ポケモン×HUMAN MADEついに初コラボ!カモネギジャケットやピカチュウジャケットの発売に期待と危惧、そしてディープな共通点

人気コラボに沸くポケモンファン×ファッションファン

2025年10月11日、世界的に有名なファッションブランド「HUMAN MADE」と『ポケットモンスター(ポケモン)』の初コラボレーションがついにスタートしました。ポケモンファンとストリートファッションファンが長年待ち望んだ夢のコラボが実現し、国内外で大きな話題を集めています。

コレクションは全部で9アイテム。カモネギを大胆にフィーチャーしたカバーオールには「ネギを挿せるループ」が前身頃に付くなど、HUMAN MADEならではの遊び心と職人感あふれるデザインが特徴です。他にもピカチュウのバーシティジャケットやコーチジャケット、フーディ、モンスターボールやアンノーンのグラフィックTシャツ、さらにはピカチュウのクッションやマグカップまで、こだわりの揃いぶりです。また、各店舗ごとに異なる全9色展開の「POKÉMON MADE」グラフィックTシャツも数量限定で販売され、コレクター心をくすぐる内容となっています。

期待と不安の声――“転売ヤーの餌食”になる可能性

このコラボ企画、ファンにとっては何年も待ち望んだものですが、同時に「転売ヤーの餌食になるのでは…」という懸念の声もネット上で多く見られます。特に話題になった「ネギを挿せる」カモネギジャケットは、機能性とジョーク性を兼ね備えたアイテムとして、購入を希望する声が急増しています。しかし、過去のコラボ商品が高額転売された例も多く、本当に手元に届くのか不安視する声が強まっています。

コラボ商品はHUMAN MADE公式オンラインストアおよび現物店舗で抽選販売されることが発表されていますが、人気アイテムは即完売、そして転売市場に舞い上がるサイクルが繰り返されているのが現状です。とりわけ「カモネギジャケット」や「ピカチュウジャケット」など、デザイン性と希少価値が高いものは、熱心なファンだけでなく、転売目当ての購入者も殺到することが予想されます。

「せっかくのコラボなのに、本当に楽しみたい人が手に取れないのは残念」と多くのファンが語っています。こうした状況を受けて、公式も抽選販売や入手制限などの対策を強化していますが、抜本的な解決には至っていないというのが正直なところです。

さらに広がるポケモン×アパレルのコラボトレンド

今回のHUMAN MADEコラボに加え、今年の冬にはピカチュウやイーブイ、メタモンなど人気ポケモンをあしらったアパレルコラボアイテムも多数登場しています。先行レポートなどで取り上げられたこれらのアイテムは、毎年恒例となっている「ポケモン×アパレル」人気ランキング上位を争っています。

各ブランドが個性を活かしてポケモンとコラボすることで、ファッショナブルかつコレクターズアイテム性の高い商品が次々と世に送り出されています。ファンの期待とともに、それらを狙う転売ヤーの存在も年々顕著になっています。

NIGO®とポケモン石原社長の意外な“共通点”

今回のHUMAN MADE×ポケモンコラボの舞台裏には、実は両ブランドのリーダーであるNIGO®とポケモン社の石原社長の知られざる共通点があります。両者とも「クールなものへのこだわり」、そして「文化の越境」を重視してきたことが挙げられます。

NIGO®はもともと音楽やアート、ファッション、そしてグローバルなカルチャー全体に精通し、それらを融合させる才能で世界的な評価を得ています。一方、ポケモンの石原社長も国内外の多様なカルチャーを取り入れながら、ポケモンの世界観を拡大させてきました。このような文化や価値観の多様性と寛容さが、両者の強いリスペクトを生み、今回のコラボ実現につながったと考えられています。

また、両者とも「本物志向」であることも大きな共通点です。HUMAN MADEの丁寧なものづくりへのこだわり、そしてポケモンが長年守り続けてきたゲームやキャラクターのクオリティへの矜持――。「質の高さ」が、グローバルな人気とロングセラーの原動力になっているのです。

まとめ――コラボのこれからとファンへ期待

今回のHUMAN MADE×ポケモンコラボは、単なる一時的な話題作りではなく、両ブランドの“本気度”が感じられる作品群です。ユニークなデザイン、高いクオリティ、そしてコレクターズアイテムとしての価値――。どれもが今後のコラボレーションの新たな指標となりそうです。

ただし、その熱狂の裏側で、本当に楽しみたいファンが商品を手にすることができる環境づくりも今後の課題です。抽選販売や個人向け専用販売、入手後の再販防止策など、より一層の工夫が必要でしょう。

それでも、こうしたコラボが実現したことは、カルチャーとファッションの垣根を越え、より多くの人々を楽しませる可能性を広げています。「ポケモン×○○」の枠をさらに拡大し、今後も新たなコラボを期待させてくれるニュースです。

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