形成など、効果は長期的に波及

市民の反響とSNSでの話題

いまSNSでは「リヤド万博」に対する期待と驚き、そして好意的な反応が溢れています。「夢がありすぎてワクワクする」「日本の技術を世界に披露できるチャンス」「どんなサプライズが待っているのか見てみたい」など、日本とサウジアラビアが生み出す国際的コラボレーションへの関心が高まっています。一方で「本当に4000万人集まるのか」「アクセスや暑さ対策は大丈夫なのか」など、現実的な側面に不安の声も交差しています。

おわりに - 次の万博へ橋を渡す

2025年の大阪・関西万博が輝かしいフィナーレを迎える中、2030年リヤド万博は、より大きな夢と現実が交錯する、歴史的な国際イベントとなることが期待されています。サウジアラビアは「約束します」という強い言葉で未来の開催を宣言しました。この流れの中、さまざまな技術や文化、そして人々の思いが新たな地で花開くことでしょう。今後の動向と成功を、世界が注視しています。

参考元