日産の新型エルグランド、第三世代e-POWER搭載モデルが世界初公開へ
2025年10月、ジャパンモビリティショーにて日産のフラッグシップミニバン新型「エルグランド」がいよいよ世界初公開されることとなりました。1997年の初代誕生以来、広い室内空間と上質な内装で「プレミアムミニバン」市場を切り拓いてきたエルグランド。最新モデルでは、第3世代e-POWERを搭載することでミニバン市場において再び王座獲得を目指します。
新型エルグランドの特徴:革新のe-POWER技術
- 第三世代e-POWERの導入:新型エルグランドは、発電専用の1.5リッターエンジンを核とする新開発のe-POWERシステムを採用しています。モーターやインバーターなど計5つの部品をモジュール化した「5-in-1」方式により、従来比で軽量化を実現。これにより、さらなる静粛性と燃費の向上が図られています。
- ドライビングプレジャーと室内快適性の深化:初代から続くゆとりあるキャビン設計と高級感あるインテリアは進化を続け、長時間でも快適にドライブを楽しめる空間が確保されています。エルグランドらしい高い走行性能は最新技術によってさらに追求され、多くのお客様から愛される理由を確かなものにしています。
ジャパンモビリティショー2025での初公開
2025年10月29日、東京のジャパンモビリティショーでは新型エルグランドが華々しく世界初公開されます。ブースでは新しいデザインが披露され、多くの来場者の注目を集めることが予想されています。日産公式発表によれば、2026年度の発売を予定しており、具体的な商品展開や詳細なスペックは今後明らかにされていく見通しです。
日産のデザイン戦略と今後のラインアップ
- 新たなブランド・コミュニケーション:同時期に開催された「NISSAN START AGAIN 2025」イベントでは、日産の新しいブランドメッセージが発信され、新型エルグランドを含む今後発売予定のニューモデル群のデザインイメージも一部公開されました。エルグランドはその象徴的存在として開発が進められています。
- 今後4車種が日本市場で登場予定:日産は2026年度までにエルグランドを含む4車種の新型車発売を計画しています。「お客様の声を真摯に受け止め、ドライビングプレジャーを提供する製品ラインアップの拡充」を目指し、多様なニーズに応える戦略的展開が進んでいます。
e-POWERとは?その魅力と革新性
日産独自のe-POWERは、「エンジンは発電専用、駆動はすべてモーター」というシリーズハイブリッド方式。発進から加速までスムーズな電気自動車感覚を楽しめる点が特徴です。従来のハイブリッドと違い、エンジンは常にバッテリーへの発電役となり、エネルギー効率を高めながら、都市部の頻繁なストップ&ゴーでも高い燃費性能と静粛性を両立します。
エルグランドの歴史とブランド価値
- 1997年初代誕生:「高級ミニバン」分野でパイオニアとして大胆なスタイリング・広い室内・快適な座り心地が人気を呼びました。
- 高い走行性能と快適性:歴代モデルすべてがファミリーユースにもビジネスシーンにも愛され、日本国内外で高い評価を得てきました。
- 最新モデルで王座奪還へ:第3世代e-POWERと先進技術により、ハイブリッドミニバン市場のリーダーとして再び躍進を図ります。
新技術と安全性への取り組み
- 最新の運転支援機能:詳細スペックは公表前ですが、日産の他新型車同様、先進安全技術や高度な運転支援システムの搭載が見込まれます。
- 家族や長距離移動を支える安心設計:エルグランドの広い空間と高い安定性は安全運転と共に、乗る人すべてに安心と満足を提供します。
今後の展望と業界へのインパクト
新型エルグランドの発表は、国産ミニバン市場のみならず、ハイブリッド車・電動化技術の新たな幕開けを象徴するものです。e-POWERの進化により、「ミニバンでも電動化」の波が加速し、より多くのユーザーが快適かつ環境に配慮した移動体験を享受できる時代が訪れそうです。
同時に、日産のBEV(バッテリー式電気自動車)ラインアップでは、兄弟車「アリア」や「リーフ」も新デザインに刷新され、「日産BEVの新しい顔」として統一感のあるフロントフェイスが次世代のブランド・アイコンとなっていく見通しです。
まとめ:新型エルグランドに込められた日産の未来
日産新型エルグランドは、プレミアムミニバンの最高峰として最新技術を惜しみなく投入し、快適性・走行性能・安全性を高次元で融合させて誕生します。電動化技術e-POWERの新世代による環境負荷低減と上質な移動時間の両立は、これからのモビリティ社会の理想像そのもの。2026年度の発売に向けて日産が描く新たな価値創造に、国内外の注目が集まっています。



