佐藤浩市の息子・寛一郎、NHK朝ドラ「ばけばけ」で初の朝ドラ出演!三世代にわたる名門俳優家族が話題に
2025年後期から放送されているNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に、名優・佐藤浩市さん(64)の息子で俳優の寛一郎さん(28)が初出演し、多くの視聴者やネットユーザーの間で大きな反響を呼んでいます。「目元がお父様にそっくり」「お爺様(三國連太郎さん)にも似てる」という声が相次いでおり、三代続く俳優一家のDNAを感じさせています。
「ばけばけ」とは―急激な変化の時代を舞台にしたドラマ
「ばけばけ」は2025年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)第113作で、2025年9月29日から放送されています。幕末から明治へという激動期を舞台に、古い価値観や生き方、家族の絆を描くオリジナルフィクションです。タイトルの「ばけばけ」は「化ける」つまり「変わる」という意味で、時代や人々の暮らしが“化けていく”さまを描いています。
- 主演は高石あかりさん。モデルは小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻・小泉セツさんですが、原作はなく大胆なフィクションとして制作。
- 働く女性が急増したこの時代、主人公「トキ」一家は“笑えるほどの貧しさ”の中、それでも前向きに生きる姿が物語の中心です。
- 「結婚=幸せ」を問い直すテーマや、ジェンダー、家庭、明治という時代が抱えるリアルな社会課題も大胆に盛り込まれています。
寛一郎が演じる「山根銀二郎」とは?
寛一郎さんが演じる山根銀二郎は、主人公トキ(高石あかりさん)の「お見合い相手」という重要な役どころ。
鳥取県因幡の貧窮足軽の次男に生まれ、極貧の幼少期を過ごします。厳しい父のもと武士の精神を受け継ぎ、時代がどんなに変わっても信念を曲げません。趣味は浄瑠璃や怪談で、読むことも語ることも楽しみというユニークなキャラクター。
- トキと出会い、現代的な価値観に揺れる心や、家族や新しい時代に向き合う姿が共感を呼んでいます。
- 佐藤浩市さん、三國連太郎さん譲りの品格や表現力が、ネットでは「さすが三世俳優」と絶賛されています。
ネットを沸かせた“3世俳優”への反響
SNSや各種メディアでは、「お父様の面影」「目元がお爺様にクリソツ」など、佐藤浩市さん、三國連太郎さんとの顔立ちの共通点やオーラに注目が集まりました。
- 「やはり俳優一家の血筋。画面越しにも伝わる存在感」「声のトーンや雰囲気まで、お父さんそっくり」など、ファンや視聴者の声が多数。
- 一方、寛一郎さん自身もインタビューで「役者の家に生まれたメリットとデメリットは半々」「怖かった父も丸くなった」と語っており、家族から受け継いだ表現への思い入れも強くにじませました。
朝ドラで初めての挑戦、期待とプレッシャー
寛一郎さんにとってNHK朝ドラは今回が初出演。
本人も「父(佐藤浩市)がずっと背中で語ってきたこと」「自分に何ができるか、役と向き合いながら表現したい」とコメント。朝ドラ史上3番目の応募数から選ばれたヒロイン・高石あかりさんとの掛け合いにも注目が集まります。
主演・高石あかりの役作りと個性
主人公・トキを演じる高石あかりさんは、これまでアクション映画で殺し屋役など多彩なキャリアを積み、今作でも体当たりの役作りに挑戦しています。
「明治のリアル」「女性の自立」など時代背景を学ぶための書籍や資料を読み込んで、役に深みを与えているそうです。
さらに「ばけばけ」では写真ギャラリーや衣装にもこだわり、視聴者の楽しみを広げています。
物語の楽しさと、時代を描くリアリティ
- トキ一家の“笑えるほどの貧しさ”と、それを笑いに変えて生きる明るさがドラマの大きな魅力です。
- 同時に、結婚や家族という幸せの定義が揺れ動いた「明治のリアル」や、社会の変化のなかでの女性の生き方、雇用と貧困、地方都市の生活など、リアルな描写も話題です。
また、島根県松江市出身の佐野史郎さん(島根県知事役)ら、実力派俳優が地域のリアリティを支えていることも、物語の奥行きを生み出しています。
「化ける」とは何か?ドラマが伝えたいメッセージ
「ばけばけ」は、ただの時代劇ではありません。貧しさの中にユーモアを見出した家族、社会の変化の波に戸惑いながらも未来に進もうとする女性や若者――「人生も、人も、時代も、どんな姿にも化けられる」という力強いメッセージがこめられています。
名優一家の新たな船出として、そして日本の激動期の「リアル」と「笑い」を描くドラマとして、「ばけばけ」は9月の初回放送以来、多くの視聴者をひきつけています。
三世代俳優の新たな挑戦が、新時代の朝ドラに華を添える
佐藤浩市さんから三國連太郎さん、そして寛一郎さんへと受け継がれる俳優一家の伝統が、「ばけばけ」を通じて新たな世代へと伝わっています。今後の物語展開、そして寛一郎さんがどのような成長を見せるのか、朝ドラファンやドラマファンを問わず“必見”の注目作と言えるでしょう。
今後も注目!「ばけばけ」と寛一郎さんの活躍
全125回予定で放送される「ばけばけ」は、今後も日本の歴史や家族、時代の転換点を描きながら、多様なキャラクターが登場します。寛一郎さんをはじめとするキャスト陣の熱演、脚本の緻密さ、明治時代の世界観の再現にもぜひご期待ください。