大阪・関西万博、華やかなフィナーレへ――期待高まる「最後の花火」と混雑の舞台裏
2025年10月13日の閉幕を目前にした大阪・関西万博が、いよいよクライマックスを迎えています。来場者数は累計2,500万人を突破し、会場は連日多くの人で賑わっています。半年間にわたり関西一円を熱気で包み込み、多様な展示やイベント、新たな交流をもたらしてきた万博。そのラストを飾るイベントとして注目されているのが、「グランドフィナーレ花火」です。
万博来場者数、2,500万人を突破
10月11日時点で、一般来場者の累計が2,508万人、総来場者は2,846万人を記録しました。例年を大きく上回る盛況ぶりで、会場となった夢洲のパビリオンや飲食エリアは閉幕直前まで連日ぎっしり。最終日にはさらに21万人以上の来場が見込まれており、最後の瞬間を目に焼き付けようと多くの人々が詰めかけています。
期待高まる「フィナーレ花火」――その開始時間は?
万博の締めくくりとして毎回注目されるのが、「花火イベント」です。今回は10月12日夜、20時30分からの打ち上げが予定されています。会場内の大型広場やパビリオン前からは、色とりどりの花火が夜空を彩る眺めが楽しめるとあって、最終日に向けて予約争奪戦もヒートアップしました。
- 打ち上げ開始時間:2025年10月12日(日) 20:30~
- 打ち上げ場所:会場内特設エリア(夢洲・万博中央広場ほか)
- 所要時間:30分程度(終了予定は21:00)
- 事前予約制エリアあり(完売)
この花火は、一部の有料観覧エリアを除き、会場全体で鑑賞可能です。しかし直前になって多くの来場者が集中し、「エリア予約が取りづらい」「現地での混雑が激しい」といった声が多数上がったのも事実です。
来場者の体験――「満足」と「不満」の声、さまざまに
各種アンケートやSNSでは、今回の万博に参加した人々の多彩な感想が寄せられています。
- 満足の声:「たくさんの国の文化や最先端技術を直に体感できた」「家族での思い出ができた」「子供たちが楽しんで学べるイベントが多かった」など、多くの方が充実した一日を報告。
- 不満の声:「人気ブースの予約が取れずに諦めた」「飲食スペース待ちが長い」「夜の花火やショーなど、観覧エリアの抽選や事前予約が厳しかった」と改善への意見も。
特に花火イベントに関する予約の不満や、現地での混雑状況にストレスを感じた例は少なくありません。事前に観覧エリアが完売し、当日フリーエリアも長蛇の列となったため、運営側も案内体制の強化や混雑緩和に追われました。
駆け込み需要で最終日も予想以上の混雑に
閉幕間近の週末を迎え、会場内は過去最大級の混雑となっています。10月11日の来場者数は21万人を突破し、翌12日・13日も同様のペースが予想されています。特に午後から夜にかけては、花火イベントのために早めに場所取りをするグループも多く、通路の確保や誘導案内が重要な課題となりました。
「世界横丁」などアフター万博イベントも注目
万博閉幕直後の10月17日(金)、18日(土)には、大阪市内で「世界横丁」が開催されます。これは、万博会場で人気を博した各国の飲食・物販ブースが一堂に集まるアフターイベントで、万博の熱気をそのまま市内に持ち込む形です。地元住民や観光客も気軽に参加できるため、引き続き多くの賑わいが期待されています。
過去の万博との比較と今後への期待
2005年の愛知万博では、来場者数は2,205万人(無料入場者含む)でした。それに対し、今回の大阪・関西万博は一般来場者数2,500万人を大きく上回る成果となり、地元経済や文化交流に大きなインパクトを与えたといえるでしょう。
まとめ:大阪・関西万博2025のレガシー
閉幕まぢかの大阪・関西万博、最大の見どころはやはり「ラスト花火」でした。来場者の熱気と高揚感が会場全体を包み込む中、「また次の万博で会いましょう!」という声も多く聞かれます。運営面での課題や教訓も多く残しましたが、技術と文化が交差する「多様性の祝祭」として、関西に大きな足跡を残したことは間違いありません。
- 関西の街をさらに盛り上げるアフターイベントにも注目
- 次代へのバトンは新たなイノベーションと国際交流の促進
最後の花火が夜空に舞い上がるとき、きっと多くの人の胸に新たな思い出が刻まれることでしょう。